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魔物使いの異世界大陸平定記  作者: ボルトコボルト
第一章 深淵の樹海
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第15話 ガリア町

野営地の朝、コボ1、コボ2を送還。


アキートが起きて来たので、ハピを召喚しハピの服について相談。


町に行けば服を用意出来る事を確認しハピは送還。


朝食後、野営地を出発。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

町に着く直前に盗賊を異次元収納から出して縄で拘束。

念のためライゾウも送還した。


ヒナが町に行きたがってたので召喚し一緒に町に向かう。


少し進むと町が見えてきた。

高い石の壁、大きな門。

町の中はあまり見えない。


門の前の行列に並ぶ。


ヒナ「町に行ける日が来るなんて夢のようだわ。」

「洞窟で貧乏生活おくってたもんね。」


ヒナ「うんうん、これから異世界生活をエンジョイするのよ。」

「あまり期待しない方が良いよ。」


鎧を来た衛兵が2名、槍を持って門番をしている。

村の門番より装備が充実している。


アキートが馬車を降りて門番と話をし始めた。

俺とヒナについて説明している。


アリアとレイクは傭兵ギルドの身分証明、アキートは商人ギルドの身分証明があるため無料で町に入れるが、俺とヒナは有料になるらしい。


俺とヒナの分はアキートが支払ってくれて、無事町の中に入って行く。


町の中は、石造りの建物や木造の建物が混在していた。


石が敷き詰められたメインの道は広く、馬車が余裕ですれ違える。

馬車や人が多く行き交っている。


盗賊達はレイクとアリアにお願いして、アキートと商会に向かう。


レイクとアリアは衛兵の詰所に盗賊達を連れていき、報奨金を貰い、奴隷として売ってきて貰う。


知らない旅人が盗賊を連れて行って揉めるのが面倒だったので、手に入れたお金を半分あげる事にしたら、喜んでいた。


ヒナ「奴隷!奴隷もいるんだぁ。さすがファンタジー!後で見に行こうよ。」


「購入しないよ人手はいっぱいいるし。」


ヒナ「え~、購入しようよー。獣人とかモフモフしたいよー。」


「しょうがないな~。可哀想になって助けたくなるからあまり行きたくないんだけど。」



アキート商会は3階建て石造りの大きめの建物だった。


アキートが馬車を商会の馬小屋に置いてきて、一緒に商会に入る。


商会では魔石や素材の一部を売った。

流石に全部は購入出来ないようだ。

また売りに来て欲しいと何度もお願いされた。


また売りにくる事を快く約束した。

ここしか売る伝がないし、冒険者ギルドはなんとなく信用できないし。


盗賊のアジトでゲットしたお宝?もあるけど次の機会だね。


売ったお金で家具や生活用品、調味料、食材を購入し異次元に収納。

(ハク、これどのくらい収納出来るんだろうね?)

ハク(分かんない。)

深く考えないことにしよ。

入らなくなったら考えればいいか。


もちろんハピを召喚しハピの服も数着購入したよ。

ハピ「う~、なんか違和感。」

「裸はいけないので我慢しなさい。」

普通の村人の服で背中から羽が出る様に加工している。


ヒナも服を数着購入して村人の服になっている。

売ったお金は半分以上は残っている。


商会で魔石や樹海について話を聞いた。

魔石は魔道具に必要で必需品。

最近は入荷が少なく高値になっている。


樹海ではゴブリンが大量発生しているため、ゴブリンにより魔物が乱獲されて町に入る魔石や素材が極端に少ない。


腕利きじゃないとゴブリンにやられる為、樹海に入れない冒険者が多く、腕利きでも逃げ帰る事が多い。


冒険者ギルド存続の危機のため、近々冒険者ギルド総力を上げてゴブリン退治に乗り出す。


村に来た最悪なCランク冒険者を思い出すよ。


ヒナ「冒険者ギルドには是非行かないとね。」

「え、行かないつもりだったけど。」


ヒナ「異世界転移の定番じゃない。行こうよ、行こうよ。」

「しょうがないな~。絶対、テンプレの問題が発生するよー。」

ヒナ「やっつけちゃえばいいでしょー。」


個人としては考えられないくらい売買の量が多かったとの事で大変喜ばれ、商会の3階にある客室に無料で宿泊させて貰う事になった。


商会の用事も一段落したので、昼食とその後図書館に行くため、商会を出る。


ヒナ「昼食は定番の屋台で謎肉の串焼きだわ。」

「ヒナも結構異世界物読んでたんだね。」


ヒナ「もちろんよ!詳しいよー。」

「そのわりに、DP使いすぎて詰みそうだったけどね。」

ヒナ「それは言わないでよー。」


昼食に屋台で謎肉の串焼きを食べた。

謎肉はフォレストボアの肉だった。

濃厚なタレに浸けてあり、結構旨い。

ヒナ「満足だわ。叔父さんそのタレ売ってよ!」

おじさん「ダメダメ!商売出来なくなる。」


おじさん「とは言っても、最近肉が入荷しなくて店を閉めるかも知れんがな。」

「ボアの肉をもってるよ。どのくらい欲しい。」


おじさん「え!本当かい。いくらでも買うよ。」

「とりあえず渡すよ、代金はタレでね。」


屋台から離れて周りから見えない様に異次元収納から、解体したボアの肉をいくつか多目に出して、おじさんに渡す。


おじさん「どこから持ってきた?」

「秘密だよ。」


おじさん「また入手したら持ってきてくれ。」

「気が向いたらね。」


タレをツボごと貰い屋台を後にする。


「次は図書館だ。この世界の異世界転移について調べたい。俺が何で樹海の中に転移したのか知りたいんだ。」


ヒナ「協力するわ。」


図書館に行き二人で調べたが、目新しい情報はなかった。


「異世界転移や異世界転生に関係する本は2冊しかなかったね。」

ヒナ「うん、知っている事ばかりだったね。勇者と魔王関係の本も物語しかなかった。」


「もっと大きな都市に行かないとダメかもね。」

ヒナ「今度行ってみよう。」


「まあ、機会があればね。ところで冒険者ギルドに行ってみる?」

ヒナ「行こう!」


「冒険者になりたいの?」

ヒナ「う~ん。そう言うわけじゃないけど。見てみたい。」


「異世界物でひっそりと暮らしたいって言って、冒険者ギルドに登録して失敗するパターン多いよねー。個人情報を知られる危険が大きい。」

ヒナ「そうだね~。今日は見るだけにする。」

タイトルに第○話を追加しました。


いつも読んでいただきありがとうございます。


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[一言] ひな舐めすぎでしょ。いうこと聞いてんのは惚れた弱みか?
2019/11/18 15:01 退会済み
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