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ある神官の成長日誌 〜ジュール編・そのに〜 27
「でもよ……」
ふとレイブンが冷静になったらしい。
「あのお二人、なんで戦神様の援護をしたんだ? あんまり、仲良く無いよな?」
「それはな……」
ドラナは、ニヤニヤしていた。
「戦神様が、買収したらしい」
「買収?! まじかよっ!!」
「至高神様に、お説教食らうのが嫌すぎて、知恵を絞った……結果、らしい」
「戦神様、いかれてるぜ!! 発想が悪ガキじゃないかっ!!」
「戦神様、どうやって……あのお二人を買収したんです?」
バルナスが、思わずといった様子で口をはさんだ。
「商売の女神様は……甘い物」
「商売の女神様、意外に安くついたな……」
レイブンが無邪気に喜んでいた。
「………………」
ドラナは、無言だった。
“実際は、戦神様が破産しかけてるがな……。どんな高級甘味なんだか、想像もつかないね……”
「知識の神様は……」
ドラナは、大きなため息をついた。
「生贄だ」
「生贄?!」
「闇の女神様を、お二人。生け捕りにして、献上させたらしい」
「ごくっ……」
「お一人は、キツめ美人。背の高い方だったと……伝わっている」
「背の高い……キツめ美人……かあ……」




