もう一つの箱にも・・・
まだ、本編いけない未熟な自分。
現在のままだとおむつ小説になっちまう。早く先にいかないと・・・
日本聖美少女女神社からの箱を開けると、水泳ゴーグルを一回り大きくしてメカメカしく、格好良くした物、ヴァーチャル・ビューティ・ゴーグル、略称VBO。このゲームをプレイするときに使うVR機器だ。
これが、VBOと、パソコンを繋ぐ線などと、共に、衝撃緩衝材に守られている。その上に、日本聖美少女女神社公式の封筒がある。次に目に入ったのは、オムティーナ・オンラインのパッケージの箱、それもβテスター限定イラストで書かれた箱。これは公式ホームページで見たやつだ。
そして、その隣のエリアにあったのは、オムティーナ・オンラインのイラストが書かれたビニール袋が縦3横2の列になっている。これは知らない。だがよく見ると、オムティーナ・オンライン公式コラボ商品、テープタイプ紙おむつ小学校高学年用、男の子タイプ3枚入と書かれていた。これで長時間プレイもバッチリとも書かれている。
その袋の隅の方に日本聖美少女女神社のロゴと、コラボ先のおむつメーカーのロゴがある。
「まぁ今時この手のコラボグッズはVRMMOや紙おむつ業界あるあるよ。VBOで初めてでたVRゲーム、VR理想学園オンラインでもやったし。」
めぐみさんが言っていたVR理想学園オンラインは僕も少し知っている。小学校1年からスタートして、高校を卒業するまでをプレイして、他のプレイヤーやNPCと交流を深めて充実度ランキングや、満足度ランキング上位を目指すゲームだ。中々評判がよく、今でもサービスは続いている。
「ゆーくん、これも一つ頂戴?」
と、案の定おねだりするりさ。
そんな彼女の手には片方にはコラボグッズ、これは予想できてる。もう片方は、さっきりさのスカートをたくし上げて見せてくれた白ベースの紙おむつ、こ、これは・・・
「あら、それさっき履いてたやつよね?プレゼント?」
「ううん、代わりにこれあげるの。」
「そう、良かったわね優君。」
「な、何で勝手に話が進んでいるの?」
「それはトレードが成立しているからよ優君がおとくな方にね。」
「ゆーくん、ため?」
泣きそうな顔のふりをするりさ。これは、わかっていても折れるしかない。
「わーい、ありがとうゆーくん、はい。」
そう言って、僕におむつを渡すりさ。渡されたおむつはまだ温かい。
これ、どうしよう、ってか何処に仕舞おう?
「ほら、優君、女の子の使用済み紙おむつもらって嬉しくてボケっとしてないで、はいこれ。」
そういうめぐみさんの手にはいつの間にか封筒から出された手紙と一枚の紙切れが。
僕は紙切れの方を先に見る。
そこには、
上山優人様、あなたの特別コードはM149です。
この特別コードはβテストの間だけ有効です。
この特別コードによる記録でも各種データと、今後の参考にさせていただきます。
こんなシンプルな言葉が3行書かれていただけだった。
これは、パッケージの箱に入っていたやつだろう。
でも、僕には十分。これで僕のコードを二人に教えて、代わりに二人のコードを教えてもらえる。
「りさ、スマホ取ってくれない?」
僕はりさにスマホを取ってもらうよう頼む。
りさは上機嫌に、だが、黙ってスマホを取ってくれた。
僕はスマホで二人に自分の特別コードを教え、返事が遅れた理由を漢字の書き取りの宿題のせいにする。
ついでに、ゲームに不慣れな朝子ちゃんだけでなく、僕と同じでVRMMO未体験の花絵ちゃんにもチュートリアルは、トラブルとか防止のために絶対やっておくことを念押ししておこう。
そして、二人のメールから朝子ちゃんはF001、花絵ちゃんはF101とわかった。
僕は二人に返事のメールを書き、送信する。
それから会社からの典型的な挨拶とお願いと、コラボの宣伝など書かれた手紙を読んで、
めぐみさんから、さっき棚上げになっていた、チェックを受けることになった。
今貰ったりさのと共に。
結果は・・・
二人共いい匂いだけど違う所もあると、無難な返事をしたけどめぐみさんとりさはそれなりに満足したようだ。
そして、めぐみさんが君のためのコレクションベースにしてあげるとの台詞で僕の机の一番下の引き出しの奥の空間を拡張したとかいった。
これは、じつは女神様も絡んでいて、僕の3歳の時にタイマー式の魔法を使っておいたらしい。
当然、朝子ちゃんのパンツを貰ったことがきっかけである。
こんなごたごたしてたら当然漢字の書き取りをしてる余裕なぞ、あるわけなく、漢字の書き取りは、晩ごはん以降の予定に繰り下がった。
晩ごはん後に漢字の書き取りをしながらでもいいから聞きなさいと、女神様から僕宛ての伝言を貰った。
内容は約束の念押しだった。
あと、VRMMOを始める時にめぐみさんや、りさと、体と体をくっつける必要があるが、手を握るくらいでもいいとのこと。
そして、漢字の書き取りの宿題、夜のやるべきことをすまし、頭の中で明日のことを全部確認して、最後に、普段は使わないスマホの目覚まし機能もセットする。
時刻は、午後10時半位。
何時もの通り3人で寝るが今日はりさとめぐみさんがいつもより僕の近くに寄ってきた。
「お休み、優君、りさ。」
「おやすみなさい、ゆーくん、めぐみお姉ちゃん。」
「お休み、りさ、めぐみさん。」
そして夜はふけていく、次の朝へとバトンタッチするために。
封筒とおむつが入っていたよというお話でもある。




