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異世界へお引っ越し!  作者: にんにん
第六章 もうすぐ夏休み
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初島天空の異世界旅その三

 初島天空はとある町で冒険者と呼ばれる職業に就いていた。


 「おい天空、今日も稼いで来たそうじゃねぇか!」


 「まあな、オークの巣があってラッキーだったぜ」


 「あはは、オークの巣があってラッキーって、そんなのお前だけだよ」


 オークの巣なんてあれば国の軍隊が動くレベルである。それを稼ぎの良い狩場程度にしか認識してない天空は規格外の存在だった。


 「しかし最近魔物のレベル上がって来たよな」


 「そうなのか?」


 「天空には分かんねえかもな、強すぎて多少魔物が強くなっても気になんなもんな」


 「あはは、ちげえねえ」


 笑っているが天空以外の冒険者にとっては死活問題である。その中で必ず話題になるのが


 「やっぱり魔王の存在がな」


 「ああ、既に何国もの国が滅ぼされている。知ってるかそこの国民は死ぬことすら許されず地獄の世界があるそうだ」


 「ああ、知り合いがあの辺に住んでたが今じゃ完全に連絡が取れないよ」


 「くそ、魔王さえいなければ」


 飲みながら話すのは魔王への悪口だけ、しかし彼らは魔王をどうする事も出来ない、力不足なのは間違いないから


 「そうなのか、そりゃあ潰さねえとな」


 しかし天空は違う、彼は勇者なのだ魔王と戦う力はある


 「おいマジか天空、魔王退治にいくのか?」


 「まあ潰さねえとなお前ら困るんだろ、俺も魔王なんて踏ん反り返る奴は嫌いだからな」


 「おお、マジか天空、お前ら天空が魔王やっつけてくれるってよ!」


 「「「うぉーー」」」


 盛り上がる酒場、そして沸き起こる天空コール


 「へへ、任せとけ」


 そして次の日天空はその町から消えてしまう。ほとんどのものが大きな事を言って恥ずかしくなって逃げたと思ったのだが


 「さて魔王っていうのはどんなもんかね」


 魔王退治に向かう、彼は思い立ったが吉日と言わんばかりにその夜のうちに出発したのだ。

 そんな彼の旅は順調だった、大陸の端から旅をして反対側のイーグレットまでの旅を

 現在は大陸中央よりエリポスよりの場所にある砂漠の横断中。


 「あっちぃなー、はぁ砂漠は苦手なんだよな」


 そうは言いながらもスイスイ進む天空、彼は冒険者として稼いだ金でラクダを買って砂漠を渡る。


 「異世界でも砂漠は砂漠だな」


 全身をマントで覆いかぶさり、砂の上を歩く

 出てくる生き物は魔物なのだが天空にとっては食料にしかならない


 「魔物っても生物だよな、動物と何が違うんだ?」


 天空はよく考えないで行動して、時たま疑問に思う事を口にして


 「まあいいか」


 一人納得する、そんな工程を5日過ぎた頃に砂漠を抜ける。


 「やっとか、そしてここからがイーグレットって国の勢力圏って訳だな」


 イーグレットは白露の知らぬところで拡大路線、大陸中央に存在する大砂漠を人類との境界線に至るまでになっていた。ゴブ郎は頑張りすぎである。


 「さて、魔王軍ってのはどんなものかね」


 天空はテンションが上がっていた。なんだかんだで彼は戦闘民族なのである、平和な日本に生まれたのが不思議なほどに


 ポー! がしゃん、ガンガン


 「なんだ?」


 大きな音がする、そして


 「これは線路か?」


 すると黒い塊が高速で天空の目の前を通過する。それは


 「汽車だと?」


 天空からすれば旧世代の技術だが、今まで天空が見て来た異世界の技術ではありえないほどの技術である。


 「へぇー、なんだよ魔王様のお膝元は進んでるね」


 軽い口調で感心しながら人里を目指す、天空が聞いた話ではこの辺は人類の国があった場所であり、人がいるはずと調べに行こうとしていた。


 「なんだいこれは?」


 そして天空が見つけた人の町で見たものは

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