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異世界へお引っ越し!  作者: にんにん
第五章 白露の海水浴
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大陸の支配者は白露?

 「ふぅ、この大陸に来てから何ヶ月かな?」


 「四日ですマスター」


 「思えば遠くまで来たもんだ、長旅もそろそろ終わりかな?」


 「いえ後一週間は可能かと」


 「ふぅ、飽きてきたな」


 現在白露はこの大陸の何にもなさに飽きていた、帰ろうかと思っているのだが何故かラスティが許してくれない。


 「ねぇラスティそろそろ帰っても」


 「さぁマスター、今日は西方を探索しますよ」


 「何をさ!」


 白露はラスティが何を調べてるのか分からなかった、そして


 「十号の情報ではお探しの物は西方にある確率が高いかと」


 「何号までいるんだよ!」


 ラスティは現在十号まで確認されている、と言うより何故増えているのか不思議だったが


 「マスター、この大陸に存在するダンジョンの制御を管理下に置いていけば私は増えますよ」


 「ああそう」


 ラスティの説明は簡単で、この大陸全てのダンジョンを管理下に置いたと言っている、白露からすればいつの間にだが


 「この大陸にどの様な国をお作りになりますか」


 ラスティが情報収集をしている間はマールとエリスが交代で白露の身の回りの世話をしていた、そしてこの大陸の国作りに意見してくるのだ。


 「私はこの様な国がよろしいかと」


 マールは近代国家、特に西洋文化溢れる国を参考にしろと言ってくる。


 「私はこの様な国をお作りになるのがよろしいかと」


 エリスはアジア圏の国を参考にすべきと訴える。


 「俺はこの大陸に住む人々の文化を尊重した方が」


 「「それではつまらないです白露様!」」


 白露の意見は尊重されてる様で全く採用されなかった。


 「じゃあ好きにすれば……」


 とここまで言いかけて白露は考える、二人に任せるのは無責任では、俺の庇護下に置いた国民の未来をしっかりさせなければと思い


 「いやここはしっかりするべきだ、俺はこの大陸に立派な民主国家を作るぞ!」


 「「えっ! 民主国家ですか?」」


 民主国家と言う白露を頂点にしない国家体制を容認するべきでは無いとマールもエリスも思ったんだが


 「ふふん、俺がこの世界を素晴らしい世界にするのだ!」


 白露は何故かやる気満々になってしまう。


 「白露様、流石に考え直された方が」


 「そうです、愚民に政治の決定権を任せるなんて愚かです」


 マールとエリスはやる気満々の白露でもダメなものはダメと言える部下である。


 「ダメだね、君主制の国はどこかで発展が止まる、俺が作り出す国は最高の国でなくては!」


 白露は何かのスイッチが入ったのか二人の意見を無視して動こうとするのだが


 「無理ですマスター」


 「えっなんでさ」


 ラスティがダメ出しをする、しかし白露もダメと言われて止まるわけには行かない


 「この大陸のものは字も読めませんし民主主義を知りません、そして」


 ラスティはこの大陸の民で最も人数の多い猫の獣人を指差し


 「あれが一番多い者達で」


 大あくびをしながら昼寝に興じる猫の獣人


 「あっちが一番少ない者達で」


 ラスティがケンタウロス族を指差す、ケンタウロス族はみんなの畑を一生懸命耕していた。


 「この様に多様性の国家と言えば聞こえは良いですが、人数が不均等で人種の習性が違いすぎる人々を民主主義と言う多数決で、為政者を決めるもので猫の獣人が天下を取ればまともな国家運営が可能と思われますか?」


 「えっ、えっと」


 白露は理想だけではダメな事をラスティに突きつけられる。


 「マスターは現実を見ずに物事を決めるので邪魔です、この大陸は我々四人で管理しますからマスターはイーグレットの主として大陸の覇権を握り下さい」


 「いや、でも」


 なんとか反論しようと白露は考えるがラスティが顔を近づけ


 「い・い・で・す・ね!」


 「は、はい」


 ラスティの勢いに頷く事しかできない白露であった。

 こうして白露は大陸の治世に何も口出さずに海岸で亀と釣りをする事しかやる事がなかった。


 「亀次郎、俺って王様というかあの子達のご主人様なんだよな」


 「そうですね、旦那はあの人達の主人であるんでしょうが、あの人達は自由ですからね」


 亀次郎は彼女達が少し苦手である、家にいる時も掃除の邪魔だからと池に放り投げられる。


 「はぁ、なんかよく分からないけど子供達もいなくなってるというか帰ってるんだよね」


 「そうです、おいらの背中のダンジョンと旦那の家が繋がってるとかなんとかで」


 「はぁ遭難してるとか焦ったのが馬鹿みたいだな」


 「そりゃおいらもですよ」


 最近白露と亀次郎は仲良し、いつも男同士の話で盛り上がる。


 「この大陸に来る為に乗り込んだみんなもいつの間にか帰ってるし」


 「先生、早く原稿ください」


 「あっうん」


 露美が白露に原稿の催促をする、白露は何故露美がここに来れるのか疑問に思い聞いてみるのだが


 「先生の家と繋がってるからじゃ無いですか!」


 と言う言い訳を信じ、そう言うもんかと思い気にしない様にする。

 こうして白露はこれからどうしようかと思い海を眺めるのだった。

 ストックが切れました。これからはブライザーと交互に更新していきたいと思います。つまり二日に一度の頻度の更新になると思います。

 これからもこの作品をよろしくお願いします。

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