バーベキューの日
「と言うわけで新しい住人だ」
「ヨシコなのじゃ!」
「あれ? あの長い名前は?」
「あっちより、ヨシコのが良いのじゃ」
「そうなんだ」
「わん!」
そんなやりとりを目の前に露美は
「うゎぁー」
ドン引きしていた。
「怪しい怪しいと思ってました、いつまでも私の部屋に夜這いに来ない理由が」
「えっ?」
「ロリコンのど変態だったんですね、先生」
「えっ?」
「ああヨシコちゃんこっちに来てください、私が変態の先生からあなたを守ります」
「のじゃ?」
ヨシコは露美に引き寄せられ、抱きしめられる。
「ヨシコちゃんに指一本触れさせません、このロリコン!」
「誰がロリコンやねん!」
「わん」
と挨拶を済ませ、新たな仲間をみんなに紹介する、ペスである。
「なんと、ドラゴンを配下にしてしまうのか流石白露様だ」
「にゃう」
『みんなに驚かれた、ゴブリン達は俺が連れ去られた時に必死に探し回ってくれたそうなのでペスの紹介の時に慰労の為のバーベキューを開催する、魔物だけど良い奴らばかりで俺の異世界生活は順調だな』
白露はそう考えながら肉を焼く、ひたすらに、だけど彼らに一番受けたのは最後の焼きそばだった。
「先生、こっちもお願いします」
今回は白露の家に全員を招待して庭で行われた、ゴブリン達は恐縮しながらもとても楽しんでいた、その事が白露を喜ばせる。
「わん!」
「おーペスちょっと待ってろよ」
何故かペスは白露の家に入ると彼のよく知る柴犬のペスになっていた。流石に白露も驚いたがよく考えたら都合が良いので
『まあ良いか、風呂に入れよ』
と風呂場でペスと格闘していた、その後にミーコと喧嘩したらどうしようと思ったが凄く仲良く遊んでいたので白露は一安心
『な、なんだ、やめてくれドラゴンよ』
今も戯れて遊んでいるのを微笑ましく白露は見ていた。
「いやー、動物のいる生活は良いな」
この家を買うまでマンション暮らしだったので、憧れていたのだ。
「実家なら飼えてたんだけど、田舎過ぎるからな」
白露の実家は電車がいやバスが1日に数本のど田舎と呼ばれる場所にあった。
「売れて家買って、広い庭つきだもんな、成り上がったな、あっ! 俺実家に帰れない」
ここで白露はそんな事実に気づく
「あー、どうしたもんかな?」
と悩んでるとピンポーンとチャイムが
「あれ誰だろ?」
目の前で酔い潰れてる露美を無視して玄関に向かう、そして玄関を開けると
「あっお兄ちゃん久しぶり!」
「元気にやってるか白露」
「ちゃんと食べてるの白露」
「ナギ、親父、母ちゃん、どうして?」
玄関を開けると白露の家族が立っていた。




