神話
遥かな古代、それは神話の時代とも言えるほどの時代に世界を賭けた大きな、それは大きな戦いがあった。
片方は正義を名乗り、片方は魔を名乗った。
長き戦の果てを得てなお決着は付かず正義を名乗る者達は魔を名乗った者達を異世界に追いやった。
その後魔を名乗った者達の子孫は不遇を辿り、正義を名乗った者達の子孫は栄華を辿った。
だが決着がついたわけではない、それがお互いの認識であり、そして使命である。
正義を名乗る者達を子孫達は創造主と呼び、神と讃えた。そしてそれに従った者達を天使と呼び敬った。
魔を名乗る者達を子孫達は魔王と呼び讃えた。そしてそれに従った者達を悪魔と呼び敬った。
神には勇者と名乗る戦士がいた。その強さは人外で剣を振れば海が割れ、魔法を唱えれば大気が震えた。そして勇者は神に封印されたのである。
魔王には四魔超と呼ばれる配下が存在した。
一人目は、ルシファー
かつて天使であった彼女は魔王の偉大さに、その力を捧げた。
二人目は、千手
千の腕を持つ戦士である。彼女の持つ千の剣はありとあらゆる者達を断罪したそうだ。
三人目は、バハムート
竜王と呼ばれる、ドラゴンを騎獣とし絶対の魔槍グングニルを操る者。
四人目は、阿修羅
刀と呼ばれる武器を使い、彼女が刀を抜くとそこには死体しか無かったと言われるほどの達人
四魔超は魔王に尽くし、その力を存分にふるったが、ルシファーは次元の狭間に、千手、阿修羅は異世界に、そしてバハムートは地下深くへと封印された。
こうして次々配下を失った魔王は己が分身とも呼べる馬に股がり、自ら魔剣ダーインスレイブを片手に天使を倒していったが最後は神と相打ちになりその後行方知らずに
こうして神話の時代は終わり、やがて来る人の栄華、そして亜人の冷遇の時代に
その栄華は神の加護の元続き、人々は欲望を亜人達で満たし、そして人同士でも満たそうと争いが何度も起きた、終わる事なく永遠に
それはまるで呪いのように
そうして始まる世界の戦い、神と魔との戦い
と言う前振りをちゃんとして白露は地下へと落ちていく、その先に何があるのかは分かっていただけるかと、地下深くに落ちるのです。
「あーれー!」
まだ落下中の白露だった。




