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内閣制度 構想

この内閣制度の構想は、独自に考えてみたものだ。


まず、内閣総理大臣は、他の大臣とは別格。総理大臣と他の大臣は一緒の扱いにしない、ということを、憲法で決めておく。


総理大臣になれば、自分のやりたいことを、必ずやれるようになると思って、内閣制度の創設を推進してきた。


あと、陸軍大臣、海軍大臣は置かない。

全軍を統括する、国防大臣をトップとする国防総省を設立する。


陸軍大臣と、海軍大臣を置くと、陸軍と海軍が、お互いの立場や主張を振りかざして対立関係になることが懸念されるからだ。


国防大臣をトップとし、その下に陸軍トップと海軍トップを置く。

陸軍トップと海軍トップは、国防大臣が決めるものとする。

国防大臣は、軍人からは選ばれない。国会議員から選出され、選出するのは内閣総理大臣とする。

そうすることで、軍部の動向に対して、

にらみを聞かせ、軍部の暴走を抑止する効果あると見た。

間違っても、政府要人が青年将校の一団に殺されるようなことは、起こらなくなるだろう、ということ。

問題は、誰を国防大臣に任命するかということだが、そこまではまだ考えていなかった。


そんな中、伊藤博文は、またある人物と関わることになる。山県(やまがた)有朋(ありとも)だ。


山県有朋「伊藤博文さんだね。私は山県有朋。あなたも私と同じ、長州藩出身と聞き及んでおります。」


山県有朋が軍部に、にらみを聞かせているうちは、軍部が勝手に暴走するなど無かったと、言っていたのは犬養毅だった。


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