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異世界へお引っ越し!  作者: にんにん
第六章 もうすぐ夏休み
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ナギの部活メンバー

 今日はナギの部活のバーベキュー会の日


 「へぇ、ここがナギの家か? 豪邸だな」


 「そうねナギちゃんお金持ちなのね」


 少し男勝りに見えるショートカットの女の子とおっとりとしたヤマトナデシコを想わせるロングヘアの女の子


 「部長も副部長、こっちですよ」


 彼女達はナギの部活の部長と副部長らしい、その後ろで


 「ナギちゃーん、ここがナギちゃん家なんだヤッホー!」


 「もうヒサは落ち着かないな、人様のお宅なんだから礼儀正しくね」


 後ろに更に二人の少女がやって来る。一人は小柄で子供っぽい女の子、一人は眼鏡を掛けた如何にも優等生といった感じの女の子


 「先輩もこっちですよ」


 ナギの部活のメンバーはナギを含めて5人らしい、すべてのメンバーが庭に集まる。


 「ようこそおいで下さいました。私は今日皆様のお世話をさせていただくマールと申します」


 「えっ嘘、メイドさんがいる」


 「マジかナギの家、すげー金持ちなんだな」


 マールの登場に騒ぐメンバー達


 「家と言うより兄貴が金持ちなの、なんか売れっ子の作家さんなんだって」


 ナギはそう答える、その言葉にはしゃぐメンバー


 「へぇ、凄いんだねお兄さん、何を書いてるの?」


 メンバーがナギに質問する。ナギは最近映画になった。


 「傷の正体ってやつ……」


 「エーーーーーー! 嘘、嘘、本当に、本当にナギちゃん!」


 優等生風の女の子が騒ぐ、ナギの肩を掴んで揺さぶる。


 「あわわ、ちょっとヒトミ先輩落ち着いて」


 ナギが止めてと言うがヒトミは御構い無しに、そうとても興奮している。どうやらヒトミは大城白露のファンらしい。


 「だってナギちゃんのお兄さんが、あの、あの大城白露先生なんでしょー、そういえば、そういえばナギちゃんの名字も大城じゃない!」


 「あわわ」


 ガクガク揺さぶられナギは何も出来なくなっている、これだけ揺さぶられるとナギがリバースしてしまうほどに


 「ちょっとヒトミちゃん落ち着いて、そんな揺さぶったらナギちゃん何も喋らないわよ」


 副部長の女性がヒトミを落ち着かせようとする。


 「はっ! そうでしたケイコ先輩」


 急に揺さぶられるのを止められたナギはその勢いで倒れてしまう。


 「あう!」


 「あ、ごめんなさいねナギちゃん」


 ナギに謝るヒトミ、解放されたナギは起き上がる。


 「もうヒトミ先輩激し過ぎです」


 「はは、ヒトミは小説関係になると見境ないからな」


 部長が軽口を言う、部長さんはあまり細かい事を気にする女性ではないようだ。


 「あはは、ヒトミ酷いんだ、ナギちゃんかわいそう! あはは」


 ヒサは大爆笑と言った感じで笑う、そんな時に屋敷から白露が挨拶にやって来る。


 「ようこそいらっしゃい、私はナギの兄で大城白露だよろしく」


 少し偉そうに挨拶する。実を言うと白露ひたいへん緊張していた。


 『ふわー、JKだよ、どうしよう』


 彼は女子高生が少し苦手だった。


 「白露先生だ、わぁ、わぁ」


 ヒトミが目を輝かせて白露の目の前に


 「えっ?」


 ヒトミは白露の手を強引に両手で握り、ブンブン上下にさせる握手をする。白露本人が現れた事で興奮がぶり返したようだ。


 「えっと」


 「きゃー、本物だ、本物だ、本当にナギちゃんのお兄さんなんだ、先生私の事覚えてますか、この前の去年のサイン会に行ってたんですけど……」


 この後ヒトミが落ち着くまで時間がかかることになる、普段なら止めに入る他のメンバーも


 「きゃー、なんで、なんで、どうしてフォーリンフォースのメンバーがいるの!」


 ケイコが鼻血を出しながら興奮する。彼女はお盆と大晦日にあるとあるイベントにフォーリンフォースが仲良くする漫画を書いて参加しているのだ。みんなには秘密だけど、バレバレではあるが


 「ニャンコだ!」


 ヒサは猫を発見する。その動きは素早くあっという間に猫は捕まってしまう。もちろんその猫はアイムである。


 「お前達、落ち着け人様の家だぞ」


 部長が落ち着くように言うんだけど、そんな部長も


 「きゃー何この子可愛い!」


 「うお、なんじゃおぬし、何故いきなり抱きつくのじゃ」


 バーベキューに参加しようとやって来たヨシコに夢中になっている。どうやら部長さんは小さい女の子が大好きみたいだった。


 「うーん、本当にこの部の人達は個性的ね」


 ナギはいつも思う事を呟きマールと一緒にバーベキューの準備をするのだった。

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