↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/55

ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのに〜 30

「レイブン、酔うと……たちが悪くなるよね……」

 魔術師バルナスは、呆れた様子でエールに口をつけた。

“レイブン、本能のままで生きてるからな……”


「無意識の褒め殺しに……ボディタッチが追加ですから……」

 神官のジュールは、苦笑していた。

“レイブン様……お部屋まで……我慢できるのでしょうか……”


「特に、ドラナみたいなタイプには……効くからの……」

 ドワーフのガロンは、楽しそうだった。

“ここで、始めるなよ……”




 レイブンがドラナのオデコにキスを落とした。

「ドラナ、カワイイぞ」

「!!!」

 ドラナは、完全に固まっている。




 そんな甘々な2人に……。

「おかわり、どうぞ!」

 高い声がかかった。小さな女の子が、料理を運んできたのだ。


「お、ありがと」

 レイブンは、ドラナを解放した。

「!?」

 ドラナは、残念そうな顔をしていた。


 そんなドラナを、紫色の瞳が一瞥した。

「ドラナ。真っ赤。熱でもあるの?」


挿絵(By みてみん)

 彼女の名前は、リリス。戦神神殿(ここ)の孤児院に保護されている10歳の子供である。

 身長:130cm。体重:29kg。同年代の平均より少し小柄で、華奢な体格だ。

 肌の色は白色で、艶のある漆黒の髪色をしている。

 髪形はくせ毛のショートヘアで、額をきれいに見せるセンター分けにしている。どうやら、毎朝自分でセットしているらしい。

 少し吊り上がった、鋭く知的なキャットアイが、勝ち気な性格を表していた。

 瞳の色は、毒を秘めたアメジスト(紫)。年齢にそぐわない妙な色気と、危険な雰囲気を醸し出している。


「ね、熱など無い! あたしは、極めて健康だっ!」

 ドラナの回答は、どこかピントがずれていた。動揺が収まっていないらしい。


「あら。ごめんなさい」

 リリスは、ニヤーっと笑った。

「馬鹿は、風邪ひかないって……言うものねー」

「てめー! この腹黒!!」

 ドラナは、けっこう本気で威嚇していた。リリスは、サラッと受け流している。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。