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第15話 立ち直ります!

いやー。驚いた。美人に次々と告白されるって経験初めてしたわ。

これ聞いた世の男性俺に向かって石を投げるだろうな・・・。

とにかく一人ひとり凝った告白するから返事も大変だった。

はい、お願いします。なんて味も素っ気もねぇ返事なんか許されそうもない位みんな真剣な眼差しでこっちを見るんだもん。

すんげードキドキした!

俺に勿論否は無い!

全部OKの返事です!

俺みたいな馬鹿にこんなにもついて行きたいって言うんだもん。

感動しちゃった。

イリーナの言う弱さを包み隠さず見せる強さってまだよくわからないけどとりあえず少しずつ俺の事話していこう。

俺、ひょっとしてちょっとだけ強くなれたかなぁ。



「折角の学生時代を勉強とバイト三昧で過ごすとは・・・。」

「青春って一度しかないんだよ!? 何、その暗い日々!?」

「もうちょっと遊んでもいいと思います・・・。」

「私ら並み暗い日々を過ごす奴がいるとは・・・。」

「いや、待て! これは天啓かも知れない!!」

「エクリア姉さん? どういう意味ですか?」

「人生はプラスマイナスゼロだ! 良い事があれば悪い事もある。その逆もまた然り! ヨシトは今まで悪い事だらけだった。でもヨシトにとっては私達と出会うための借財だと考えればつり合いが取れるはずだ! 逆に私達は醜女の烙印を押されたのはヨシトに侍るための謂わば手形の様な物だと考えれば辻褄は合うのではないか?」

何で俺の話がこんな風に茶請け話のようになっちゃったんだろう・・・?

不思議〜。

しかもエクリアさんの話にすんげぇ歓声が湧いた。

すんげぇ湧いた!

皆、なるほどって頷かないで!

その理屈だと俺、この後悪い事しか起こらないから!

「大丈夫よ。」

レアイナさん、それはどういう意味でしょう?

「エクリアの言う借財はこんな事で帳消しになるぐらいのマイナスじゃないわ。曾孫の顔を見てもまだおつりがあるわ。だから気にしないで良いわよ。」

それって暗に早く子作りしようって言ってません?

「理解が早くて助かるわ。以前言った事覚えてる?」

? 何でしたっけ?

「本気で惚れたら私の方から声をかけるって言ったでしょう? その時は嫌でもベットに連れて行くから覚悟しなさいとも言ったわ。」

!! あぁ! 言われた言われた。確かに言われた。

「今夜、貴方の部屋に行くから。」

突然何を!?

「女の私達が積極的に動かないと貴方はイリーナとしかエッチしないでしょう!」

いや、そんな事ないですよ?

「いーえ! このまま何もしないと絶対貴方はイリーナ一筋で行くわ! 確信がある!」

そ、そ、そんな事ないよ?

「因みに今夜の相手はイリーナも一緒だから。」

何ですと!?

「性欲絶倫の貴方にはこれ位必要と判断されたのよ。」

誰がそんな判断を!?

「イリーナに決まってるじゃない! 一人だと我慢して自分を抑えるから歯止めが効かない様に何人もで相手しようて事になったのよ?」

人を性欲の化け物みたく言わないでください!

「五回も六回もやって次の朝に三回も求める奴が何を言うのよ・・・。」

ぐはぁ!!

「言っとくけど避妊しようものなら咬むからね。」

何を!?

「ナニかを。」

あっ! イリーナ! 丁度いいところへ! このエロエロ美人お姉さんにちょっと説教してやってください!

「レアイナ隊長、きちんと体力温存しないと終盤まで持ちませんからペース配分を考えてください。そうしたら私の時のようにヨシトは不完全燃焼で終わらずに済むはずです。」

「ほらごらんなさい。御正室からのアドバイス貰っちゃったわよ?」

イリーナ!? ちょっと正気!?

「遅かれ早かれこうなる事は分かっていたわ。少し寂しい気もするけどヨシトの立場もあるし。」

俺の立場?

「沢山御胤をばら蒔いて子だくさんにならないといけないって事よ。」

! あぁ! そう言えば俺って純血種って言う存在だったわ!

でも、いいのかなぁ・・・。

「ヨシト。」

うん、何? イリーナ。

「私だけじゃないの。みんなが貴方の子を欲しがってるの。貴方を幸せにしたいから。」

! 俺、幸せになって良いのかな?

「当たり前でしょう!」

レアイナさん・・・。

「イリーナはよくて私はダメなんて言わせないぞ?」

あ、エクリアさん・・・。

「私もヨシト様のお子が欲しいです・・・。」

セリーナさんまで・・・。

「そうゆう訳だから頑張ってね? あ・な・た。」



俺ホントに色んな人に支えられて今生きてるんだな・・・。

・・・立たなきゃ・・・。自分の足で・・・。

・・・闘わなきゃ・・・。自分自身と・・・。

勝ち取るために!!

立ち直らなきゃ!



「はぁはぁはぁはぁはぁ。」

「ふぅふぅふぅふぅふぅ。」

まだ、したい・・・。

「ヨシト・・・少し安も?」

「そうよ! こっちはさっきから気持ち良くなりっ放しで足腰立たないんだから!」

い・や・だ。



「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」



大変満足な一晩でした・・・。

「黙りなさい! 獣!」

「・・・・・・。」

「イリーナを見なさい! あんなに求められて! 羨ましい、じゃなくて、酷い事出来るわねぇ! 動けなくなるまで普通する!?」

レアイナさん、いや、レアイナ。

「!! ちょっと、何よ、急に・・・。」

俺の赤ちゃん欲しい?

「!? ほ、ほ、ほ、欲しいけど!」

俺も欲しくなった。

「!!!!!!!!」

ホントに俺のお嫁さんになってくれる?

「なるわよ! なるに決まってるじゃない!」

ありがとうレアイナ!



ぐはぁ!!

何で毎回エッチの内容を公開演説するのよ!

しかもエクリアさんとセリーナさんが憎しみを込める様にこっちを見てるし。

イリーナとレアイナは得意満面だし!

「ヨシト!」

はい、なんでげしょ。エクリアさん。

「何故私達にはさん付けであの二人は呼び捨てなのだ! 差別の撤回を要求する!」

「そうです! もし、え、え、エッチの有無がその線引きなら今日にも私に御胤を下さい!」

「まて、セリーナ! それは独り占めと言うんだ!」

「エクリア姉さんだってホントは独り占めしたいくせに!」

ぷっ!

ぷははははははははははははは!!

「ヨシト! 何がおかしい!」

「そうです! 何がおかしいんですか!」

いや、なに!

俺ってホントに三国一の果報者なんだと思ったら嬉しくって!

俺、こんなに思われてるんだ!

いつまでも過去に囚われてちゃいけない!

肉親殺しの大罪なんて忘れる事は出来ない。

でも、それに囚われちゃいけない。

忘れない。でも、気にも止めない。

俺、立ち直ります!

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