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「意味わかんないんだけど」

 俺と同様に命を狙われているなら、羽沙にも説明しておかなければならない。

 黙っていてほしいと釘をさされてはいたが、ラビリスと一緒にいたことが原因だという事だけは教えないと、狙われてる理由も説明できない。

 そこだけは羽沙にも口外しないように約束させるということで、セリカさんに了承を得ている。


「あたしたち関係ないじゃん。一緒にいただけで命を狙われるとかないわー」

 うん、そうなんだけどね。


「で? あたしにどうしろっての?」

「事態が解決するまでお前も俺の家にいてくれ」


 神代姉妹が出て行ってから二年が経ったものの、こいつの部屋はまだ残っている。

 一般的に俺たちの関係が特異なのはわかっている。幼馴染とはいえ、恋人でもない女子の部屋が自宅にあるなんて普通じゃない。

 けど、俺一人が住むにはファミリーマンションは広すぎて部屋が余る。

 羽沙だけでなく神城家族全員がよく泊まっていくし、本人が気にならないなら、無理に羽沙の部屋を開けさせる必要もなかった。

 ちなみに紅ネェは完全に荷物を自宅に移している。


「いつ解決するの?」

「わからん」

「……そうなんだ」

 軽く頷いてスマホを取り出す。

 家に電話をするのかと思いきや――


「警察に電話する」

「おいいい!」

 俺は慌てて羽沙のスマホを奪った。


「命を狙われてるってんだから当然でしょ」

 そうなんだけど、これ以上ややこしい事態にしたくない。


「こういうのテレビで見たことあるんだよね。

 大勢で一人を騙して、その人の財産を少しずつ時間を掛けながら全部奪っちゃうような詐欺」

 それは俺も一緒に見てた番組だ。


「そりゃ芸能人がターゲットにされてたやつだろ? 俺はまだ学生だし金なんてない」

「おじさんとおばさんが遺してくれたくれたモノがあるじゃん」

「あー……」

 確かに言われればあるな。


 このマンションも然り。

 親父たちは結構な遺産を俺に残してくれてるらしい。

 そういったモノはじいちゃんたちが管理してるから、正確な内訳まではわからないけど、それなりに高額ではあるはずだ。


「でもさ、こんな騙し方ってあるか?」

「……うーん」

 言い出した羽沙も唸る。


 仮に今日の出来事が何らかの仕掛けがあったとしよう。

 けれど洗脳された後ならまだしも、『異世界』や『魔法』なんて単語を最初から使うだろうか?

 さらには、俺と興奮しながらキスをしてほしいなんて、どう考えてもこっちが警戒する要素しかない。


「俺を騙して金を取ろうとするならもっと現実的な方法でくると思うんだよ」

「新手のやり方かもよ?」

「だとしたら斬新すぎるな」


 それに紅ネェがラビリスたちにブローチを見せたのは、紅ネェから自発的に行ったことだ。

 数年前から計画して紅ネェにブローチを渡していたなんて考えづらい。


「で、どうするの?」

「……どうするって……もうちょっとだけ、様子見ってのはダメかな?」

「命を狙われてるって脅迫みたいなこと言われてんのに?」

「うーん」

 無意識にポケットに入れていた母さんからの手紙を掴む。

 羽沙の言い分もよくわかる。

 でも、ラビリスたちを悪人だと疑うにも抵抗がある。


「その手紙、本当に天太のお母さんが書いたものなの?」

「……ああ、それだけは断言できる」


 母さんは死ぬ前に何通も俺と父さんに手紙を残していた。

 中学を卒業した時の手紙。高校に入学した時の手紙。

 まだ封を切ってないが、高校を卒業した時の為の手紙まで用意してある。

 お節介にも、彼女ができたとき用とか、働き出して疲れた時に読んでほしい用とか、本当に色々だ。

 その時の為にまだ全部は読んでいない。全ての手紙は手書きで気持ちが籠っているとわかる。

 そしてラビリスたちが持ってきた手紙も手書きで、それは何度も見ている母さんの字だった。


「すまん、もうちょっとだけ様子を見よう。母さんが世話になった人の子供かもしれないんだ。放っておけない」

「うん、そう言うと思ってた」

「……え? いいの?」

 意外過ぎるほど簡単に折れたなこいつ。


「だって天太、あの人たちの言うことだいぶ信用してるでしょ?」

 信用と言うには語弊があるかもしれないが、あまり疑えないのは事実だ。


「じゃあなんでお前、警察に電話しようとしてたんだよ?」

「はあ? 十分怪しいこと言ってる人たちじゃん。あたしがどれだけ寛容になってあげてるかわかんないの?」

 寛容とか言っちゃってるよ。


 でも羽沙の気持ちもわかる。

 俺はラビリスたちに対して警戒が無さ過ぎるのかもしれない。

 ただこういう心境になっちまってるんだからどうしようもない。


「あたしが映画の主人公だったら、すぐに信じてあげれたのにねー」

「うん?」

「だってほら、映画の主人公ってさ、不思議なことがあってもすぐに信じちゃって行動してるじゃない?」

「それは尺の都合で戸惑ってる描写をあんまり入れられないからじゃないのか? 話のテンポも悪くなるし」

「……これだから作り物は」

 お前は何様なんだ?


「それにどっちかって言ったら主人公は俺だろこの場合?」

「は? あたしの視点からはあたしが主人公なんですけど?」

「お前はむしろヒロインのほうだ」

「ヒロイン……? 悪くないわ」

 そうか、ならそれで納得してくれ。


 とりあえずはもうしばらく様子見ということで、俺たちもラビリスたちのいるリビングへ向かった。


「すまない、紗矢と話をしたい。少しだけ姫様を頼む」

 リビングへ入るなり、入れ替わりに二人が出て行ってしまった。

 ガイドさんと話していた事を紗矢さんにも共有させるんだろう。


「クッキー美味しかった?」

 羽沙がソファーでくつろいでいるラビリスに話しかけている。


「美味しかった。これならいくらでも食えるぞ」

「そう? じゃあもっと持ってこようか?」

「うん!」

 返事を聞くなり、羽沙は箱ごとクッキーを持ってきた。

 一箱百円ちょっとの安いチョコチップクッキーだ。

 俺たちはクッキーを美味しそうに頬張るお姫様の対面に座った。


「ところで、なんでラビリスって悪い奴らに狙われてるの?」

「……それをこいつに訊くのかよ?」

「だって気になるじゃん」

 そりゃあ俺だって気になるさ。

 だけど子供のラビリスに訊くには抵抗がある。

 後でセリカさんたちに教えてもらえばいいと思うのだが。


「別に構わんぞ。わらわを子供扱いするでない」

「……おう」

 実年齢より幼く見える十歳の子供に言われてもな。


「やっぱり王族ってだけで、命狙われちゃったりするの?」

「やっぱりとはなんじゃ、それが当たり前だと思われとったらたまったもんではないぞ」

 そりゃそうだ。


「お父様とわらわが狙われる理由は逆恨みと、正当な怨みからくるものじゃ」

 ボリッとクッキーを噛み砕く音が重く聞こえた。


「……逆恨みはなんとなくわかるけど、正当な怨みってなに?」

 羽沙が率先して訊いてくれるので、俺は黙って耳を傾ける。


「先代の王が暴君での、王であるが故に誰も逆らえず、何年もアルカディアの民は苦しめられた。

 王とそれに従う者たちの意見しか反映されず、罪も無く、何の意味も無く処刑された者も大勢いた。

 私欲を満たしたいが為に盗賊の様な行為に、民を守るべき王自ら加担していた。大切な家族や友人や恋人を殺された者たちの怨みが王族に向くのは当然じゃな」

 ラビリスは表情を変えずにクッキーに手を伸ばす。


「でも……それでラビリスを狙うのは違うと思うけど」

「冷静になればそう考えるかもしれんがのぅ、奪われた者でなければ理解できない感情もあるじゃろ?」

「あるじゃろってお前……」

 それを十歳の子供が言うのか。


「先代ってことはラビリスのお祖父さんかお祖母さんになるんだよね? その人たちはどうなったの?」

「お父様が十五歳を迎えられた日の式典で、民の前で殺した」


「…………殺した?」

 あまりに簡単に言うもんだから、一瞬言葉の理解が遅れた。


「大勢の前で首を()ねたのじゃ。

 ほれ、式典の時に民に姿見をさせるバルコニーがあるじゃろ? そこでお父様は先代を殺し、国と民の為にアルカディアを再建すると宣言されたんじゃ。ちなみに先代は男じゃぞ」

 言ってクッキーを頬張る。

 俺と羽沙は言葉を失っていた。


「おい、どうしたその顔は?」

「……いや、なんて言うかね」

「衝撃的っていうか……」

「衝撃的なものか。わらわは話にしか知らんが、そんな暴君を許すわけにはいかん。じゃがな、それまでに生まれてしまった不幸や怨みは簡単には消せん。先代が死んだ後も、王族憎しとわらわを狙ってくる者がおっても不思議じゃなかろう?」


 こいつは自分の言ってることを理解している。

 誰かに教えてもらったことをただ話してるだけじゃなく、理解して、それを受け止めている。


「わらわの口からこんな話が出るとは思わなかったようじゃな?」

 その通りなのだが、なんでこいつ、イタズラが成功したみたいにニヤニヤしてんだよ?


「つまりお祖父ちゃんの悪政のせいで、ラビリスが狙われちゃってるんだ?」

「お祖父ちゃんなどと呼ぶな。わらわはそんな男の名前も姿も知らん」

 まるで温かみの無い言葉に、事情はあるとしても、少しこいつの闇を見た気がした。


「先代のせいでアルカディアは酷く疲弊してしまった。お父様の尽力で少しずつ元に戻ってきていると聞いているが、親交、交易のあった諸国との信頼も失ってしまった。

 たった一人の王族が、国中の人間を不幸にした。結果、王族そのものに怨みを抱く者を生んでしまった」

「じゃあ、その人たちが……」

「いや、怨みはあれど民の力だけで敵意を持ってわらわに近づくのは難しい。ようわからんが、いくら隠そうとしてもそういう人間はすぐに分かるとセリカたちが言っておった。

 問題なのが先代に付き従い、甘い汁を吸っておった貴族共じゃ。お父様の改革で悪事を暴かれ、権威を失ったにも関わらず。小癪なことに財力だけは持っておる。そ奴らがわらわを狙っておるのじゃよ」

 なるほど、それが逆恨みか。


「でも誰がやってるのかわかってるんでしょ? だったらその人たちをやっつけちゃえばいいんじゃない?」

「それができれば苦労せんわ。なぜ出来ぬのか、わらわもお父様に訊いてみたが、理解できぬ返答じゃった」

「なんて?」

「うん? んん……それをやったら、なんたらかんたら」

「なんたらかんたらってなに!?」

「難しいことを言われたんじゃ! ようわからんかった!」

 内容が難しくて理解できなかったわけか。

 まあ、色々と事情があるんだろう。


「何の話ですか?」

 思ったよりも早く紗矢さんたちが戻ってきた。


「わらわが狙われてる理由を知りたいともうしてな」

「ちゃんと教えられました?」

「バッチリな!」

「最後が超あやふやだったけど」

「大体わかってればいいじゃろ!」

 それをバッチリとは言わないぞ。


「それで、わらわたちはこれからどうするのじゃ?」

「そのことなのですが」

 セリカさんは俺に視線を向ける。


「ここまで迷惑を掛けておいて頼み辛いのだが……」

「いや、むしろここで遠慮されてもって感じだし、何でも話してくれ」

 俺と羽沙も狙われてるなんて言われたんだ、気を遣うのはわかるが遠慮されても困る。


「今晩だけ私たちをここに置いてもらえないだろうか?」

 その問いに、チラッと羽沙を見る。


「あたしも泊まるつもりだし、いいんじゃない?」

「ということだ。構わないよ」

 羽沙が文句を言わないなら問題ないだろう。


「すまない、恩に着る」

 セリカさんは心底ほっとしたように胸を撫で下ろした。


「今晩だけと言うたが、明日からどうするのじゃ?」

「状況次第ですが、早くとも明日にはアルカディアに戻ろうと思います」

「待て。わらわたちが帰ったら天太はどうなる!?」

 ラビリスの反応に紗矢さんが人差し指を立てる。


「天太君と羽沙ちゃんにはアルカディアに来てもらいます。そっちのほうが守りやすいですし」

「え!? そんなの聞いてないぞ!」

「さっき私とセリカさんで決めたから」

 勝手な!


「本当に別の世界があるなら行ってみたい!」

 が、羽沙の目は輝いていた。


「……お前、行きたいの?」

「だって面白そうじゃん! どんなところか見てみたくない?」

「見てみたいけどさ」

 詐欺じゃないかと疑ってたのにどうしたお前?


「おい待て。こっちの人間を連れ帰るのはいけないんじゃなかったか?」

「はい、規則では厳罰処分、死罪ですね。ですがアステア王子が託したストゥニールの宝玉の持ち主、天太君を保護するというのであれば、アステア王子の意図を汲んだとしてエステニアへの友好関係を保ちたいという意思表示と、大臣たちの説得材料にもなります。

 それに天太君のお母様の手紙の内容から、名前こそ書かれていませんが、天太君のお母様を助けたのはローズ様で間違いありません。ローズ様に関わることなら王も無視はできないでしょう。

 この二点だけでも、天太君と羽沙ちゃんをアルカディアに招いて保護するだけの理由には十分だと思います」

 自分たちが来たせいで俺たちが狙われてるなんてラビリスには言えないしな。


「でも大丈夫なんですか? 変に揉められても困るんだけど」

 俺の心配に、紗矢さんがラビリスに聞こえないように耳打ちしてくれた。


「天太君はローズ様に会ったんでしょ? だったらむしろ連れ帰らないわけにはいかないし、王様も歓迎してくれると思うよ。姫様にはそれっぽく言ってるだけだから」

 会った、という実感はまだないんだけど、この人たちにはよほど重要なことらしい。


「……ラビリスの婚約破棄のことはいいの?」

 羽沙の問いに、

「姫様の命の関わる状況になった今、キスの相手を探すなどと言ってはいれないからな」

 セリカさんが複雑な表情を見せた。

 ここに残っても、元の世界に戻ってもラビリスには辛いことばかりだ。

 力になってやりたいが俺には何の力もない。


「この件が片付いたらまた逃げ出せばいいじゃないですか」

 しかし紗矢さんはすぐに解決策を提案した。


「バカなことを言うな! 姫様を異世界に連れ出すなど、命をもって償わなければならない罪だぞ!」

「そんなこと知ってますけど、私たちなら怒られるだけで済みません?」

「お前はまだ親衛隊としての自覚が……いや、重要な立場だと自覚して甘く見てもらえると思ってるなキサマ!」

「説教は後にしろ! 話が進まん!」

 ラビリスの静止に二人は大人しく引き下がった。


 さっきの会話でラビリスが見た目以上にしっかりした奴だということはわかった。

 だから違和感を覚える。

 自分の為とはいえ、重い厳罰が下される行動にセリカさんと紗矢さんを巻き込むだろうか?

 セリカさんたちから発案したようなことを言ってたが、すんなり受け入れたとは思えない。


「それでどうだろう? 違う世界に行くのだ、簡単には決められないだろうが」

「行く行く!」

 遠慮がちのセリカさんに、羽沙は食い気味で返事をした。


「いいのかよ? 違う世界なんて言って、どこに連れていかれるかわからないんだぞ?」

「なんかもうラビリスたちを疑うの疲れちゃった」

「えー……」

「お前たち、まだわらわを疑っておったのか?」

「あはは……やー、ファンタジー過ぎて、なかなかね」


「セリカさん、少し訊いても?」

「なんだ?」

 羽沙たちは放っておいて、率直な疑問を投げてみる。


「ラビリスの安全を優先するなら今すぐ帰った方がいい気がするんだけど、なんで明日なんだ?」

「我らが戻った先に、伏兵がいる可能性がある」

「城が占拠されているのか!?」

 セリカさんの声が耳に入っていたのか、ラビリスが驚いて立ち上がった。


「いえ、可能性は非常に低いです。ですが、襲撃された私たちがすぐに戻ると踏まれていたら、何があるかわかりません。帰るタイミングを少しズラそうというだけです」

 次いで紗矢さんが捕捉する。


「まあ、城が占拠されるような事態なら、ガイドさんのところに知らせが来てるはずだし、それは無いと思いますけどね。でも私たちは実際に襲撃を受けています。伏兵は警戒すべきですね」

「傭兵になったガイドになぜ知らせが行くのじゃ?」

「あ……あー、困った時の助っ人みたいな感じで」

「なるほど」

 頷いてラビリスは俺を見上げた。


「そういうわけで天太、一晩世話になってもよいじゃろか?」

「しょうがねーから世話してやるよ」

「ありがとう、助かる」

 言って、ペコリと頭を下げた。

 これで十歳か。俺が同い年の頃はどんなだっただろう?


「そうなるとさ、夕飯の食材って足りる?」

 羽沙の心配に、

「……あんまりねぇな」

 冷蔵庫の中を思い出す。

 基本的に俺一人で、たまに友人たちや神城家族の誰かが来るくらいだ。

 食材の買い溜めなんてしていない。


「そういやお前たちは昼飯どうしたんだ?」

 時計は十五時を回ろうとしている。

 俺は羽沙の家で昼飯を食ったけど、こいつらはどうしてたんだろう?


「一食抜いたところで問題はない」

「私も」

「わらわはクッキー貰ったしの」

 だからこいつはこんなにクッキー食ってたのか!


「いや言えよ。大人はいいとしても、子供のお前に飯をやらなかったなんてこっちが気にするわ!」

「……王族が庶民に食事を用意させるというのもな」

 逆に気を遣われてた!

 羽沙が苦笑してキッチンに向かう。


「裕福なんて言えないけど、ご飯に困ってるなんてことはないから。ちょっと遅いけどチャーハンでも作ろうか?」

 今はそれでいいかもしれないが、どちらにせよこの人数分の夕飯の材料がない。


「買い出しついでにパンでも買ってきてやろうか?」

「それがいいんじゃない? あたしご飯炊いておくね」

「俺一人で行かせる気かよ?」

「だって外、暑いじゃん」

 荷物運び手伝ってやろうとか思わんのか。


「買い出しにいくのなら全員のほうがいい」

 セリカさんの提案に俺は首を振る。


「さすがにそんな大荷物には――」

「別行動は襲ってくれと言っているようなものだ」

「…………」

 そういう状況だったね。


「でもラビリスを外に出すわけにもいかないでしょ?」

 羽沙は持ちかけたエプロンを元に戻す。


「いや、ガイドが護ってくれているなら特に問題はない」

 あの任意の場所に結界を作れる、なんとかの宝玉とかいう物があるからだろうか?


 そうと決まれば明るいうちに行動しようということになった。

 外に出れるということで、ラビリスはすごく嬉しそうにしていた。

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