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小さな玉手箱【二百文字小説集】  作者: つるめぐみ
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補助付き優越感

 休日は食材を買いだめする日。

 何故なら平日は仕事で忙しく、ゆっくりと買い物をする時間がないからだ。

 それなので必然的に荷物が多くなる。

 しかも帰りは急坂をのぼらなくてはいけない。

 息切れしながら坂をのぼる私を、平気な顔で追い抜いていく年配女性。

 荷物の量はほぼ同じ。乗っていたのは電動自転車だった。

 その数か月後、私も電動自転車を購入した。

 抜かれた坂で自分より若い男性を抜く。

 荷物の量はほぼ同じ。ああこの優越感。

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