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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのに〜 47
「リリス、いいなぁ……」
小さな女の子が、リリスのことを羨ましそうに見ていた。
「あたしも、レイブンのお嫁さんに……なりたい……」
リリスは視線でドラナを制した。そのまま、小さな女の子の肩をつかみ、目を見ながら言った。
「よく聞いて……」
「う、うん……」
小さな女の子は、真剣な表情だ。
「あたしも、ドラナも、レイブンに、お嫁さんになってくれって言われたのよ? 貴女、言われた?」
「えっと……言われて……ない」
「それじゃ、お嫁さんにはなれないわね」
リリスは冷たく突き放した。
「それに……」
ドラナが真剣な表情で、続けた。
「いい男に捕まえてもらうより、いい男を捕まえた方が……」
ドラナは獰猛な笑みを浮かべた。
「ベッドの上で、優位に立てるぞ」
「!!!」
全員が獰猛な笑みを浮かべた。小さい女の子も、大きい女の子も、全員である。
「いい獲物は、早い者勝ちだぞ」
ドラナが煽った。
「こんな所で、油を売っていて……いいのか?」
女の子たちは、獲物を求めて、中庭に散っていった。実に、戦神神殿らしい光景だ。




