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たんのう 〜異世界では全力で楽しみたい〜  作者: すぎがん
第二章 選択 【中心都市アキラス編】
12/13

12話 ーあまり物ー

WBCが面白くて、投稿が遅れてしまってます。

 

 三人組を組むように言われて、すぐに周りは三人組を組んで行ってた。


「あ、あの」


 周りに声をかけようとするも、すぐにどっか別の人と組んでいくので、少しずつ孤立してった。

 すると、試験官が全体に聞こえる声で、


「時間もあるから、早くしろよ」


(まずいな)


 どうにか余っている人がいないか、周りをキョロキョロ見渡していると、一人の男が近づいてきて、


「君、余っているんだろう?俺が組んでやるよ」


(すごい、上から目線だな」

「あ、ありがとうございます、カーラウト・フォレスティエンです、よろしくお願いします」


「そうか、俺はパーシー・グリフェドラだ」


 そういうと、すごい自慢げな顔をして、何かを待っているかのようにこっちを見てきた。

 少し沈黙が流れて、パーシーは疑問そうな顔をして、


「ん?なんかもっと、ないのか?」


「なんかという、なんですか?」


「俺はグリフェドラ家だぞ」


「どういうことですか?」


 パーシーは、「は?」と言った顔をした。

 何か、お偉いさんの家柄なのだろうか?


「お前、グリフェドラ家を知らないのか?」


「すいません…」


 話を聞くと、どうやら大昔の勇者パーティーにいた魔術師の子孫らしくて、この世界で、それなりには有名な家柄らしい。


「そうだったんですね、教えてくれてありがとうございます」


「まあ、いいぞ」


「というか、あと一人はどうするつもりなんですか、その名前を言えば結構人が集まりそうですが?」


 パーシーは気まずそうな顔をして、目をそらした。


「いや、まああんまりそういうのはな…」


 流石に何となくわかる、この上から目線の態度のせいで、誰も一緒に組もうとしなかったのだろう。


「そうですね、とにかく探しましょうか」


 あまり物を探そうとしたら、案外すぐに見つかった。


「あ、あの良かったら入れてもらってもいいですか…?」


 その小さい声の主は、茶髪の女子だった。


「あ、え、あの、その」


 テンパってしまった、なんせ前世でもほとんど、女子と話す機会がなかった。

 すると、パーシーが近づいてきてくれて。


「おう、いいぞ」


「あ、ありがとうございます、ファルナ・ノゴールって言います」


「そうか、俺はパーシー・グリフェドラだ!」


 パーシーは、また自慢そうな顔をしていたが、彼女も俺と同じ反応をしていた。

 そして、パーシーはまた家柄の説明をした。


「そ、そうだったんですか、ごめんなさい」


「まあ、謝ることはない、それよりお前は自己紹介しないのか?」


「え…」


 まずい、本当に女子だけは苦手なんだ、別に前世でインキャだったわけではないが、休み時間はずっと男子といた。


「あ、あの、カーラウト・フォレスティエンです…」


「ファ、ファルナ・ノゴールって言います」


 自己紹介をしたのはいいものの、そのあとが、お互いどうすればいいかわからなく、目が泳いでいた。


「よし、三人集まったな、移動するらしいから着いてこい」


 そういって、パーシーは俺らのことは気にせず、歩き始めた。


「ちょ、ちょっと待って」


 そうして、あまり物三人組での、実技試験が始まった。


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