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マゾ・カード  作者: みぎゃー


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#5.ゔぃじゅあるけい

挿絵(By みてみん)

ゴスロリ服の女性



帝羅は凛を連れて、まずは父親に会いに行った。

自分が全てを知らなかった事、その理由を聞くためだった。


「お父さm…でび野郎、あなた、私の実の父では無いのですね?」


コレはかなり核心を突く、誰でもドキリとする瞬間だ。

突然、隠していた義理の娘から真相を語られる。

言い訳を用意していたとしても、誰であってもしどろもどろしてしまう。

しかし、義理の父親は何の戸惑いも無く言った。


「そうでデビよ?帝羅、知らなかったデビか?」


つい先日までは、かろうじて許せていたこのデビと言う語尾が、

こんな真剣な話の時にまでコミカルな雰囲気を与えるのが許せなかった。

帝羅は義理の父を裏拳で殴ろうとした。

しかし、父はスッと消えてそれを避けた。


「ハハッ、その気になれば帝羅の攻撃なんか私には当たらないデビよ?」


そうだ、父はマゾ・カードとしてはかなり強力なカードなのだ。


「どうして!今まで黙ってたの?

 私、この家の事を何も知らずに生きて来たの!

 凛が教えてくれて、成人を前にしてやっと知れたのよ!!」


「それは…母さんがそう言ったからだよ。

 帝羅にはいらぬ心配をかけたくないと…。

 母さんは帝羅の生まれた理由についても一生隠すつもりだった。

 だけど知ってしまった以上…コレを伝えたら、母さんどうなるかな。

 もしかして、命を絶ってしまうかもね…。」


「・・・・!!」


帝羅は母の思いを汲むと、涙が出て来た。


「母さん、本当の事を私に言えないまま、

 普通の子として育ててくれたのだわ…。

 それがどれだけ辛い事だったか…。」


気遣うように、しかし力強く凛が言った。


「アタシ、もうマゾ・カード持ってないからさ、

 一緒に雑魚助君の調教手伝うよ。

 帝羅さんが知らないチュートリアルも知ってるしさ。

 二人ならもしかしたら、何とかなるかも知れない。」


「・・・そうね。いつまでも自身の出自に関して

 隠されて来た事をクヨクヨしていてもどうしようも無いわ。

 とにかく雑魚助を極限まで調教して、もっと強いマゾを。

 さぁ、雑魚助。私のおしっこを飲みなさい。」


雑魚助はその申し出を聞いて股間が怒張した。

見目麗しい帝羅の小水を飲むなどと、望んでも無い事だ。


必然的に小水を直接飲もうとすれば彼女の股間が目に入る。

既に雑魚助は先走り汁がズボンに染み出していた。


━チョロチョロ…ジョオー….━


最初は舌で浴び、やがて口に含める。

しかし、そのあまりの独特の苦辛さに吐き出してしまう。


「ゲホッ、ゲホッ!!」


「あら…私のおしっこ、そんなに不味かったのかしら?失礼ね。」


「ご、ごめんなさい、ゲホッ!

 だけど、頑張って飲もうとしても体が受け付けなくて…」


それは仕方の無い事だった。

多くの変態男性達が妄想から、美少女のものであれば飲めると考える。

しかし実際にはエグみが強く、飲めたものでは無いのだ。


「そりゃあ、飲み辛いでしょうけれどそれを飲み干すのがマゾなのでは。」


しかし、そこで凛が提案をした。


「いきなり直飲みだから無理なんですよ。

 まずはこのコップに注いで、砂糖を混ぜて飲みましょう。

 慣れて来たら砂糖の量を減らして、砂糖無しで飲めるようになれば

 直飲みも出来るようになるはずです。」


凛の提案通りに進めて行くと、雑魚助は徐々に小水に慣れて行った。

そしてやがて砂糖無しでも飲めるようになったのだった。


「さぁ、それじゃあ直接飲みなさい。

 零したらちょん切るからね、あなたの臭い玉。」


━ジョロロロロ….━


雑魚助は直飲みでその全てを飲み干したのだった。


「やるわね、雑魚助!どうかしら、美味しい?」


「う”…えぇと…ごめんなさい、いくらお美しい帝羅様と言え、

 やっぱりおしっこは不味くて臭いです…。」


「ふふ、合格よ。下手に美味しいなんて言わずに正直に言う。

 そしてそれによりお仕置きをされる。完璧な信頼関係だわ。」


こうして雑魚助の調教は連日ハードに続いた。

彼は縛られ叩かれ飲まされ喰わされ、挙句には一日中、

帝羅の下着を舐め続ける日もあった。


「さぁて、そろそろステータスは上がってるかな?」


1週間に及ぶ調教の末、雑魚助のステータスを確認する。


「攻撃800・耐久750・服従350…凄いわ、ここまで強くなれるのね。」


雑魚助のステータスが上がったという事は、帝羅に従順なマゾと言う事だ。

既に雑魚助の身体には帝羅の体液がたくさん入れられていた。

そう考えれば帝羅に従順になるという事は半分同化する事のように思えた。


凛が嬉しそうに声をあげた。


「これだけのステータスなら、そこら辺のマゾと戦えるんじゃないかな。

 あ~、マゾ・カードバトルが楽しみだぁ~!!」


その時、彼女達に近付いて来る女性が居た。


「アンタ達、競技者?だよね、だって今言ってたもんね。

 ウチのマゾピとバトらん?めっちゃ強いよ、ウチのマゾピ。」


それはゴスロリ衣装に身を包んだ20代前半辺りであろう女性だった。


「あら、丁度私の雑魚助の強さを確かめたかった所ですわ。

 そちらは、どんなマゾをお使いで?」


「ウチのマゾピはコレ。ヴィジュアル太郎だよ~。」


それはヴィジュアルバンドのメイクをしているが、

楽器は弾けないようで雰囲気だけのマゾだった。


「ふぅん、マゾらしい雰囲気系の男だね。

 ステータスは、どれどれ...攻撃500耐久600服従300か。

 強いって言う割には大した事無いステータスね。

 特殊能力がありそうな感じでも無いし、どこが強いの?

 それとも、雑魚助が強くなり過ぎたのかな。」


「ふっふ、言いたいだけ言ってなよ。

 さぁ行け、ヴィジュ太郎~!!」


ヴィジュ太郎は最高にカッコ付けながらエアギターで出現した。


「行きなさい、雑魚助!!」


雑魚助は早速、エアギターを真似しながら出現した。

しかしそのエアギターがヴィジュ太郎よりも情熱的で、

ヴィジュ太郎は敗北感から既に負けた気になってしまった。


「あら、何てお弱いヴィジュアル系ですこと(笑)

 コレはもう、雑魚助の不戦勝かしら?」


しかし、ゴスロリ服の女性はわなわなと怒りを表した。


「いい加減にしなさい、アンタ~、もう謝っても許さないよ。」


そう言うと、2枚目のマゾ・カードを取り出した。


「な、2枚目!?」


「帝羅さん、2枚目は妨害型かも…」


「ふっふっふ、行きなさい、ギー太郎!!」


2枚目のマゾは凛の言う通り、妨害型カードだった。

ヴィジュ太郎と違いギターを持ってはいるのだが、

演奏の方法を知らないようで大音量で下手な演奏を奏でている。


「あぁ、雑魚助が!!」


雑魚助は大音量の騒音にやられてしまい、ステータスが下がってしまった。


「攻撃500耐久450服従250…ヴィジュ太郎と同等まで落ちたわ!」


その隙を逃さないように、ヴィジュ太郎が雑魚助に勝負を挑んだ。


「エアギター勝負しようぜ!!」


しかし、雑魚助にはもう先ほどのような元気が無かった。

適当な動きでエアギターを奏でている。

一方で、やる気満々のヴィジュ太郎のエアギターは情熱的だ。

これはもう誰が見ても明らかに勝負は付いていた。


「ふふ、結局はウチのマゾピが勝っちゃったね!

 さぁ、アンタのマゾ・カードをよこしなさい。」


ついには雑魚助を手放さなければいけないのか。

その時、帝羅の義理の父親が一枚のカードを投げつけて来た。


「コレを使うッピ、帝羅!!」


パシッ、とカードを受け取る帝羅。

それは妨害型のマゾ・カードだった。


「嫉妬三郎…行きなさい!!」


卑屈そうに部屋の隅っこで他人に嫉妬ばかりしているマゾ、嫉妬三郎。

彼はエアギターを奏でるヴィジュ太郎に嫉妬していた。

そして、ネットの掲示板にある事ない事悪口を書き込んだ。


「ちょ、ヒドいぜ...俺、立ち直れないかも…」


これにより、ヴィジュ太郎は攻撃250耐久350服従200に落ちた。

更にはあまりのショックにお漏らしまでしてしまった。


「うぅ...情けない、お漏らししてしまった…」


もうヴィジュ太郎のメンタルはズタボロだった。

そこへ雑魚助が尻にカンチョーをして勝負は決した。


「ぐっぽぉーーーー!!!!!!

 コレ、ヤバ…クセになっちゃうぅぅ~!!」


ヴィジュ太郎は完全にお笑いキャラに成り下がってしまった。

こうして、カード2枚を使いこなす相手との戦いで初の勝利を収めた。


「そう言えば、お義父様…ピピピ野郎はどこに行ったのかしら?」


妨害型のマゾ・カードを投げ込んで渡してくれた帝羅の義父は、

既に自宅へと戻りこども夏休み劇場を見ていた。


「さぁ、それじゃあ貴女のマゾ・カードを頂きますわ。

 ヴィジュ太郎にギー太郎…、使えそうな二枚ね。」


「ぐっ!…アンタ達にその二人は使いこなせないよ。

 持て余して帰したくなっても知らないからね!」


捨てセリフを吐き、ゴスロリ女性は帰ろうとした。

それを帝羅が呼び止める。


「ちょっと待って。貴女、ビジュアルは結構良いわよね。

 ヴィジュ太郎とギー太郎を引き続き使って貰って構わないから、

 仲間になってくれないかしら?」


帝羅の提案に最初は戸惑う女性だったが、引き続き慣れ親しんだ

自らのマゾ・カードを使役出来ると言う事で条件を飲んだ。


「ところで、貴女のお名前は?」


「白百合琴音(しらゆりことね)よ。

 誰かと一緒に行動するなんて初めてだけど、

 やるからには全力で協力してあげるわ。

 あと、ウチのマゾピには絶対手出すなよ?」


こうして帝羅達は新たな仲間と2枚のマゾ・カードを手に入れたのだった。

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