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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのに〜 31

「リリスちゃん……」

 ジュールが心配そうに声をかけた。

「ドラナお姉様を、あまり煽ってはいけませんよ」


 続く言葉は、なかなか辛辣だった。

「弾みで……殺されてしまう可能性が、ありますから……」


「こ、殺さないぞっ!!」

 ドラナが抗弁していたが、全員が無言だった。生暖かい目で、ドラナを見つめている。


「ちょっと待て!!」

 ドラナが吠えた。


「ひょろひょろ2人(バルナスとジュール)ならともかく、戦士とドワーフ(レイブンとガロン)に、言われる筋合いは……無い!!」


「ドラナ……」

 レイブンは、残念な子を見る目をしていた。


「オレは傭兵団出身だから、あんまり他人(ひと)のことは言えないが……」


「ガキのころから、冒険者として、街に出てたぞ」

 エールを一口。


「お前、冒険者の経験……無いだろ?」




 ドワーフのガロンが、畳み掛けた。

「ワシが、何年人間世界で生活していると思っておる?」


「お主の祖母(ばあさま)が、生まれるより……前からじゃぞ」


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