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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのに〜 48

「リリス。嘘はやめろ。嘘は……」

 ドラナは、少しだけ呆れた表情だった。


「なんて言いながら、思いっきりフォローしてくれたじゃん」

 リリスはニヤニヤ笑っていた。


「ま、まあな……」

 ドラナは苦笑していた。


「あたし、これ以上……奥さん増えるのは……イヤよ?」

 流し目を送るリリスの耳は、真っ赤だった。


「心の底から……同意する……」

 聞かされたドラナの耳も、真っ赤だった。




 それを見せられていた、女性神官戦士たちの内心の声は、きれいにそろっていた。


“貴女たち、昨夜(ゆうべ)……いったい、なにがあったの?!”


 昨夜のあれこれは……秘密である。




「でも、あの子たち……バルナスにちょっかいかけたり……しないよね?」

 リリスの呟きに、ドラナも周囲の女性の神官戦士も、一瞬で青ざめた。




「命知らずがそろっているとは言え……」

「さすがに……」

 彼女たちの内心は、きれいにそろっていた。


“昨夜のジュールちゃん……見てない馬鹿が……暴走したら……死ぬな……”




「ドラナ!」

「まずいなんてもんじゃないぞ!」


「女の子たちを集めて!」

「今すぐ!」


「部屋にいる子も、お手伝いしてる子も、全てよっ!」


 中庭は、一気に修羅場になった。行動の速さが、神速なのは……苦笑しか浮かばないが。


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