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Les manierers a table

 クリスチャンが学校から帰宅するとフランソワーズはこっぴどく叱られた。

「フランソワーズ、ベルサイユ宮殿に行くだの、プリンセス修行中など外で言ってはだめだ!!」

「どうしてですか?わたくし敬語も覚えましたし、そのためにわたくしはクリスチャン様のもとにいるんではないですか。」

「確かに君は短期間で敬語は習得した。それは立派だ。だがそれだけでは宮殿では通用しない。分かったな?」

「はい。」

フランソワーズはどこが元気なく答えた。

「もういいじゃないですか。フランソワーズも反省してるみたいですから。」

ロバートがフランソワーズを庇う。

「そうだな。そろそろ支度もしないといけないし。」

今夜はクリスチャンとフランソワーズでレストランを予約してあるのだ。

「クリスチャン様本気ですか?」

「何がだ?」

「何がって。まさかレストランでフランソワーズにテーブルマナーを教えるとは他のお客様に見られたらどうするんですか?」

「今日は個室を取ったから大丈夫だ。僕も支度してくる。」



 クリスチャンが正装に着替えリビングにいるとフランソワーズもドレスを着てやってきた。今日のドレスはピンクでこれもクリスチャンがクリスティーヌだった頃に着てたのだ。


「お待たせ致しましたわ。クリスチャン様」

「フランソワーズ、今日の君は僕の妻ということになっているしっかり頼むよ。」

「はい」

フランソワーズは真っ赤に頬を染め高鳴る鼓動を抑え答える。




 2人はレストランに着くと個室に案内される。

フランソワーズはとっさに座ろうとしたがクリスチャンが制止し耳元で囁く。

「まだだ。」

ウェイターが椅子を引き席を薦める。

「どうぞお掛け下さい。」

「今だ。」

クリスチャンの合図でフランソワーズは着席する。

料理はフレンチのフルコースを注文した。

まず出てきたのは前菜のスープ。

フランソワーズはお皿を持っスープを口に入れようとする。

「待て。フランソワーズ。」


クリスチャンは席を立ちフランソワーズの隣へとやってくる。

「フランソワーズ、スープはスプーンを使って飲むんだ。」

フランソワーズは傍にあったスプーンを手にとろうとする。その時クリスチャンの手が触れる。

「食器は外側から使うのだ。」

クリスチャンに手を握られ一番端に置かれているスプーンを手に取る。

「さあ飲んで」

クリスチャンの甘い囁きがフランソワーズを酔わす。

フランソワーズは手の震えにたえながらスープを口に運ぶ。

「美味しい、こんな美味しいスープ初めてだわ。」

その後もサラダ、メインディッシュ、デザートと続いたがその度クリスチャンが食器の持ち方を教えてくれた。フランソワーズは見よう見真似で料理を口に運ぶ。


フランソワーズは目の前にいる王子様と生まれて初めての高級料理に酔っていた。




 翌朝フランソワーズが3人分の朝食を用意する。パンとスクランブルエッグだ。

フランソワーズはナイフとフォークで卵を分ける。



それを見て囁くロバート

「食器の使い方は身に付いてきたようだな。」

「そうだな。」

クリスチャンも納得した。

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