執事は
「にゃーはやっと元の姿に戻れたにゃ」
執事姿のイケメンはアイムでした。
彼は主君である白露のすぐそばで仕えようと白露の寝室の前の部屋に勝手に住み着く、空いていたので気にせず居着いたのだ。
ドタドタドタ
階段を駆け上がる音がして、アイムの部屋のドアが勢いよく開かれる。
「お前は誰だ!」
そう白露が叫ぶのでアイムは誰かがいるのかと思い後ろを向くが誰もいない
「いやいやいや、お前だよ、執事姿の君だよ」
「にゃーですか白露様?」
「にゃー?」
その声に引っかかる白露
「にゃーはミーコにゃ、忘れましましたかにゃ?」
執事姿のイケメンはミーコと名乗る。
「えっ? ミーコなの?」
「ハイにゃ」
「えっ、ミーコ猫じゃないの?」
「正確にはにゃーは魔人にゃ、白露様の従魔にゃ」
「あっ、そうなんですか」
「ハイにゃ」
白露はしばらく呆然として
「まぁ、異世界だしこんな事もあるのか」
そう納得して
「ミーコでも勝手に部屋に住むのはダメだぞ、ちゃんと許可を取ってくれ」
「申し訳ないにゃ、にゃーはご主人の近くが良かったにゃ」
「むぅ、そう言われると弱いな、まあいいか、でこれからはその姿で生活するの?」
「いえ普段は猫の姿で、この姿は魔力を食うので」
「そうなんだ、でもこの部屋殺風景だから後で家具を入れなきゃ、希望はあるかな?」
「いえ、ご主人の手を煩わせは致しませんにゃ、家具もゴブリン達にお願いするにゃ」
「そうなんだ、でなんで執事姿のなの?」
ずっと気になることを訪ねる白露
「これですか、私めはご主人にお仕えする身、この姿でいるのが適切かと」
「なるほどね、でもミーコはイケメンだな」
アイムは黒髪をビシッと整え、切れ目の爽やかな顔をして、身長も白露より高く、すらっとした優等生タイプのイケメンだった。
「お褒めいただき感激ですにゃ」
白露は執事としてビシッと決めており、動きも洗練されているミーコが語尾に、にゃ、と付けるのが面白くて仕方なかった。そしてこの部屋の主に納得して
「じゃあねミーコ」
「ハイにゃご主人」
そうして階段を降りる
「そうか流石異世界の猫だな、まさか執事になるとは」
そう思いながらリビングでお茶を飲む、そこでは両親とヨシコが遊んでいた、どうやらオセロをしているらしい
「はっはっは、ヨシコちゃんは強いな」
「ふっふん、そうなのじゃ妾にかかればこんなものなのじゃ」
ヨシコはずっと笑顔でいる、どうやら親への愛に飢えていたのだろう、白露はそんな平和を楽しんでいた。
「って後メイドと馬が居た!」
そう言って駆けていく
「なんじゃ? 白露は騒がしいの」
「確かにあの子は騒がしいな」
「そうね、もう大人なんだから落ち着いて欲しいものだわ」
白露の両親が困り顔でそんな感想を言う。
「はぁはぁはぁ、さてここにメイドが居たな」
そう言って白露はドアを開ける、すると
「きゃあーーー!」
「うわぁー、ゴメンなさい」
そう言って白露はドアを閉める。彼が見たのは着替え中のメイドだった。
『着替え中か、悪い事をしたな、本当に、でもすげーいい体してたな!』
そう考えながら白露は下に降りて、仕事部屋へ
「ふぅ、仕事でもするか」
そうして白露は仕事に勤しむのだった。




