12話 ーあまり物ー
WBCが面白くて、投稿が遅れてしまってます。
三人組を組むように言われて、すぐに周りは三人組を組んで行ってた。
「あ、あの」
周りに声をかけようとするも、すぐにどっか別の人と組んでいくので、少しずつ孤立してった。
すると、試験官が全体に聞こえる声で、
「時間もあるから、早くしろよ」
(まずいな)
どうにか余っている人がいないか、周りをキョロキョロ見渡していると、一人の男が近づいてきて、
「君、余っているんだろう?俺が組んでやるよ」
(すごい、上から目線だな」
「あ、ありがとうございます、カーラウト・フォレスティエンです、よろしくお願いします」
「そうか、俺はパーシー・グリフェドラだ」
そういうと、すごい自慢げな顔をして、何かを待っているかのようにこっちを見てきた。
少し沈黙が流れて、パーシーは疑問そうな顔をして、
「ん?なんかもっと、ないのか?」
「なんかという、なんですか?」
「俺はグリフェドラ家だぞ」
「どういうことですか?」
パーシーは、「は?」と言った顔をした。
何か、お偉いさんの家柄なのだろうか?
「お前、グリフェドラ家を知らないのか?」
「すいません…」
話を聞くと、どうやら大昔の勇者パーティーにいた魔術師の子孫らしくて、この世界で、それなりには有名な家柄らしい。
「そうだったんですね、教えてくれてありがとうございます」
「まあ、いいぞ」
「というか、あと一人はどうするつもりなんですか、その名前を言えば結構人が集まりそうですが?」
パーシーは気まずそうな顔をして、目をそらした。
「いや、まああんまりそういうのはな…」
流石に何となくわかる、この上から目線の態度のせいで、誰も一緒に組もうとしなかったのだろう。
「そうですね、とにかく探しましょうか」
あまり物を探そうとしたら、案外すぐに見つかった。
「あ、あの良かったら入れてもらってもいいですか…?」
その小さい声の主は、茶髪の女子だった。
「あ、え、あの、その」
テンパってしまった、なんせ前世でもほとんど、女子と話す機会がなかった。
すると、パーシーが近づいてきてくれて。
「おう、いいぞ」
「あ、ありがとうございます、ファルナ・ノゴールって言います」
「そうか、俺はパーシー・グリフェドラだ!」
パーシーは、また自慢そうな顔をしていたが、彼女も俺と同じ反応をしていた。
そして、パーシーはまた家柄の説明をした。
「そ、そうだったんですか、ごめんなさい」
「まあ、謝ることはない、それよりお前は自己紹介しないのか?」
「え…」
まずい、本当に女子だけは苦手なんだ、別に前世でインキャだったわけではないが、休み時間はずっと男子といた。
「あ、あの、カーラウト・フォレスティエンです…」
「ファ、ファルナ・ノゴールって言います」
自己紹介をしたのはいいものの、そのあとが、お互いどうすればいいかわからなく、目が泳いでいた。
「よし、三人集まったな、移動するらしいから着いてこい」
そういって、パーシーは俺らのことは気にせず、歩き始めた。
「ちょ、ちょっと待って」
そうして、あまり物三人組での、実技試験が始まった。




