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異世界へお引っ越し!  作者: にんにん
第四章 リフォームと映画化
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モルモル陥落

 ロストランド北方地帯、それを更に北へ行くと鉱山国家モルモルがある。

 モルモルは鉱山国家として世界一と呼ばれる程の鉄保有量を持っていた。そしてモルモルは坑道を掘る為に各国の犯罪者や亜人奴隷を確保していた。


 「ロストランドが落ちた、そして亜人が威張り散らしてると」


 「はい陛下」


 「次は我が国と思うか」


 「間違いなく」


 モルモルは山に囲まれた国の為、天然の要塞として様々な都市が存在し、要する兵士も山で育った屈強な者達が多かった。

 しかし数が多いとは言えず、魔王軍の侵攻を食い止めるのは至難の技と言っていいほどだった。


 「各国に支援要請は?」


 「まず無理かと、立地的にはロストランドを通らねば我が国には」


 「そうだったな」


 そこにレチュピアがイーグレットに降ったとの報が届く


 「なに? レチュピアが、かホーレットでは無く」


 ホーレットはレチュピアとイーグレットの間にある国である。そして亜人の扱いが酷い国でも有名である。


 「レチュピアを落とす理由が分からんが」


 「いえ落とされたと言うよりは、同盟に近いかと」


 「どう言うことだ?」


 「はい、レチュピア王は他国、まあホーレットなどですが、彼の国から侵攻を受けていました」


 「なに? ホーレットはアホなのか、魔王軍と戦う前に人間となんて」


 「恐らく奴隷を求めたのでしょう、ホーレットに比べればレチュピアは小国も小国ですから」


 「それでかレチュピアも魔王軍に降った方が得と判断したか」


 「はい、ホーレット側は壊滅寸前だそうで」


 「えっ何故?」


 「魔王の配下の者にホーレットへ侵攻した軍を殲滅されたそうです」


 「なんと、ホーレットが負けたか、魔王軍の数は」


 「一人だと」


 そこで王は天を仰ぐ、魔王軍と戦うのはあり得ないと


 「レチュピアの現状はどうなのだ、魔王の支配下で人間はどうなる?」


 王は降伏するか徹底抗戦か決めかねていた、戦端を開けば間違いなくモルモルは滅びるだろう、しかし奴隷として生きるのならば戦って死んだ方がマシだと


 「それが」


 報告者は少し戸惑いながら


 「貴族はその地位を失います」


 「なるほど当たり前だな」


 「民は、間違いなく豊かな生活を送れます」


 「なに!」


 「魔王の治世は単純です、魔王以下は全て同じである事、逆らわなければ生活は確約されています」


 「そうか、だが降伏するなら各都市の貴族連中を黙らせられるか」


 「戦争で負ける前の降伏なんてありえませんから」


 「だが一度でも戦端を開けば民の命は保証できんぞ、相手が単騎で軍と戦える化け物相手ならば、我が国の利点も薄い」


 「ですが」


 その時、王の間に一人のゴブリンが


 「こんにちは、モルモルの責任者諸君」


 「何奴、どうやってここまで」


 王はいきなり現れたゴブリンに驚く、そのゴブリンは見た事ない格好(日本の量販店にある格安スーツを白露から与えられた様だ)をしていた。


 「何奴ですか、まあ簡単に言えばあなた方の新しい支配者ですね、どうやってなら単純です、正面から歩いてですね」


 「ぐっ、馬鹿にして」


 「馬鹿になんてそんな、まあいいでしょ、私の要求は理解してますね」


 「降伏か」


 「服従ですが、そもそも兵がいない国に交渉などやりにきませんからね」


 「兵がいない、どう言う事」


 バンと大きな音を立てて扉を開き駆けて来る兵士が


 「緊急につきご容赦を、陛下我が軍が魔王軍の侵攻を受け敗北、王都目前まで……」


 兵士はゴブリンを見て


 「馬鹿な、お前達はさっきまで!」


 「ふふふ、人間は遅いですね」


 この日モルモルが落ちる、白露の鉄道計画の為だけに

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