第29章 作戦会議&刑事とのけんか
「じゃあ行くよ、Yタワーの屋上へ。作戦があるから。僕一人でなんとかできるよ。ボールを投げればひっくり返るよ。」
刑事は困惑していった。
「いやいや、そうはいってもね、拳銃持っているかもしれないし、ナイフを投げられてけがをするかもしれないし。お母さんから聞いたけど、正斗君は右腕以外弱いみたいだからさ。」
「いやいやいやいや、作戦を考えれば何とかなるよ。」
正斗は安易な気持ちで言った。けれど実際明日の午後8時までに準備するなんて、とても大掛かりな準備だったらできるわけがない。刑事はとうとうキレてしまった。
「は!? じゃあ何か作戦言ってみろや!ちゃんとじぶんでやれよな。好きにしろ。」
「はーーーい!」
「いや。はーーーいじゃねえんだよ!俺はなあ、お前のことを心配していっているんだよ。あんたはそれをわかっていっているのか?このクソガキ野郎。」
「本当に作戦があるんだよ。夜8時っていうことは暗いっていうことでしょ。犯人より前に屋上にきて、待っておく、犯人が来たら、超スーパーミラクルボールを投げる。当たったら倒れたり、体勢を崩したりするから、そこに刑事さんが来て取り押さえて、逮捕。保田を返してもらえるっていうわけ。」
「いやいやいやいやいやいやいやいやいや。そんなうまくいくわけない。」
「じゃあさぁ、園長先生はどう考えるの?」
「わしは正斗君を信じるぞ。」
ほかの先生たちも賛成のようだ。
「ここまで来て反対するわけにはいかないよね?」
正斗はにこにこと笑いながら言った。
第30章に続く。




