↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界へお引っ越し!  作者: にんにん
第五章 白露の海水浴
86/106

鳥カフェ計画?

 レピアは四人の悪魔との戦いに参戦していない


 「何故ですか母上、あんな悪魔なんて私が倒してみせます」


 「黙れレピア、お前には無理だ」


 そんな問答を数刻した後に


 「ええい、レピアを閉じ込めておけ」


 「何故、私は戦えます!」


 彼女はハーピー族で唯一空を飛べない所為で狩りが一番下手くそで役立たずだった。

 ラピスにとって頭の痛い問題児で族長の娘の為に周りからも文句をあまり言われず、やりたい放題していた。

 そして今回、自分達を攻撃してきた悪魔に母親が連れられて行ったので酷い目に合わされると思い突撃してきたのだ。


 「私がやっつけてやる!」


 レピアは飛べないが、飛べないなりに戦い方を学んだのでそこそこ強い、地上だけだが


 「レピア、やめろー」


 ラピスがなんとかしようとするが、レピアのスピードはラピスより速かった。


 「てりゃーー!」


 レピアの攻撃は足の爪を利用したものだった


 「マスター!」


 「よいラスティ」


 白露の前に出ようとしたラスティを制して白露はレピアの足を素手で掴む


 「なに!」


 「元気の良い娘だな、だが挑む相手は考えた方が良いぞ」


 白露は特に力を込めず、軽くレピアを放り投げる。


 「いた!」


 レピアは尻餅をついて、白露を睨む。そこに


 「レピア!」


 ラピスがレピアの目の前に


 「母上、待ってくださいすぐにこいつらを」


 「バカ娘!」


 バシンとラピスの羽がレピアの頬を打つ、レピアは驚いた表情でラピスを見つめる。


 「母上」


 「何をしてるのだ、何をしてるのだ、全皇様になんで事を死にたいのか!」


 ラピスは震えていた、自分が殺される事より娘が殺される事が怖かった、だから


 「お許し下さい全皇様、私はどうなっても構いません、愚かな娘にも言い聞かせます、ですからなにとぞ、なにとぞ娘の命だけは」


 「母上なにを」


 白露はそんな光景を眺めながら、別に殺そうなんて思ってなかったがそれを許すと王としてどうなん? とも思っていた。何かいい罰はないかな? って考えていると


 「うむ許してやるのじゃ!」


 白露の背後からお許しが、とその声のする方に白露は向き


 「ヨシコよ勝手に決めるな」


 ヨシコがいつの間にか現れる。


 「そう心の狭い事を言わなくてもいいのじゃ、どうせ命を奪う気もないくせに」


 「まあそうだとしてもな」


 「いいのじゃ、それにハーピー族は忠誠心の高い部族なのじゃ、親玉殺すとめんどいのじゃ」


 ヨシコの助言? に白露は


 「そうか、しかしただで許すわけにはいかぬのだが」


 「むぅ、こっちの白露はめんどくさいのじゃ、ならば妾に裁定をよこすのじゃ、その代わり【シャルシャンの腕輪】を譲るのじゃ」


 「ほぉ、良いのか? コール家の宝ではないのか?」


 「あれはすぐに作れるのじゃ、それより妾はそこの幼体のハーピーが欲しいのじゃ」


 ヨシコの狙いはレピアだった。


 「そういう事か、まあいいコール家に少しは譲歩しておこうかな」


 「ふむ、ジジ様の言っておった魔王そのものなのだな白露は」


 「ふん、アテルが何か言ってたのか?」


 「優しいと言っておった」


 「そうか」


 白露は立ち上がりラピスに告げる。


 「此度のことは不満に処す、そしてハーピー族の処遇はそこにいるヨシコに全て任せる。ラピスよ分かったな」


 「はい、ありがとうございます全皇様」


 「母上、私は」


 レピアは納得してないようだが、ヨシコが


 「今日から妾のペットなのじゃ、亀の次に鳥なのじゃ、これで自慢できるのじゃ!」


 ヨシコは上機嫌、最近テレビで見たフクロウカフェを見てから鳥のペットが欲しかったのだ。


 「行くのじゃレピアといったものよ」


 「あれ?」


 レピアはいつの間にか縄で拘束されヨシコに連れられて行く、ラピスはなにが起きたのか分からずオロオロしていると、白露が


 「お前も行け、お前達の支配者はヨシコだからな」


 「は、はい」


 ラピスは慌ててヨシコ達を追いかける。


 「よろしいのですかマスター?」


 「不満か?」


 ラスティが少し不満気な表情をしていたので尋ねると


 「別に、しかしコール家に譲歩し過ぎでは」


 「そうでもなかろう、シャルシャンの腕輪をくれると言うのだ、このくらいなら破格の条件であろう」


 「マスターがそうおっしゃるなら、そうとして起きましょう」


 シャルシャンの腕輪、それは魔導を極めたと言われるコール家の宝具、それを手に入れたものは国を作り王となった、ドラゴンを倒し英雄となったなど人類史の中で名を残すものだったと言う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。