ギルド通りでギルド巡りなど。その4
まだいけるか?
依頼者 レティ(NPC)
手数料 50ツオム
基本報酬額 700ツオム
報酬アイテム ピンク麦の種×3
内容 南東の村への手紙配達。まず依頼を受けたら、ギルド職員が預かっているレティからの手紙を南東の村に住む、彼女の姉であるラティに届ける。注意点として、モンスターとの戦闘に敗れ、全滅した場合、この手紙もロストアイテムの対象になる。また、盗むスキルによる強奪対象にもなる。無事、対象に手紙を渡したら、ギルドに報告。それで依頼は完了となる。この依頼は引き受けてから7日以内で、対象に手紙を届ける必要がある。届いた日時はギルドカードに記録される。また、この依頼は、早く届けるほど、金額、アイテムにボーナス、遅く届けると逆に減額などされる。
こんな内容の記述が僕らの前に表示された。
僕は、
「すみません、南東の村ってどのくらいでいけますか?」
と、男の職員に尋ねてみる。難易度が低い方にあったからそんなにはかからないだろうと予想して。
「そうですね、大体徒歩4時間位はかかりますね。帰りはお金に余裕があれば転移魔法陣で、という選択肢もありますよ?」
と、親切に教えてくれた。
僕らは相談して、アミィちゃんが不安そうにしてたが、僕とりりあちゃんが説得して、引き受けることにした。
「分かりました。では、あらまやかさんの依頼の詳細はこうです。」
依頼者 あらまやか(NPC)
手数料 70ツオム
基本報酬額 325ツオム
報酬アイテム ほぼ無味無臭な携行食×2
内容 紫毒すすきモドキの採取。これは、近年開発された。ほぼ無味無臭な携行食の材料になる。また、栄養もコンニャク並みにないので、女性たちから、新たなダイエット食としても注目を集める。そのため生産数より、消費数の方が多くて、あちこちで材料不足に悩んでいる。この植物はどういうわけか町中では育たないので畑で大量生産が出来ないのも悩みのタネである。紫毒すすきモドキは、城門から出て、西、東、南のエリアの所々に生えているが、北のエリアには生えてない。紫色をしていて、近づきさえすれば、植物採取・知識が無くても見つけることはできるので難易度は低い。ただし、紫毒すすきモドキ自体がかなり採取されていて、運が悪いと見つからないこともある。逆に運が良ければすぐにみつかる。紫毒すすきモドキは、繁殖力や成長力などは強いので多少の乱獲には耐えられるが大幅な乱獲には耐えられない。この依頼は紫毒すすきモドキを採取して、ギルドに持ってくれば依頼達成になる。紫毒すすきモドキを1つでも採取すれば依頼達成になるが、一度に大量に持ち込むとアイテムボーナスが、持ってきた紫毒すすきモドキの質が良ければ、金額にボーナスが付きやすい。ただし、1度に1団体、66個以上採取したらこの依頼は失敗となり、2度と受けれない。また、カルマ値もかなり上がる。また、予め66個以上何らかの手段で持っていたりしても失敗となる。この依頼は無期限である。速くこなしてもボーナスはつかない。
流石に1番下の段の、1番右側の依頼だけあって文章が長く、カルマ値絡みもある。だけどゲームなれしてる人ならこのくらいの条件はゆるい。僕らは、ゲーム初心者のアミィちゃんから見て、何かヤバそうな依頼を受けようとしてると見えたのか、ちょっと反対気味だったか、二人でおしきり、この依頼も受ける。
「分かりました、では、あなた方が持ってきた最後の依頼書の詳しい内容です。」
と、男の職員さん。
そこには、
依頼者 ロロン(NPC)
手数料 5ツオム
基本報酬額 115ツオム
報酬アイテム 緑じゃがいも×1
内容 城で働く兄への忘れもの配達。城内で働く、ロロンの兄、サレプトに忘れものを届ける。速く届ければ報酬全てにボーナス。城に入るには、城の通行許可証があれば何時でも、ないなら朝9時から、夜6時半まで。この依頼は当日の朝の6時から夜の6時まで有効で、この時間を過ぎると失敗になる。また、預かり者を持ち逃げなどした場合なども、失敗となる。依頼を受けたら、まず、ロロンの家に行き、届ける品を受け取ることから始めなくてはならない。ロロンから品を受け取った、サレプトに品を届けたかは、ギルドカードに記録される。
この詳細を見て、僕は今日の予定と相性が悪いと思った。この後、教会やら、他のギルドとか見て回るのに時間がかかる上、当日、即ち今日中にクリアしろとのことだ。更に他の4つのクエストにも支障が出すぎるし、僕は、他のギルドでのクエストもしたい。
優しいアミィちゃんは、このクエストを受けたそうだったけど、他の予定のことを話したら素直に引いてくれた。できないことをできるというのはゲームであっても、やはり不味いのだ。
このクエストは辞めることを伝えると、男の職員さんはこの依頼の紙を別にした。
「分かりました。では、クエスト4つ分の手数料180ツオム戴きます。お支払は3等分ですか?」
その支払い方法だとりりあちゃんは払えないので、ここは僕が全額出す。そして報酬金額を3等分でお願いする。
「分かりました。では、依頼に必要な物を出します。少々お待ち下さい。」
と、男の職員さん。
しばらくして、一通の手紙とスタンプカードを3つ持ってきた。
「こちらは、スタンプカードです。そしてこちらは、レティさんの手紙です。汚したり、失くしたりしないで下さい。」
「分かりました。」
と、代表で僕が受け取る。
そして、ピン・ポーンの音とともに、依頼を4つ受けたことを、infoがお知らせした。
「後は、あなた方は、初仕事なので軽くギルドの仕事の成果についての点数評価の説明を、あなた方が仕事を1つ以上終え、ギルドに戻ってきて、仕事の終わりを告げた時、ギルドカードがそれまでの内容をチェックしていて、0から200点満点で評価を下します。100を基準に0によれば評価が下がり、200によれば評価が上がります。依頼書に記載されている基本報酬額は、評価100の時を基準にしています。0から40を最低限、つまり一応仕事はしたが問題が多いという評価です。この評価は、よほど問題のあること、例えば数だけの劣悪な品を収めたとかをした場合にこの評価がつきます。41から80は、不可、いまいち、つまり、仕事に何らかの不備があった場合、この評価がつきます。81から120は、可、普通の評価で、まぁこんなもんだろって評価です。普通に依頼書通りの成果を出せはこの評価がつきます。121から160までは、良、やや良いの評価で、思ったよりも仕事の質や出来がいいとこの評価がつきます。また、依頼者からの好感度にも若干のボーナスがあります。そして、161以上の評価は優、とても良い、の評価です。5段階評価の中で最も良い評価で出すのは大変ですが、この評価を目指して頑張っていただきたいです。各種好感度ボーナスにも期待していいですよ。
以上です。貴方方に良い仕事の成果を期待します。」
と、男の職員が少し長く話す。僕らは職員に挨拶をして、後ろを向き歩き始めると、
「では、次の方、どうぞ。」
と、言っていた。
僕らはアミィちゃんと、りりあちゃんとりさの強い要望で次のギルドに行く前に、教会で結婚スキルを取ることになった。結婚スキルは、1つ決めると変更不可だから今は設定したく無かったが、嫌だという雰囲気じゃないから仕方ないよね。アミィちゃんはスキルのフリー枠埋まってるのに、本当にもう取っちゃうのかな?
僕は、そんなことを考えながら冒険者ギルドをでて、対面の教会へと足を運んだ。
眠気が来たから今日はここまで。




