#6.帝羅の小遣いおねだり
ゴスロリ服の女、白百合琴音を仲間にしてその持っているマゾカードを含め
戦力が増強できた帝羅は強気になっていた。
「二人いれば2体1のバトルも挑める。コレはかなりのアドバンテージね。
だけどまだまだマゾ・カードは弱いから、調教を続けながら新しいマゾを
カードにして更に戦力を増強して行かないと。」
すると琴音がある提案を提示した。
「だったら、マゾカードショップで開催される大会に出て
そこで優勝すれば強いマゾ・カードが手に入るわよ。」
マゾ・カードショップ。
リアルな人間を無理矢理カード化させているとは言え、
トレーディングコレクションカードとしての側面も持つ仕組みである。
そのような業態の店舗がある事は容易に想像された。
「そこへ行けば、マゾ・カードの購入も出来るのかしら?」
「うん、まぁ出来るには出来るけど…かなり高いよ。
何せ人間の命をカードに封じ込めてるわけだし。
雑魚マゾカードでも1億はくだらないよ。」
相当な市場である。もちろん公安警察にも目を付けられており、
店舗は各地を転々としているようだ。
いくら財閥の令嬢とは言え、一般的なマゾ・カードで20~30憶、
そこそこのマゾ・カードなら100憶である。
帝羅の月100万の小遣いでは足りそうにも無かった。
「お義父様…いえ、あのピピピ野郎にねだって、
数億のプレゼントを頂こうかしら。文字通りのパパ活ね。」
それを聞いて琴音が驚きから目を丸めた。
「え…まさかアンタ、あの覇神家の娘なの!?
だったら誕プレだとかで100憶くらい貰えば、
そこそこのマゾ・カード買えるわよ!?」
しかし、いくら財閥とは言えその運営や人件費、証拠金。
様々な要素に金がかかる為、娘の小遣いに渡せる金額は
一般人が無尽蔵に感じるほどに夢のあるものでは無い。
「まぁでも、ピピピ野郎も何よりもお母様も私のやっている事はご存知。
それならば、強力なマゾ・カードの購入資金は快く出してくれる…
都合の良い妄想だけど、案外上手く行くかも知れないわ。」
帝羅は一旦、凛と琴音に別れを告げて実家へと戻った。
両親と交渉し、一時金として数十~100憶を得たいと考えたためだ。
実家に帰り庭で義父を探していると、睾丸に重りを点けながら
スクワットしている義父を見つけた。
「い~ち、にぃ~、さぁ~ん、ハァ…ハァ。
コレ結構キツいなぁ、しかも母さんの使用済みパンツを
頭に被りながらとか匂いが気になって集中出来ないよ。」
この男、こんなナリでも帝羅の遺伝上の父親…では無い。
単に敵兵達に妻を寝取られただけのマゾカードだ。
つまり彼の睾丸にとっくに使い道は無く、潰れても構わないのだ。
「お義父様…あ、いえ、ピピピ野郎。
そんな事をして潰したいのかしら?」
「ハッ、帝羅!?…いやぁ、少々恥ずかしい所を見せてしまったね。
ハハハ、パパったら強いオスになるために頑張ってるんだよ。」
照れ隠しをしながらも、その剥き出しのパンツには染みが出来ている。
「お母様の使用済みパンティでしょ、その頭に被ってるの。
しかも染みが出来てるし、匂いで軽くイッちゃったでしょ、アンタ。」
「あ、アハハ…。帝羅、わかっていてもそんな事言わないでよ。
さすがに義理の娘にそんな事指摘されたら、パパヤバいよ。」
そう言うと義父は体をビクンビクンと痙攣させた。
その後、パンツからジットリと白濁液が漏れだした。
「あら、私にちょっとキツい事言われただけでイッちゃった?
ふふ、気持ち良かったの?パパ。」
帝羅にイジワルな目つきで笑われて、義父は興奮した。
「いやぁ、ちょうど射精したいタイミングだったんだ。
別に帝羅に言葉責めされたから出たんじゃないよ。」
しかし、その言い訳はバレバレだった。
「ねぇ、パパ。乳首舐めながら後ろ手からもう片方もしてあげるから、
お小遣いくれないかしら。誕生日だってそう遠く無いし。」
「む…、帝羅からのそんな提案、断れるワケが無いだろう。」
義父はすんなりと体を差し出した。
帝羅はドン引きしながらも的確に急所を責め立て、遂には義父の息が
呼吸困難なレベルにまで上がって来た。
「ハァ、….ハァ…い、イク!!」
まるで女のような声をあげながら腰を逃がそうとし、しかし帝羅は
体をガッチリとホールドして逃げられないようにしていた為、
義父は帝羅に捕まえられたまま絶頂を迎えた。
「あ”-----….ぎもぢ良すぎたぁ~。」
義父は惚けて帝羅に甘えようとして頬を舌で犬のように舐めようとした。
しかし帝羅はそれをサッと避けながら言った。
「ねぇ、ピピピ野郎。コレでお小遣いくれる気になったかしら?」
「あー、それは…母さんに聞かないとわからないなぁ。」
義父はあくまで婿養子であるため、財布は握っていないようだ。
帝羅は無駄働きをしてしまった事に激しく舌打ちをした。
そして、撮影していたこの痴態をネットにアップして、
それで小銭を稼ごうと考えた。
次に彼女は母親の元へと向かった。
母親が普段何をしているのか、帝羅は知らなかった。
使用人達に尋ねた所、近くの滝へ禊に行っていると言う。
帝羅は少し不思議に思いながらも、その滝へと向かった。
使用人の運転する高級車に乗り、約30分。
帝羅は滝を目指して少し登り調子の豪邸街を歩いた。
ゴツゴツとした自然の岩肌のある登山道の入って少しした所に、
その滝はあった。そこに母親の姿が見えた。
修験者のような白装束を着ながら、滝に打たれている。
そして何やらブツブツと唱えながら水流を頭に受けている。
「お母様…!!」
帝羅は水流の音に負けないよう、大声で叫んだ。
母親はハッと前を見て、帝羅が来た事に気が付くと
滝を出て帝羅の方へと川壺の中を歩いて来た。
「あら、どうしたの、帝羅。こんな所まで来るなんて、
何かあったの?」
「お母様…私、全てを知ってしまいました。
お母様がマゾ・カード運営達と戦い負けてレイプされ、
私を孕んだ事。お父様…アイツは血の繋がりが無い、
単なる強いマゾ・カードである事、そして運営側は
覇神財閥を解体して自分達が覇権を取ろうとしている事…。」
「帝羅…いつかは知る事だと思っていたけれど、
ついに知ってしまったのね。だけどコレは時間の問題ね。
帝羅、つまり貴女、競技者になったのね?
そして、マゾ・カードショップで強力なマゾを買いたいから、
お小遣いが欲しい、という事かしら。」
「さすがはお母様。えぇ、そうよ。
ピピピ野郎ほどに協力だと使役する自信が無いけれど、
そこそこ初心者でも使える強力なマゾ・カードを
覇神財閥の力を使ってまずはショートカット入手したいの。」
「なりません。過ぎた力は身を滅ぼします。
私のようになりたいの?私はあの時、敵兵達に負けた。
それによりレイプされ、貴女を産んだ。
私は今でもあの時の贖罪の為にここに来て禊をしている。
貴女にはこんな惨めな思いをさせたくないの。
お願いだから帝羅、順番通りにちゃんと強くなりなさい。
一から少しずつで良いの。確実に積み重ねて、
そして本物の実力を手に入れてそれで戦いなさい。
チートで手にいれた能力なんて、足元がお留守になるわよ。」
「・・・。」
帝羅はわかった、という素振りを見せて母の元を去った。
しかし彼女の胸の内には全く違う思いがあった。
一歩ずつでは遅すぎる。敵は既にかなりの力を蓄えているはずだ。
何せ母との戦いからは20年近く時間が経っているのだ。
帝羅は覇神邸宅へと戻り、金庫へと向かった。
(顔と指紋認証、私のものも既に登録してある。
悪いけれど…事態は急を急ぎますのよ。お母様、ごめんなさい。)
帝羅は金庫のセキュリティをクリアし、その中へと侵入した。
自らの財閥の所有財産である為、いずれは自身のものになる。
しかし今はまだ両親や祖父母のものであった。
しかし帝羅はそれが自分に降りて来るまで待つ事は出来なかった。
そこに置かれている金品や金目の物を横目に見ながら、
金塊の延べ棒に手を伸ばした。
それはズッシリと腕に痛みを与えた。
本来ならば台車に乗せて運ぶものなのだろう。
しかし彼女はそんなものは用意していなかった。
彼女は不細工に鼻の孔を広げながらゴリラのようにガニ股で
必死にそれを運び出した。
その後はサングラスにマスクで変装をして、金の売買所へ向かった。
「ご本人確認はお持ちですか?」
「えぇと...コレで良いかしら?」
帝羅はマイナンバーカードを提示した。
「え!?貴女、あの覇神財閥の…!!」
「シーッ!お忍びで来ているんだから、大声出さないでよ。」
「た、大変失礼いたしました。
こちらの金塊でしたら、7億はくだらないかと思われますが。」
「7億、か…。じゃあ100憶のマゾ・カードを買うなら、
あと14回くらいは運ばないとなのね、骨が折れるわ…。」
こうして帝羅は秘密の私財の運び出しと売渡しを繰り返した。
そうして手元にはようやく98憶が用意された。
「100憶には少し届かなかったけれど、コレで十分でしょう。
さぁ、マゾ・カードショップへ行きますわよ。」
自宅金庫から金塊を運び出す帝羅




