↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
沈丁花団記  作者: 政宗
PR
3/8

非日常 律刀side

なぜか、任務の日は団長全員が早く起きる。

なぜだろうと律刀は思い、黒刀と緋刀とに聞いてみたことがある。

「…任務の日はだるくない。…この日は起きなきゃって感じる。」

「なんかなぁ、こう、体がギンギンするっていうか、なんだろ、存在してていいって感じるって言うか………なんだろな?」

律刀には何も感じないが、任務の日はなにかが違うらしい。

「みんな、体調は万全?」

「そもそも〜体調なんて、妖の武具には、ないだろ〜」

「まあね、でもやっぱり帰ってきてほしいからさ。」

「嬉しいこと言ってくれますね。ありがとう。」

紫刀と、蒼刀は嬉しそうに答えた。


「じゃあ、いってらっしゃい!気をつけて!」

「「「「「「「いってきます!」」」」」」」

見送りをしてから、事務作業に取り掛かる律刀。しんと静まり返った中での仕事は落ち着かない。木刀を持った。少し運動をしてから仕事に取り掛かろうとする。

無心に素振りを始め、500回を過ぎたところだろうか。扉が壊れるくらい強いノックが聞こえた。

「鍵は空いている。入れ。」

転げこむように入ってきたのは、黒組の副組長、玄鵜(げんう)という名前の妖の武具だ。

「っはぁ。……っっっっ」

怯えたような顔で息を乱している。

「どうした。」

「……ほんとに沈丁花団のやつかっ。」

「ああ。沈丁花団の団員だ。」

無理もない。全員任務中のはずの沈丁花団から、出てきたら疑うだろう。

律刀は胸元の沈丁花団のレリーフを見せる。

「団長!?じゃあ、うわさの第八団長はほんとにいたのか……?

そっ、それより大変だ!だ、団長達がく、狂った!」

「…狂った?」

「いいから来てくれ!団長なんだろ!止めてくれ!」

自分の武器を手に取り走り出す律刀。さすがは団長、みるみるうちに進んでいく。玄鵜はついていくのに必死だった。だからであろう、事件は玄鵜に起きた。

「あぁぁぁっっっ!!!!!!」

雷が落ち、氷が包んだ。

律刀は魔力を感じた。感じてはいけない魔力を。

金刀と蒼刀の魔力だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。