第十五話 晄の兆し
物語の転換点です。ここから大きく物語が進むかもしれない。でももうちょっと日常を書きたい。そんな気持ちもある。
あの日から特に何事もなくのんびりとした日々を過ごしている。
村の人達の名前も完璧に覚えた。。このスクント村、いくら村で人が少ないとはいえそれでも50人は暮らしている。今は何してるかって?買い出し中だ。俺が来てから教会は交代で御飯作ったり、買い出しをしている。今日は俺の担当だ。
「戻ってきました〜」
教会の扉を開けた先には何かを話しているキリストとザビエルの姿があった。
「ワタル〜〜?今から魔法を覚えに行くか。」
きちゃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
村の外れにやってくる。今思うと懐かしい場所だ。
「適正魔法の魔法の精度を上げることも大事だが魔法を合成して放つことが前提とされるこの世界で様々な魔法を覚えておくことは重要だ。さて問題だ。この世界の魔法はなんの属性に分類されるか覚えているか?」
「確か、「炎」「水」「風」「土」「自然」「光」「闇」の7つですよね?」
「正解だ。自然を除いて他の属性はその属性名と同じ名前の魔法がある。だが今日覚えるのは属性名と同じ名前の魔法だけだ。例としては炎や水だ。」
なるほど。あれ?でもあと2つじゃね?
「そういや、水は全てを喰らうものの時使ってたな。きれいに最難関が残ったな。」
「最難関?」
俺の問いにキリストが答える。
「光属性と闇属性は適正属性じゃないと覚えるのが難しいんだ。もちろん覚えたあとの扱いにもクセが有る。」
「待て。お前連発してるくね。初めて戦ったときとか全てを喰らうものの時とか。
ってことはもしかして、、、、」
「ビンゴだ。俺の適性属性は2つ。光と闇だ。」
てことはもしかして。
「ひたすらに食らって覚えてね。」
もう最近こんなんばっか。
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「闇」
くそ
「光」
しかし反復練習の成果は出ている。少しばかりだが手が発光しているようにも見える。
「全く身につかねぇな。早くしないと死ぬぞ。」
「闇」
間髪入れずにかよ。休憩をくれ。
「光、、いや」
魔法ってイメージの世界なんだよな。なんで今までそれに気づかなかった。
なりたい自分を映す鏡、、、、なりたい自分。
おばさんの顔がどうしてもよぎる。
さっきほのぼの過ごしている。村のみんなの名前を覚えたとか言ったが嘘だ。
あのおばさんには名前どころか顔も合わせられていない。
あんなに、、、、、あんなに、、、、、、なりたい自分。それは、、、、
「晄」
その瞬間強烈な光がその場一体を包む。
「やったじゃねぇーか。ん?なんでないてんだオメェ。」
「ーーになる。」
「あ?なんて?」
「勇者になる。もう辛い目に合う人は見たくない。」
キリストは黙って考え込んだ。それは雪のように冷たい目で遥か遠くを見ながら。
すっごい気づいてほしいことだったから物語の補足します。
最後のワタルが放った「晄」は二重の意味がかかっています。
一つは魔法としての晄。
そして人々の希望の星となる。それは世を照らす晄のように。
という意味がかかっています。




