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異世界へお引っ越し!  作者: にんにん
第四章 リフォームと映画化
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この世界の情勢みたいな事

 闇の森があるのはエリポス大陸と呼ばれる世界最大の大陸でこの星の陸地の半分を占める。

 そしてエリポス大陸の最西端に位置するのが闇の森で規模的には地球で言えばヨーロッパほどの面積を要する、そしてその北方にスライムが生存する湖が存在する。

 そして闇の森から東のトルコほどの大きさの国がロストランド、そしてその南東に位置するのがレチュピアである。

 この世界で人の生存圏はエリポス大陸と南に存在する、スートバ大陸と周辺の島々であり交易も盛んである。

 そして北に位置する雪と氷が支配する大陸にミーコがいた魔族が住むロッキー大陸が存在し現在は人間の侵攻により、滅びを待つだけの死の大陸になりつつあった。魔王が現れるまでは

 そしてエリポス大陸の覇権を狙うのは世界にある二つの大国【神聖エリポス】【エリポスタン】である。お互いに大陸の名前を冠し、睨み合いの状態である。神聖エリポスは国土は広くは無いが、世界最大の宗教国家としてエリポス大陸のほとんどにその影響を待つ国であり、神聖エリポスに逆らえば神敵と認定され、滅ぼされるのを待つ事になる為に逆らえないのだ。

 エリポスタンは単純に最大の国土を持つ大国であり神聖エリポスの言葉を跳ね返す位には宗教に染まってはいない。

 エリポスタンの領域は地球で言うところの中国ほどであり神聖エリポスはイギリスほどである。

 その他にもグッテンダン、ベルサーチカ、ルルブルフ、エンドランなどの国々が有名であり、各国に英雄と呼ばれる戦士がいる。

 その中で一番有名なのはエリポスの大神殿にて召喚された勇者圭介、賢者ユキであろう、この二人は召喚されてから三年の月日です人類の悲願であった魔大陸であるロッキー大陸への侵攻、そして魔族を滅ぼす為にボスであった魔公爵アイムを撃退したのだ。

 次に有名なのはエリポスタン最強の戦士【バルタ】である、彼はエリポスタンの王であり将軍であり戦士であった。エリポスタンは数多くの国を併合していったがその際に逆らう者は斬り捨てると言った形で、噂では一人で五千の兵を打ち取ったとか

 グッテンダンにも有名な猛者はいる、冒険者として最高のSランクでエリポス大陸で災害と呼ばれる巨大な魔物を倒し英雄となった話は世界中で読まれる物語である。

 これが現在イーグレットに敵対する勢力であり、白露が対峙するべき敵である。

 そして白露はイーグレットの形をどうするかの会議に出席する。


 「えっと、ここまでが俺たちの国なんだね」


 「はい白露様」


 白露は地図に描かれているイーグレットの支配域を確かめる。そこには闇の森全土、その北方の湖、そしてロストランド全域にレチュピアが入っていた。

 レチュピアは白露の認識では同盟国であるが、ゴブ蔵が交渉という名の降伏勧告を受け入れた為に王を残したままの支配下となる、この際王を名乗ることを認められないのでレチュピア知事と名乗らされる事になる。

 ロストランドを管理するのは元王では無くイーグレットから派遣された者である。


 「なんか飛び地なんだね、ふーん」


 王がこういう事を言うと部下は頑張る事が度々あるもので、ロストランド、レチュピア、イーグレットで囲むように存在する国は結構あり、その全てが小国であったために一週間もしないうちに降伏を受け入れていた、ゴブリンは仕事が速いのだ。


 「とりあえず、みんなが何処に住みたいかだよね」


 「はっ、それは白露様の決定でよろしいかと」


 ゴブ郎は忠誠心が高いため白露が選んだ方が嬉しいのだが


 「ノンノンゴブ郎、君は分かってないよ」


 「申し訳ありません」


 白露の言葉に謝るゴブ郎、失言と感じどうしていいか分からない


 「ゴブ郎は戦士だからね、こう言う民衆の気持ちを軽んじすぎだね、ダメだよ君は将軍なんだからあ」


 「申し訳ありません」


 白露の言葉に支配者としての心構えを説かれて反省するゴブ郎、どうやら自分の考えが間違ってることは理解したようだが、何がいけないのかは分かってない。


 「ゴブ蔵、各種族の意見は」


 「はっ、森の方が良いと言う種族が多いですが、一部の獣人は平原が、一部の魔物が湖が良いと」


 「うん、それは問題なく出来るのかな?」


 「はい、人間の領域を狭めれば」


 ゴブ蔵は人間の事を一切考えてないが


 「それは良くないなゴブ蔵君」


 「はぁ、何がでしょうか」


 ゴブ蔵も良く分かってない


 「僕は王様なんだよ、王様ってのわね国民に最も奉仕するものなんだ」


 「それはおかしいです」


 ゴブ蔵反論する、王は尊い存在で臣民が忠義を尽くすものだと思っているのだ。


 「はぁ、ゴブ蔵いいかい? 王とは国とはだよ」


 「王とは国とはですか」


 「そうさ、国とは民のものだ。だからこそ民から搾取して国を豊かに出来る」


 「はぁ」


 「王とは国である、分かるかな」


 「それは分かりますが」


 「民を豊かにするから民から搾取出来るのが国である、そして王とは国であるのならば民を豊かにせねばならない、出なければ搾取も何もする権利がないんだよ」


 「はい」


 「王が義務を果たす、それは民に奉仕する事、民は義務を果たすそれは豊かな国にする事」


 「はい」


 「相互利益を辞めてしまえばどうなる?」


 「どちらかが苦しむのでは」


 「そうだよ、王が権利だけを唄えば唯の独裁者に、民が権利だけを唄えばそれは国で無くなる」


 「確かに」


 「権利とは権力である、義務とは何だろう?」


 「分かりません」


 「義務とは約束だ、こうするから権利を下さいと、約束を破るのはいつも良いことではないよね」


 「はい」


 「つまり最も権利を持つもの、権力を持つ者こそが最も義務を果たさねば、約束を守らねばならぬ」


 「はい」


 「では最も権力を持つのは誰だい?」


 「白露様です」


 「そうだね、だからこそ君達が嫌いな人間であってもこの国の民となったならば全てを豊かにする、それが王たるものの務めだよ、ゴブ蔵君」


 「は、はい、とても素晴らしい考えです白露様」


 ゴブ蔵が泣いて頷いている、ゴブ郎も同じく、白露はいいこと言ったとドヤ顔全開で踏ん反り返っていた。

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