エピローグ
「リゾート地で有名なバワイが落ちた?」
「はっ!」
「あそこは領主が警備をかなり厳重に、しかも腕のいい冒険者も揃っていたはず」
「はい、しかし魔王軍の侵攻により」
「どれくらいで落ちたのだ」
「三時間、その場にいた貴族、大商人、冒険者も全て惨殺されました」
「あそこが三時間、規模は分かるか?」
「10人ほどと」
「何!」
その報告は信じたくないものだった、バワイはリゾート地である反面、海上軍事の要であり、陸軍ですらその他の都市を遥かに凌駕する、そして冒険者達が遊ぶ為に集まるカジノ、色町、それは金に余裕のある上位の冒険者が自然と集まっている最強の街であった、のに
「魔王軍とはそれほどなのか」
「大変です!」
「なんだ」
「闇の森に向かった勇者が惨敗、聖騎士デル様が殉職、勇者も片腕を失うほどの負傷を」
「あ、ああ」
「陛下!」
その報告を聞いたロストランド王は気を失ってしまう、ロストランド最後の王である彼は王位を失うまでベットから起き上がれないほどに憔悴していたという。
「あっ!」
白露はある事に気付いて大声を上げる
「どうしたのお兄ちゃん」
ナギが聞いてくる
「す、スマホが!」
「スマホが?」
「湖のもずくに」
「はぁ?」
白露はスマホを湖底に投げていたのを思い出す、現在スマホが無いのだ。
「ど、どないしよ!」
パニクる白露にナギは
「新しいの買えばいいじゃない」
「馬鹿スマホにはいろんなデーターが仕事関係のものだってあるんだぞ」
「別にバックアップしてれば」
「なんだバックアップって」
「えっ、お兄ちゃんスマホのバックアップ取ってないの?」
「?? ダメなのか?」
「ダメに決まってるじゃん、データバックアップ取ってないと落とした時大変じゃない」
「そうなのか」
「そうよ、大変大変!」
それを見ていた露美が
「はぁ、先生のパソコンのデータ管理も編集がしろってこういう事なんですか?」
「うん、何を言ってるんだパソコンは完璧だろ」
「はぁ、USBに移せるだけでしょう、確か前任の編集が先生のパソコン壊れた時はデータ復旧の為に大変だったと」
「???」
白露はコンピュータが苦手だった、作家デビューする時もパソコンの使い方を教えるのに頭を痛めたらしい編集が
『ネェネェ』
白露の下にスライムがやって来る
「なんだいスラン、今は大変なんだ遊ぶのは後でな」
スランは白露に勝手について来たスライム、白露は沢山いた中の一匹と考えてるが正確にはスライムの頭脳、リーダー、司令塔とかで全てのスライムを操る脳みたいなものである。
『コレ』
スランの体から白露のスマホが浮かび上がる。
「うお、コレは俺のスマホじゃないか」
『ガッタイ、ガッタイ』
「へっ?」
スランは最近テレビに流れる戦隊ヒーローのロボットがお気に入り、どうやらスマホと合体したつもりらしい
「え、えっとスラン、スマホを返してくれるかな?」
『? コレスラントイッショイッショ』
「えっと困るんだけどなスラン」
『ハクロ、ハクロ、スラン、スマホ、スマホ』
「えっ、スランがスマホになるのかい?」
『ウン、ウン、ソウシタラハクロトイッショ』
「えー」
ナギは白露を無視してスランのスマホ略してスマホを操作する。
「おー、お兄ちゃんこれ凄いよ、滑らかだし、画面割れないし」
「そ、そうなの」
こうして白露は世界初の流体画面式のスマホ(充電いらず)を手に入れたのだ。
「ま、まあいいか」
こうして白露の異世界生活はどんどん快適になっていき、人間達は恐怖に怯えるようになる。
「お兄ちゃん、ヨシコちゃんの学校は?」
「えっ?」
保護者の責任は春にやって来る。
これにて第二章 お向かいさんは……は終了します。今章は白露が異世界で何をやろうとしてるのかを書きました、まあスローライフ的なレジャー的な生活です(曖昧)
そして人間の悪い部分を出して白露の配下が戦うべき相手を書きました。
全体的に白露がアホに映るかもしれませんが、彼自身は優しい心を持つ一般的な人間です、それが異世界だからと言ってもレジャーを楽しむだけなのでコメディー調に書くとアホになってしまいました。
次の章は白露のダンジョン探検? みたいな話になり、白露以外は国を落としに行く予定です。
では第三章 白露と地下帝国 をお楽しみ下さい。
感想沢山待ってます。ブックマーク、評価してくださる方ありがとうございます。
いつもお読み頂く読者の皆様ありがとうございます
m(_ _)m




