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小さな玉手箱【二百文字小説集】  作者: つるめぐみ
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臨時休憩所

 通勤が大変だったので会社の近くに引っ越した。

 大荷物なので大変だ。猫の手も借りたい。

 そんなことを考えていると同僚が応援にきてくれた。

 いざという時の友はありがたい。予定よりはやく片付けられて感謝した。

「引っ越し祝いに飲もうぜ」

 同僚の手には大量の缶ビール。

 それが目的かよと思いつつも好意にあまえる。

 終電ちかくなると、同僚は帰り支度をしながら言った。

「明日もくるからな」

 お前のために引っ越したんじゃないって。

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