白露の計画
「俺の考えでは、交通網の整備こそ急務だね」
「交通網ですか」
白露は国のリフォームを考えていた。
「国を豊かにするのはいつの時代も物流なんだよ」
「物流ですか」
白露の考えは国は交易によって最大限に発展すると考えていた。それは土地によって得意分野が違うからである。
税を一定の穀物で接収するのは分かりやすく平等に見えるが、山岳地帯などの村などでは難しい、だからその他で税を徴収しても他の土地との穀物との違いを均一にするのは難しく、混乱を生みやすいし
「少数である立場の者は搾取されやすいのさ、特に中途半端な権力者に」
白露は基準を決める権利のあるものが少数から不当に徴収するのを止めたかった。その為に
「物流を活性化させ、この国を完全なる貨幣経済にする。そうすれば税を貨幣で徴収出来るし経済の判断で価値の平等化が生まれる」
「なるほど、確かに」
「もちろんこれにも欠点が無いわけでは無いけど、交通網をしっかり整備すれば、俺が考えるリスクは少なくなる、一部の商人だけしか行けない村なんてあったら搾取されるだけだからね」
「そこまで民のことをお考えで」
白露は深く考えてない、全て何となくの適当な政策を語ってるだけだがゴブリン達は白露万歳であった。裸の王様?
「それと列車構想を考えてる」
「列車ですか?」
「そうさ、今は商人が適当に運んでるだろ、それを国が肩代わりして運んでやるのさ」
「はぁ、国がですか」
「この世界の流通はリスクがデカイ、それを君達が軍と言うか国が肩代わりすれば安全にしかも大量に運べる」
「しかしそれは費用がかかりすぎるのでは」
「そうだね、馬車で運べはそうなるね」
「馬車では?」
「そこで列車だよ、決められたルートならば無類のスピードと量を運べる物だよ」
白露はゴブリン達に説明する、列車、汽車、電車の話を、その中で現在の技術でどこまで出来るのかゴブリン達は考える。
「材料があれば、鉱山が必要かと」
「無いの?」
「いえ、あるとは思いますが、しかし詳しい仕組みもわかりませんし」
「仕組みは大丈夫だよ」
白露は自信満々に
「パソコン先生は何でも知ってるんだよ」
白露はようやくこの世界に現代知識チートを活用する、第一弾は鉄道計画である。
こうして国家リフォーム計画は発動し、現場まで降りてくる。
現場の人間が考えたのは資材の確保である。
これに関してはかなりの鉄鉱山を持つ国への侵攻で確保が軍の中で決定する。
鉄道計画概要などは白露の計画を知った魔王配下のエンジニア達の無報酬の徹夜の計画書作成が作り、それに対する人的確保をイーグレット、ロストランド、レチュピアから広く募集し、その時期だけスラムが消える事になる。
そして、この案をぶちまけた白露本人は
「あっやべっ、映画の進行確認しとかないと、また変なことされたらやだもんな」
すっかり口出す原作者になってしまった。




