↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/55

ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのに〜 41

「レイブン、バケモノとは思ってたけど……予想以上のバケモノじゃん……」

 性悪猫リリスは、日陰で観戦していた。

 水分補強用のワインの樽を台車で運んできて、給水係をしていたのだ。現在は、別の子供に代わっていて、ちょっとした休憩時間となっていた。



「あたしたち神官戦士や兵士と、レイブンみたいな傭兵は……戦う目的が違うからな。模擬戦じゃあ、傭兵に勝てないぞ」

 神官戦士ドラナが答えた。さっきまで同僚の女性神官戦士と模擬戦を繰り広げていたのだが、水分補給に来ていたのだ。そのまま、リリスの隣で観戦していた。




「戦う……目的?」

 リリスは、コテンと首を傾げた。角度とタイミングを、完璧に計算している。清々しいまでに、あざとい。


「傭兵は、カネの為に戦う。神官戦士や兵士は、信徒や町を守るために戦う。ここまでは、いいか?」

 ドラナは、リリスのあざとさを完璧に無視した。


「ドラナが、かまってくれない……」

 リリスは、必殺技が通じないので膨れてみせた。


「ドラナ。遠い。だっこ」

 両手を上げて、だっこを要求した。


「リリスは、甘えん坊だな。カワイイぞ」

 ドラナは、リリスを抱き上げた。嬉しそうな様子だ。




「で、なんでみんなの攻撃は、レイブンに通じないの?」

 ドラナの腕の中から、リリスが尋ねた。


「戦う目的の違いが、剣の振り方の違いになるんだ」

「???」



「ちと、説明を省略しすぎたな(はしょりすぎたな)」

 リリスの様子を見て、ドラナが苦笑を浮かべた。


「最初から説明するぞ」

「お願い♡」

 リリスは、キラリンと瞳に星なんかを飛ばしてみた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。