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異世界へお引っ越し!  作者: にんにん
第三章 白露と地下帝国
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脱出地下帝国

 「くそー、許せないダンジョンマスターめ」


 白露は目の前のモグニンたちに向かってそう叫ぶ、モグニン達は闇の森や迫害される亜人達のための住処を作る為に地下の工事をしていたのだそうだ。それなのに憎っくきダンジョンマスターはその地下に勝手に罠を設置し、あまつさえモグニン達を地下に閉じ込め困らしてるらしい。


 「どこの誰だか分かんねえが外から来たんだろ、出口まで案内してくれねえか」


 モグニン達の訴えを


 「任せときな!」


 快く引き受ける白露、彼は現在


 『やべーよ、俺のせいだよ、やべーよ、バレたら殺されるよ』


 パニック中である。


 「よ、よーしこのダンジョンの罠はほとんど落とし穴だ、気を付けて進めば外に出れるぞ」


 「おー、そうなんですか」


 「そうだよ」


 「なんで知ってるんですか」


 「えっ?」


 白露失言である。しかし


 「こ、ここに来るまでに沢山あったからね」


 「なるほど」


 とりあえずこの場は誤魔化せたと出口に向かって出発する。地上に向けての道はモグニン達が知ってるので白露は罠を見分けるだけである。


 「止まって!」


 白露の指示にモグニン達が止まる、ちなみにずっとヤッホッホと陽気に叫びながらついて来るのでとてもうるさい、だが今言うべきではないと白露は先を急ぐ


 「よく見て、ここに糸が張られてるのが分かるか」


 白露は糸を指差しモグニン達に罠の見極め方を教える。


 「この糸を踏まないように進むと」


 白露が糸を踏まないように進むと、その先の罠に見事に引っかかる


 「ひひ、ブビートラップは二重が基本だね、ひひ」


 と君悪い笑い声を出しながら仕掛けた罠である。


 「ぐあ!」


 そんな彼は二重トラップの足くくり罠に掛かり宙吊りに


 「おわ、なんで罠に」


 モグニンが疑惑の目を白露に向ける、あれこいつ出口案内出来ないんじゃと、しかし白露は


 「分かったかモグニン諸君、これが二重トラップだよ、一つ目だけに気を取られらとこうなる、ふっふっふ」


 「なんと我らに教える為にわざと」


 「実物を見ないと分からないこともあるからな」


 白露はドヤ顔でモグニンに言う、まあ誤魔化しであるが


 「さ、さあ行くぞ」


 白露は宙吊りだが気にせず出発するモグニン達、白露はモグニン達が行った後泣きながらペスに助けられる。


 「やっとここまで来ただ」


 何度も罠に掛かりながらも何とか出口というか入り口に辿り着く一同、ちなみに罠に掛かったのは白露だけである。


 「ぐっ、や、やっと着いた」


 「あ、ありがとうございます」


 感謝を伝えるモグニン達


 「そう言えばお名前を伺っていませんでしたな」


 「俺かい、俺は白露、大城白露だよ」


 「えっ!」


 モグニン達は驚く、目の前の人物が魔王である事を、そんな事は知らずに白露は


 「よーし外に出るぞ!」


 そう出口に、さて白露は


 「やっぱり罠は一番気が緩んだ時に最高のトラップを仕掛けるべきだよね、うっひっひ」


 なんて事を言いながら、究極の落とし穴を仕掛けるぐらいには茶目っ気があるのだ。つまり


 「うぎゃーーーーーーーー!」


 底の見えない奈落へと


 「あれ?」


 唖然とするモグニン達を残して

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