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異世界へお引っ越し!  作者: にんにん
第二章 お向かいさんは……
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こんにちはお向かいさん

 「これ滅茶苦茶上手いですやん旦那」


 「そうかい」


 「ふぉー、なんじゃこの魚は脂がのっていてそれでいてあっさりなのじゃ!」


 魚介バーベキューを楽しむ白露達、いつの間にか亀も食卓に


 「そういや亀くん名前はあるのかい?」


 「名前ですか、名前は無いですね、おいらずっと一匹でしたから」


 「そうなんだ、亀くんはずっとこの湖に?」


 「どうなんですかね、長生きしていますから昔の事は覚えてねえですね」


 「ああ亀だもんね、何歳なの?」


 「今日で生後8ヶ月す」


 「生まれたてやん!」


 この亀、生まれたてのまだまだ赤ちゃんである。


 「なんじゃ、この亀もしかしてアーストータスなのじゃ?」


 ヨシコが亀の種類を言う


 「なんだいそのアーストータスって」


 「デカイ亀じゃ、一番デカイのは背中に国があると言うのじゃ」


 「へ、へー」


 白露、あまりの規模に言葉が出ない


 「そう考えるとこの亀は確かに赤子じゃの」


 「姉さん、おらぁ赤子なんですか」


 亀はヨシコを姉と呼ぶ


 「そうじゃ、まあアーストータスは五年で全長百メートル近くになると言う、赤子とてデカイものじゃ」


 「そうなんですかい」


 亀は頭をグリングリンしながらヨシコの話を聞いている。


 「まあいいじゃん、ご飯冷めないうちに食べな、デザートもあるよ」


 「「デザート!」」


 よく分からないがヨシコと亀は仲良くなっていた、現在仲良く用意していたプリンを食べて笑顔になっている。


 「ヨシコちゃんゆっくりしときな、俺はキャンプの用意をしとくよ」


 そうは言っても焚き火の準備程度で、それ以外はキャンピングカーで事足りるので、準備はすぐ終わり、白露は日が落ちるまでゆったりと読書を始める。


 「亀は浮かぶのじゃ」


 「へい」


 湖に背にヨシコを乗せて亀が浮かんでいた。そんな平和な光景にいつの間にか淹れたコーヒーを片手に優雅に過ごす白露だった。


 「起きるのじゃ、起きるのじゃ白露」


 「う、うーん、寝ちゃったかな、ごめんよヨシコちゃん」


 そう言って目を覚ました白露、既に日は落ちていて辺りは明かり無く真っ暗、白露は何も見えないとスマホの明かりを点けて、キャンピングカーに向かおうとした時に


 「あれ? なんかブヨブヨしてる」


 白露は身動き取れず、しかもブヨブヨする感触が消えない


 「へっ?」


 白露は辺りを見回すが何も無い、いや正確にはあるものが見えない


 「起きるのじゃ白露、スライムが出てきたのじゃ!」


 「す、スライム!」


 確認すると白露達は完全にスライムに囲まれていた、この湖には名前は無い、闇の森を越えなければたどり着けないから、険しい山々を越えなければたどり着けないから、そして


 「うぎゃー、苦しい」


 先住民のスライムを倒さなければならないから

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