49、新メニュー
癖のない黄色みが買った豆乳と、花の蜜からとった甘味料の組み合わせは思った通り美味しかった。
豆乳のサラっとした口当たりとうまみに、果実の香りと甘みがつけられてなかなか美味しい。
これは売れる、そう俺が確信していると今度は粉状のものが三つほどっ出された。
それを見ながら俺は、
「これはひょっとして黄な粉ですか?」
そう俺が聞くとギルドの喫茶店の主人が、
「おうよ。早速豆を炒めて引いてきた。あいつは魔法の腕もいいからな」
そういって笑う主人を見ながら、魔法でこういった黄な粉などを作る時間が結構時間が短縮できるのかと俺は思う。
この主人が外に出てきてから戻ってくるまでそんなに時間はかかっていなかったのだから。
俺たちの世界だと、フライパンで炒めてから、コーヒーミルのような、コーヒー豆を粉にする道具を使う必要はあるだろう。
昔なら石臼でひくだろう。
そういえば石臼でひいた黄な粉は美味しいと昔、祖母が言っていたがいまだに味わったことはない。
黄な粉の売られているパックに石臼でひきましたと書かれているのは見たことがあるが、未だによく分からない……そう思っているとそこで目の前に粉状になった三つのものが置かれる。
紫がかった黒色の粉と、黄色い粉、緑色の粉の三種類だ。
先ほどの投入の味と色を思い浮かべながら、緑色はきつい味なのだろうなと思ったので、一番先に食べる。
だがそれは予想外の美味しさだった。
「豆の臭みがあまりなくて、代わりに濃厚な味になっている気がする」
「本当だ。これはなかなか」
「美味しいかも」
寿也や百合もそういって緑色の豆の意外な使い方を教えてもらった。
この黄な粉に砂糖を混ぜて、黄な粉モチにしてもおいしいかもしれない。
そういえばいろといい香りといい、どことなく抹茶を混ぜられた黄な粉のようにも思える。
そう思いながら次は黄色い黄な粉を食べてみる。
味わえば味わうほど、普通の黄な粉の味しかしない。
これは俺たちが思った通りに使えるだろう。
そう判断してから最後に黒いものを口にする。
かすかに苦みのようなものがあり、甘味でどの程度相殺されるだろうかといった風だ。
これならば緑色か黄色の黄な粉を使った方がいいだろう。
寿也や百合も同じ意見だったのでそれを主人に話して、
「ふむ。それで異世界の飲み物で、一番原型に近い物はどういった組み合わせだ?」
「そうですね、この黄色みがかった豆乳と、黄色いシロップと黄色い黄な粉ですね。……全部黄色だ」
そういった話をすると殺鼠kそれらを混ぜたものが出される。
まずそこの方にシロップを入れて、次に豆乳、最後に黄な粉を乗せるのだ。
そして混ぜるのはお客さん自身がするのである。
というわけで予想通りの味になるかをいただいてみることに。
「……うん、この味だこの味」
「うまい」
「美味しい」
といった話を俺たちはしながら、黒蜜黄な粉豆乳なものをいただくことになった。
そしてこれらの豆の種類などが気になったのと譲ってもらえないか主人に聞くと、
「カップラーメンとやらを複数個もらえればそれでいいぞ」
といった物々交換になったのだった。
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