#12.覇神財閥の滅亡
マゾ・カード運営は既に覇神財閥の要衝を全て押さえていた。
財閥の各企業のCEOや社長達を拘束し、マゾに堕としていた。
各社のスキャンダルなネタは既に相当数掴んでおり、
それを今夜マスコミにバラ撒くつもりだった。
これにより覇神財閥の各社は株価が大暴落する算段だ。
更には覇神財閥関連施設周辺に屁の匂いの物質をバラ撒き、
周辺住民や従業員から避けられる企業とする狙いもあった。
各国との貿易の中でも覇神財閥関連企業のみの関税を上げさせ、
その代わりとなる優秀な大体企業も既に当てがっていた。
関連の医療施設や文教施設である学校等についても不正をさせ、
今後は選ばれない施設となるように下準備をした。
あらゆる方策を取る中で、本丸となる覇神家邸宅については
特に重点的に人員を割いて包囲網を敷いていた。
これによりもう、覇神家は実質上の封じ込めに遭い、
世間に対して反省の弁を述べる事すら許されない、最悪の事態。
覇神財閥は既に詰んでいた。
そんな事も知らずに帝羅は事音を部屋に連れ込み、
レズビアン性活動に勤しんでいた。
そんな事をいくらしても後継ぎが生まれるわけでは無く、
非常に非生産的であるとも言えたが、精神的満足度は頂点だった。
事音を極限まで責め立てて、彼女の心を我が物とした。
「あぁ、帝羅さん...いえ、帝羅様。ウチは一生あなたのものです。
いつでもお好きに都合よくお使い下さいね?」
帝羅は我が世の春を謳歌していた。
その顔は緩み切り、琴音の頭をナデナデと寵愛していた。
しかし、それをこっそり覗き見していた帝羅の義父であるフルチンは、
その光景に興奮しつつも警戒を怠っていなかった。
そして彼はとっくに気付いていた。
自分達が邸宅丸ごと、既に囲まれている事に。
(ヤバいぞ、逃げる事も戦い立ち向かう事も出来ない。
ただこうして無為な時間を過ごしてヤツらの好きにさせる他無いのか?)
非常に激しいレズビアンセックスにより、帝羅は寝始めてしまった。
豪快にイビキまでかいてしまい、相当に疲れてしまったようだ。
その王者たる佇まいに、琴音は頼もしささえ感じているようだった。
その時、街中のサイレンから一斉に大音量が鳴り始めた。
『ピー・・・ガガがッ・・・あ~、・・・我々ハ・・・
ガガがッ・・・あー、覇神財閥及びその関連企業、それに邸宅を・・・
ピーガガガ・・・えー、占拠した。覇神財閥の責任者達は国賊である。
直ちに申し出、その命を持って国に償い賜エ・・・ガガガッ・・・』
何と、マゾ・カード運営は既に覇神財閥の全てを包囲し切っており、
後は覇神一家が名乗り出てその身を持って財閥を終わらせろと言うのだ。
(冗談じゃない…せっかく帝羅と言う最後の希望が育ちつつあるのに…。
だが、もう帝羅にどうこう出来るレベルを遥かに超えている。
コレはもう…零様と一緒に敵前に出て最後の花火を散らすか…。)
すると、フルチンの隣にはいつの間にか帝羅の母親、零が立っていた。
「・・・零様!」
「ふふ、どうやら私達はもう終わりみたいね。
そして、あの子に全てを託す。どうせアンタもそう考えてるんでしょ?」
「えぇ、今の不完全な帝羅ではマゾ・カード運営には適いません。
かくなる上は私達である程度戦力を削って、あとは帝羅に引き継ぐしか。
思えば零様が敵兵にレイプされたあの日、私達は新婚初夜でした。
零様に苛め抜かれて逆レイプして頂ける。そしてその結果子を成そう。
しかし、そうした私達の計画は全て台無しとなりました。
私は情けなく敗走し、そして貴女は敵兵に孕まされた…。」
「思い出したくもない、忌々しい過去だわ。だけど忘れられない。
いえ、忘れてはいけないのよ。もう二度と、敵に屈しない。
今度はこの命ごと、帝羅に賭ける。
その為には死が当然の結果としてあるのだけれど、大丈夫かしら?」
「えぇ。もう、遺書となるスク水拓は残して来ました。」
フルチンは、ワンピースタイプの旧スク水を着て体に墨汁を塗りたくり、
拓を取っていた。そしてその横には達筆な文字で『我、変態也』とある。
「ふふ、アンタらしいわね。
さぁそれじゃあ、コレが最後のキスよ。」
そう言うと零はサランラップを取り出し、ラップ越しにキスをした。
いくら死ぬ前の最期のキスと言えど、マゾとキス等考えられないのだ。
「あ、ありがとうございます、零様…。」
「ふふ、地獄で...いえ、天国かしら?また、会いましょうね。」
そう言うと、二人は敵前に姿を現した。
「覇神零と覇神フルチン、逃げも隠れもせずに参上した!!
さぁ、我らが全てを賭けて戦う故、そなた等も全力で向かって来い!」
こうして、また過去の最強マゾ・カード競技者の主従コンビが宙を舞った。
それは透明なガラス玉のように儚く美しくしなやかでいて、どこか悲しい。
彼女達の命を賭した戦いは、それを見ている誰もに涙を呼んだ。
それほどまでに哀しみに溢れたそれは、一時代の終わりを表していた。
これまで、この国の政府中枢と繋がりあらゆる国の機関産業に関わった
超大型最強で最高の財閥、覇神財閥。その終わりが今まさに目の前で、
その当主二名の命によって華々しく、血みどろで、飾られていた。
それは決して美しい等と言うチンケな言葉では片づけられない。
国家の存亡の危機を賭けた戦いでもあった。
しかし二人の鮮やかで華麗な舞のような戦いは、感動すら呼び起こした。
やがて、一発の砲弾によりフルチンが倒れた。
零はそれをチラッと一瞥したが動揺した様子も無く、
次々と敵に斬りかかって行った。マゾ・カード亡き今、
もう自身の身一つしか戦いに投じられる資産が無いのだ。
年齢の割には非常に若く魅惑的な彼女の身体であったが、
やはり年齢なりの疲れで動きは鈍かった。
やがて複数の兵士達に囲まれて、彼女は再び衣服を剥ぎ取られた。
「ちょ、またそんな事をされて生き恥を晒すくらいなら・・・
いっそ殺せ。生きてまで恥を重ねて感じたくは無い。
さぁ、犯すな、殺せ!!」
しかし、彼女の高潔なそのような願いは兵士達には届かなかった。
「ハハ、何言ってるんだコイツ。
ってかコイツ、経産婦のクセにエロくねぇか?
まだまだ使えるって感じだし、オレ犯しちゃおーっと。」
「え、マジかよ、オレも狙ってたのにー。
まぁ良いや、サッサと使えよ、壊すなよ?」
「おいおい、そんなに焦ったりケンカするくらいなら、
皆で同時に犯そうぜ?壊れても知らんだろ、こんなの。」
そこで零は、前回のレイプとは比べ物にならない凌辱を受けた。
まず歯を全て抜かれた。
コレは少しでも抵抗する事を防ぐ為だ。
そして当然のように裸にした上で後ろ手に縛り、
首元には様々な彼女の精神をおかしくする薬を注射した。
これにより彼女は意識が酩酊状態となり、垂れ流しとなってしまった。
「おいおい、せっかくの美人が惚けた顔で台無しだぜ。
ま、穴を使うだけならそんなに大したモノは望まねぇか。
さ、サッサと公衆便所みたいに使ったら、あとは無責任に放置して
死んだらそれで別に構わねぇか。」
末端の兵士の士気や倫理観等、この程度のものであった。
そして穴と言う穴にあらゆるモノを詰め込まれ、
遂に零は絶命した。
帝羅の成長途中での死には、
きっと彼女自身非常に悔しい思いがあったに違いない。
運営陣営がリーダーに報告する。
「覇神家当主・覇神零とその婿養子である覇神フルチン。
この2名の発見並びに応戦、最期には殺害に至りました。
娘がいるようですが、もはや一人では何も出来ないでしょう。」
そして帝羅はこの時、外のただならぬ騒がしさに目を覚まし起き出した。
すぐに外を見て、使用人や親戚達が殺されているのを発見する。
「嘘・・・でしょ?何なのよ、コレ・・・。
そうだ、お父様とお母様は?・・・アレ、二人は一体どこに?」
琴音と共に血まみれの屋敷中を探す帝羅はついに、
両親の信じられない、いや信じたくない姿を発見する。
「何よ、コレ・・・お”え”ぇぇっぇぇーー!!!!」
激しく嘔吐し、目の焦点が定まらない。また意識が飛びそうになる。
「嘘でしょ?どうして、党様と母様が?・・・・あ”、あ”-・・・
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あ”------------------!!!!!!!!!!」
彼女は力の限り叫んだ。そして血と呼べるほどに濃い涙が溢れた。
ただ茫然とそこに立ち、時折大声を張り上げるだけのまるで人形。
それでも今の彼女には、そうする他無かった。
「父様と母様が死んだ・・・死んだ、のよね?」
その時帝羅の前に、帝羅に似た男性が現れた。
「帝羅・・・こんなに大きくなって。
さぁ、お前が欲したマゾが世界中に大量だ。
帝羅、この救えない世界をお前のわがままと傲慢と偏見、
それら全てで満たしてくれないか。」
謎の男の乱入により、場の空気が一気に変わった。
一体この男は何者なのだろうか?
覇神零と覇神フルチン




