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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのに〜 29

3.小さくしよう。

「以上、レムリカ渓谷での戦いの話だ」

 神官戦士ドラナが締めた。


「楽しかったぞ!!」

 戦士レイブンは拍手した。満面の笑みだ。周りの面々も、笑いながら拍手している。


「ダメだ……あたし、説法は向いてない……」

 ドラナは、真っ赤になって顔を覆った。


 そんなドラナを、レイブンが抱きしめた。


「れ、レイブン?!」

 ドラナはわたわたしている。レイブンは、ドラナの背中を撫で回した。しばらく撫で回した後……。


「とっても、面白かったぞー」

 ドラナを解放したレイブンは、今度はドラナの頭を撫で回した。両手も使って、撫でくりまわす。


「お前っ! なにするんだよ!!」

 ドラナは吠えた。真っ赤な顔で吠えても、カワイイだけである。


「カワイイから、褒めてる」

 レイブンの目が座っていた。


「お前! 酔ってるな? 酔ってるだろう?!」

「ドラナの魅力と、酒に酔ってるぞ」

 レイブンは、サラッと褒め殺しに入った。普段よりも、破壊力が大きい。


「ドラナ。カワイイぞ!」

 真顔で目を見つめながらの、直球勝負である。

「か、カワイイとか、言うな!!」


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