地下へ
ゴブ郎は戦慄していた。
「誰だお前は、何故指揮をとる?」
ゴブリンジェネラルとして、ゴブリン最強としてゴブ郎は目の前の豪奢な服で着飾ったゴブリンに尋ねる。
「何? とはおかしな事を聞く」
「おかしい?」
「だってそうだろう、確かに貴様はゴブリン軍、いや魔王軍の指揮を取るものだろう」
「そうだが」
「だがいつ闇の森の開発を任された?」
「な!」
確かに白露から直々に指示されたわけではない
「だが貴様とて」
そこまで言ったゴブ郎は目の前のゴブリンの目を見る、そこに写るは自身に満ちたゴブリンだった。
「そう言えば名を言ってませんでしたね」
「名、だと」
ゴブリンの名付けには必ずゴブ郎が付き添っていた。だが目の前のゴブリンの事は知らない
「我が名はゴブ蔵、白露様より闇の森開発総責任者を拝命されたものだよ、ゴブ郎君」
ここに軍と文官の戦いが生まれた。片や常勝不敗の将軍、片や英知を司る公爵、魔王白露の一番の右腕はどちらなのか? ちなみに白露は
「いやー、ゴブ蔵便利だな」
かなり楽観的だった。
ゴブ蔵の働きは凄まじかった、白露の考えるダンジョンの為に各種族と話し合い、納得させる事に成功させる事何回になるか
「ここにトラップ仕掛けちゃおうかな」
白露は住みやすさより、攻略不能の最強ダンジョンを目指していた。
「うん? なんだこのスペース」
白露は闇の森の地下にスペースがある事に気づく
【モグニン族が拡張している様ですね】
「モグニン族?」
【陽気な穴掘り一族ですね、地下によく住みます】
「もしかしてヤッホッホとか言うかな?」
白露は直感でこいつらだと思う。
【はい彼らはヤッホッホと鳴きます】
「こいつらか!」
白露は椅子から立ち上がり、文句を言いに行く事を決める。
「安眠妨害なんだよクソどもめ」
白露は燃えていた、安眠の為に
「でどうやっていこうかな?」
【入り口は、ここですね】
示された場所は
「俺ん家の隣やんけ、てかゴブリンの巣やないか!」
灯台下暗しとは言ったもんである。
「行くぞペス」
「がう」
すぐさま洞窟から出て行く白露、その後でダンジョンさんは
【あっ、こちらから転移できますよ】
その声は届かなかった。
「くそ、深夜工事を辞めさせてやる!」
ちなみに白露が寝ているのは朝から昼にかけてである、かなりのダメ人間である。
「うおー!」
声を出してる白露だが頑張ってるのはペスである。
「ぐおーん!」
ペスは全速力で飛んでいた、よく分からないが白露が怒ってるからである。そして地下の入り口に突っ込む
ドガガガガガ
地面がえぐれながら白露は地下に侵入する。そして
「お前らか俺の安眠妨害してるのは!」
ちなみにモグニンがいるのはもう少し悪である。だから
シーン!
そんな音が聞こえてくるほど静かだった。
「あれ?」
白露は何もない空間に首を捻る。
「えーっと、あれ?」
白露が想像するより地下は広かった、そうこれこそダンジョンと言うほどに
「えーっと行こうかペス」
「がう」
一人と一匹は地下の奥へと進む、なんだかんだで白露のダンジョン探検である。ちなみに白露は気が付いてないが罠を設置している、自分で




