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第24話 攻略は始まっております!

拙作をお読みいただきありがとうございます。


ないわぁ。

・・・うん。

ないわぁ。

確かに水中戦を想定しておくべきだと俺は進言したよ?

でも、ないわぁ。

「ヨシト! 現実を見なさい!」

エクリア、じゃあお前が乗るか?

「・・・・・・。」

ほら見ろ! 黙るじゃねぇか!

何で加速の化け物機<アクセラレーター>に乗る俺が水陸両用の試作機のデータ取りしなけりゃなんないのさ!

そもそもこの基地で需要なんてないだろう!

もっと別な基地でやれよ!

海に面した基地とか大河を臨む基地とかでさ!

「いえ、この水陸両用の機体は将来必要になります。」

リリア? どういう事?

「確かにここに建設される基地の近くには海も大河もありません。」

じゃあなんで?

「アーバック王国の基地です。」

「ここから先のアーバック王国の基地は大河に沿って点在しております。ここに配備する意味はあります。」

いやいやいや。

運河で運用データが取れないなら意味無いでしょう?

「ヨシト様。正直に約束事を守ってはアーバック王国の銭ゲバ姫にやられますよ?」

あのコックローチ姫が何するって・・・・・・。

ちょっと待て。

いま、なんて言った?

「正直に約束事を守ってはアーバック王国の銭ゲバ姫にやられますと言いました。」

・・・・・・。

はははははははは。

おい、まさか。

嘘だろ?

冗談だよね?

嘘だって言ってくれ!

「アーバック王国の大河で情報収集を兼ねて運用データを取ります。」

ギャース!!



「気を付けるのよ・・・。」

「御武運を。」

「帰ってきたら慰めてあげるから。」

お前らなぁ、この機体一機で何が出来るっていうのさ!!

「ヨシト様。」

レイチェルか・・・。何だ?

「この基地はアーバック王国を牽制する為の物でもあります。その為には詳細なデータが必要になります。機種転換訓練も無くその試作機を乗りこなせるのはヨシト様しかおりません。是非機体の運用データだけでなくアーバック王国の基地の詳細なデータも取って来ていただきたいのです。」

そうは言ってもねぇ。

この機体、水陸両用と謳ってるくせに情報収集能力と隠密性を優先させてステルス加工してるから武装と呼べるものがほとんどねぇじゃん。

敵に見つかったら逃げの一手だよ?

「そこを含めての運用データの収集なのです。収集したデータによってその機体は水中からの強襲機としたり斥候偵察をさせたりとヴァリエーションを揃える予定です。ですので是非データを収集してください。成功のあかつきには特務隊に新型のアシガルや無人偵察機などを配備して頂けるよう色々と便宜を図ってもらうよう確約済みです。」

・・・・・・俺の意思関係なくやるしかないのね?

「申し訳ありませんがお願いします。」

ハーイ。

水陸両用の試作機、ヨシト行きまーす。



アーバック王国のデカい河まで来ました。

勿論潜水しております。

アーバック王国はメルフィル王国の侵攻を考えて準備を着々と進めております。

地上だけは。

水中はなーんも無い。

センサー位あるかと思ったらそれすらない。

まぁ、ついこの間までここがアーバック王国とメルフィル王国の戦場になるなんて考えていなかったろうし、ましてや停戦協定結んだばかりでいきなり国境侵犯するなんて思っていねぇだろうな。

水中から侵攻される事なんて予想してねぇのか?

おかげで地形データの収集がはかどるはかどる。

もう、帰ってよくねぇ?



「ヨシト様の進言を聞いて調べた結果、アーバック王国は水中戦を全く意識してませんでした。」

「そりゃアシガルを水中戦仕様にすると莫大なコストがかかるからな・・・。」

「だから水中戦もこなせる水陸両用の機体を開発したと?」

「まだ、試作機の段階ですが運用データ次第では今後戦略の一端を担う事になります。」

「あの国を意識せざるおえないか・・・。」

「アーバック王国と同盟を結んでいる海洋国家が動こうとしていますから・・・。」

「この試作機の運用次第でメルフィル王国の命運が決まるかもしれないな・・・。」



エクセリオンに帰ってまいりました。

もうね、警備がザル。

アーバック王国の基地周辺のデータ取り放題。

罠なんじゃないかって思う位すんなりいった。

家も警備体制考えにゃならんか?

「今回が特別なだけです。」

ただいま〜、リリア。

「任務ご苦労様です。」

レイチェルもただいま〜。

今回は戦闘が無かったから無事帰ってこれたけど、これ戦闘には向かないぜ?

まさに情報収集の為の機体って感じだ。

「やはり改修は必須ですか?」

情報収集機としては優秀だと思うけど斥候機としてはまだまだかな?

何せシノビって言う斥候機を知ってる以上どうしても見劣りするからなぁ。

「シノビと言うと封印した機体の?」

そう、封印指定機体。

でも機体コンセプトとしては間違ってないと思うぞ?

「情報収集能力と隠密性を優先させてステルス性能の向上を計ると武装が貧弱になります。だからと言ってそれなりの武装をさせると今度は逆に情報収集能力と隠密性が犠牲になる。」

そういう事。

絶妙な加減が必要になるからかなりハイスペックを求められるぞ?

特に水中からの強襲を考えてる場合は武器も装甲もそれなりのモノじゃないといけないぞ? 一撃離脱だけならいけるかもしれないが。

「・・・一撃離脱ですか・・・。」

とりあえず集めたデータの解析をしようぜ?

誤字脱字ありましたら教えてください。

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