サブ9 ダイダインとぷりんの会話回
本編あんまり進んでないが気分転換に
「お疲れ様です。助かりました。」
「おつかれ〜。」
「おつです。」
「またよろしく。」
「お疲れ様。」
ここは、城下町より北西の村の冒険者ギルド前。城下町の冒険者ギルドと比べて小さいのは、村の規模も影響している。
ダイダインとぷりんは、さきほど北西の村で店の品物チェック中に野良パーティの募集を受け、彼らと共に、討伐クエストを行っていた。
クエストの対象である、四つ目猿は、その名の通り、顔に目が4つある以外はデフォルメされた愛くるしい子猿といったようなモンスターである。戦闘力も素早さ以外は並で、
倒しやすい部類だ。
ただ、今回野良の募集をかけたプレイヤーは、その討伐数の多さと、猿事態の出現率の低さに悩み、困っていたというわけである。
それも、冒頭の会話通り、猿退治を終え、ギルド前で解散し、今に至るというわけである。
「終わったか・・・あそこまで出現率の割に数が求められるとは。募集してたプレイヤーは報酬のアイテム以外は全部権利放棄したが、元取れたのかな?確かに、性能の高い胸当てだが・・・」
と、ダイダイン。
「取れる、と思ったからその条件で募集かけたんじゃない?」
と、ぷりん。
「しかし、それはそれとして、リアル夫婦で二人共β当選か。確か妻の方が同窓会でリアルの夜まで来れないから、先にプレイできてた夫が妻用の装備を確保とは・・・こっちでも結婚するのか?」
と、ダイダイン。
「するんじゃない?このゲームで結婚したプレイヤーは、まだ居ないはずだからデータ取りたいわ。」
と、ぷりん。
「そうだな。結婚関連は公式のホームページでの情報も少なめだし、データが取れるなら取りたい。」
と、ダイダイン。
「さ、私達は、これからどうする?」
と、ぷりん。
「そうだな、割とFPが減ってるからこの村にある4件の飯屋のデータ取りはどうだ?その後はデータを送ってから考えよう。」
と、ダイダイン。
「賛成。でも、この村、広さの割に宿屋より飯屋の方が多いなんて、これでいいのかしら?現実的に考えると、これでいいのかな?」
と、ぷりん。
「そこまではわからん。俺だって旅行なんかは修学旅行か、家族で親戚の家に行って泊まったくらいだ。」
と、ダイダイン。
「私もそのへんよくわからないから、リッフィーにでも聞こうかな?あの娘、育ちが良いからそのへん詳しいでしょ?」
と、ぷりん。
「それがいいかもな。さて、飯屋に向かうぞ。飯食いながらでいいから、結婚したらどうなるかの予想を聞いて欲しい。」
と、ダイダイン。
「ご飯の時くらい、ご飯の話だけにしてよ。」
と、ぷりん
そして、彼らは、現地点から1番近い飯屋に向かう。
だが、彼らは知らない。その時点でゼインたちがもう、結婚どころか、重婚、妊娠などという事態になってることを。
そして、この現地点・・・冒険者ギルドから1番近くの飯屋が、1番高く、1番食事量が少なく、1番店が汚く、1番不味い、超大外れの店であったということも、彼らは知るよしもなかった。




