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異世界へお引っ越し!  作者: にんにん
第五章 白露の海水浴
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旅行に

 「そう言えば映画の公開日っていつだろ?」


 白露の呟きに


 「昨日ですよ?」


 「えっ?」


 「昨日ですよ、これは間違いなく伝えてますが」


 露美のそんな言葉に白露は


 「先生公開日まで間に合わないかもしれません、延期になっても怒らないで下さい」


 「えっ? いつなの」


 「来月です」


 「そんなに早いの?」


 「ある程度撮影は終わってたんですけど、先生がダメ出ししたから」


 「えっ? 俺が悪いの」


 「そんなこと言ってませんけど、先生の所為なので延期になっても怒らないで下さい」


 「ええ!」


 てな感じのやりとりがあって


 「でもやり直ししたから延期したんじゃ?」


 「さぁ? なんか何日も徹夜して強行スケジュールで撮り終えたと、関係者も驚くほどでした」


 「そうなんだ、映画って意外に早く撮れるんだね」


 「撮れませんよ、先生がプンプン怒るからみんな泣きながら撮影してたって噂ですよ」


 「そうなの、別に早く撮ることにこだわってないんだけど」


 「これ以上先生怒らせられないって、撮り終えた後みんな倒れたって有名ですもん」


 「そうなの、なんか悪い事しちゃったかな?」


 「そうです反省して下さいね」


 「うん、ごめんね」


 白露は映画スタッフに悪いことしたなー、と考えながら仕事に戻る。そして


 「いや露美ちゃんがわるいよね」


 そう言う頃には露美は


 「お昼行って来ます!」


 とのメモを残して消えていた。


 「もう、なんて編集だー!」


 そう叫ぶことしか出来ない白露だった。そして日が経ち、ゴールデンウィークのど真ん中に


 「では妾達は海に行ってくるのじゃ!」


 「うんうん、行ってらっしゃい白露ちゃんとヨシコちゃんを見とくんだよ」


 「分かってるよ母さん、母さん達も温泉行くんだろ」


 「そうね、あんたが金持ちで助かったよ」


 「そうだな、いい子を生んだよ、あっはっは」


 「はぁ父さんも、まあ親孝行だし楽しんで来てよ」


 「そうだな、ついでにお前の映画も観てくるよ」


 「うん、チケットは沢山あるからいっぱい観て来てよ」


 「白露様そろそろ」


 「うんラスティ、じゃあ行ってくるよ」


 「おう、気をつけるんだぞ」


 こうして白露達は海に向かう、今回海に行くのは白露、ヨシコ、ペス、ラスティ、妖精、亀、ヒロトである。


 「なんでヒロト君が?」


 「なんか分かんねえすけど先生の家経由したら異世界にも行けるみたいす俺達」


 「へぇー良いな」


 「いやー、ほかのメンバーは仕事っすけど、俺は休みっす映画の後なんで」


 「なんかごめんね、大変だったって聞いたよ」


 「たいしたことないっすよ、二週間家に帰れなかっただけっすよ」


 「うわー、映画って大変だな、これからはあんまり文句言わないようにするよ」


 白露は迷惑を掛けたなって反省してるが


 「何行ってんすか、先生の作品に妥協は禁物っすよ、これから何作映画になると思ってんすか」


 「えっ? まだあるの」


 「確か後5作ほどオーディションあったすね、全部受けたかったけど3作しか受けれませんでした」


 「オーディションなんだ、ヒロト君って人気のアイドルじゃないの? そう言う人はオファーするのかと」


 「先生の作品はオファーする事ないっすよ、業界の偉い人が信じられないほど真剣にオーディションしてるっす、事務所のゴリ押しが出来ないってマネージャーが愚痴ってたす」


 「そうなんだ、なんか大変だね」


 「頑張るっすよ」


 白露は映画って厳しんだなっと思いながらキャンピングカーに乗り込む、すっかり異世界の旅に出かけるのはキャンピングカーが御用達に


 「ところで妖精君はいつまでいるのかな?」


 「気にしないでよ、結構楽しくしてるから」


 「そうなの」


 妖精は白露の家に勝手に住み着き、夜は地下の部屋で寝て、昼は庭で遊んでいる。


 「あっヨシコちゃん」


 「なんじゃ!」


 「実は今回の旅行に孤児の子達を連れてくんだけど良いかな」


 「構わないのじゃ、確かレチュピアで保護した子達じゃ、たまに遊んどるからの」


 「えっそうなの」


 「ゲーム仲間じゃ、携帯ゲームが一つなので遊ぶのが大変なのじゃ、もっと買って欲しいのじゃ」


 「そうなんだ、考えとくよ」


 白露は思う、子供ってすぐ仲良くなるなって、孤児の子にも何か用意してあげないと考えながら孤児を保護する施設に向かう白露であった。

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