第十八話 修行其之弐
まずい。このままだと修行だけで一章並の長さになる。七話どころのはなしじゃない。
最後の魔法で手にした勝利への光
この勝ち筋を逃しに行くわけには行かない。ワタルはスキル模倣を使いあのレーザーを模倣し「???」を仕留めようとする。しかしそれは不発に終わる。
それはワタルも知らない模倣の性質にある。模倣はあくまでも見たものを再現する力。その再現をする際、必要ならば魔力や体力を消費する。晄で魔力を使い切ったワタルには魔法であるあのレーザーは模倣できなかったのだ。
消えかける晄の光。
なんかないかなんかないかなんかないかなんかないかなんかないか
やったことないけどこれしかないできるかもわからない。だけど。
ワタルは思い出す。それは今日のクエストのモンスターたち。
多分魔法は無理だ。だからスキルを思い出せ。あいつらのスキル。
「硬い爪」
「た、倒した、、、」
まさかこんなに夜の魔物が強いとは。
「お見事です。ハフくん」
「ザビエル?!なんでここに?」
「実はずっと見ていたんです。ハフくんのことが気になってしょうがなくて。」
良かった。これで安心だ。ザビエルが来てくれ、、、いやおかしいぞ
「誰だ?お前」
「何を言ってるんですか?ザビエルですよ?」
「いや、お前はザビエルじゃない。今気づいたよ。そのくらいお前の変装は完璧だった。
お前の失敗を教えてやろうか。それはザビエルが俺のことを「信用」していることに気づけなかったことだ」
「くくく。ふはははははははははははは。
すまない。いったとおりでしょ?魔王様、これはこれは面白いやつがいるって」
「魔王様?」
「君がそれについて知る必要はありません。君はこのままここで死ぬ。」
その時。
「光×闇 合体魔法常闇之光」
凄まじい閃光が辺り一帯を包む。同時に何かに運ばれる感覚が残る。
視界が戻ってきた。なにがあったんだ?目を開けると俺はミサにお姫様抱っこをされていた。
「ミサさん?!」
「実はザビエルさんから連絡をいただいていたんです。ひたむきに頑張るワタルくんはきっと帰りが夜になる。って。同時にまだワタルくんには夜の魔物と戦う力が残っていないことを知っています。そのため私”たち”はずっとそのホルダーから情報を得て見守っていたのです。」
「たち?ホルダー?」
「詳しい話は後でします。まずはこれを飲んでください。」
そう言うと瓶に入った青い液体を差し出された。
「なにこれ?」
「これは魔力を回復する通称魔法瓶です。早く飲んでギルドマスターの加勢に行きますよ。」
ぎっ、ギルドマスター?!さっきまで俺がいたと思われる場所に目を向ける。そこには一人の屈強な男と”偽物”のザビエルがいた。
「誰ですかあれ?」
魔法瓶を飲みながら聞く。
「あれ?言いませんでしたっけ?あの人がギルドマスターのマド・ムハンです。」
「へぇぇ。」
「というかこれ以上は後で話しましょう。今はあいつの相手です。」
そう言われると俺はミサとともに”偽物”のキリストに向かって走り出した。
まじで7話じゃ聞かない可能性ある。あんまり長いようだったら章変えます。




