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サブ1 3月29日青森県某所の夜

初サブストーリー

ついさっき、アクセス数とかいうのみたがこれって多い方なの?


ここは、青森県の何処かの山奥にある、俗にいう5階建てのラブホテルの一室・・・・・・




だった場所だ。




バブルが弾けた影響で経営難になり、2014年についに潰れて、持ち運べる物だけ持ち運び、建物は朽ちるがままになった、典型的な廃ビルパターンをたどったラブホテルである。


2072年の3月29日現在も、かつての面影はないが、建物の基礎工事が良かったのか、ほったらかしになっているからか、崩れる様子だけはない。


中はボロボロで所々コンクリートの破片が落ちていたり、壁に穴が空いていたりする。窓ガラスは割れてない箇所がない位だ。

そして、廃墟マニアか、なんらかの目的を持って訪れた者たちによるゴミや、落書きがあちこちにある。


だか、そんなラブホテルの一室、4階の一番奥、407号室とも呼べる場所だけは空気や雰囲気が違った。


部屋自体は他と同様ボロボロで物の類はなく、壁には落書き、だか、ゴミだけはない。

正確に言うとあったにはあったがこの部屋に本日、一番最初に入った・・・





悪魔によってこの部屋にあったゴミが他の場所へとどかされたからだ。



現在の時刻は午後4時27分。

悪魔はもう一度、この近くに人間たちが居ないかと確認の魔法を使い、いないことを確認後、まずはこのあたりに人払いの魔法、次にお客が大勢来た時の為の魔法を使い、最後に取り寄せの魔法を使い、ある物を取り寄せる。









この悪魔の男の趣味の店、おでん屋台を・・・



この悪魔の趣味は、日本のいくつかのラブホテルの廃墟でおでん屋台をやること、という変わり者である。



勿論、人間たち相手にではなく、人ならざる者たち向けに、人間が食べるおでんを売る。


日曜日と月曜日が休みで、後は曜日によって違う場所で営業している。

支払いは日本円の現金のみで、ある程度はツケもオッケー。


そして、そんなことがこの部屋の天井にも日本語で書かれているが、悪魔の魔術のせいで普通の人には見えない。例えば、他の曜日がどこの県の◯◯といった場所で何時から何時までという、内容自体は普通の連絡だか、指定されてる場所が場所である。


そして、この悪魔のおでん屋台の営業開始時間と同時に待ってましたと言わんばかりに一組の男女が訪れる。


女は女神、主人公達との知り合いのあの女神である。本日の服装は連れに合わせたのか紺色のスーツの上下。

対する男はぱっと見は頭に被っているジャイアンツの野球帽が違和感があるが他は紺色のスーツの上下で牛乳瓶の底のような分厚いレンズの眼鏡をかけた、細マッチョの男性。人間、というより日本人として逸脱してない肌の色と黒目黒髪である。


そして、その二人の客をみて魔法を使い、何時もの仕事着、おでん屋のおっちゃんの格好といえばイメージがわく格好に着替えて一言。


「いらっしゃい、お二人共久々だね~、まずはいつもの?」


そんなことをいう悪魔の体は薄紫色の肌と筋骨隆々した身体、190どころか200センチはあろうかという身長、たが、服装はおでん屋のおっちゃん。


そんな悪魔にツッコミも入れずに、

「ええ、わたしはそれで。」

と女神は答える。

男もまた、

「ああ、それでいい。だが、今日は仕事で疲れたから、大好物の卵を2つ余計にくれ。」

その言葉に店主は一言、

「毎度。」

とだけいい、出すものの準備にかかる。

席に座った二人、そしてすぐに女神が男に話しかける。

「やっぱり、疲れてたのね?閻魔。そんな雰囲気隠しもしなかったから。」

「ああ、今日の死者の裁きで判決にゴネるやつが多すぎた。何で元マスコミや政治家の年寄は私の前でも嘘がまかり通ると思っているのか・・・」

そう言い、すでに出ていたお冷を口にする閻魔。

「それがあなたの仕事であるからしょうが無いわ、それより今日はお互いの報告も兼ねて楽しく飲み食いしましょう。そのために貴重な一回を使ったんだから。」

「貴重な一回?ああ、最高閻魔様との?」

「そうそれ。」

ここで会話が一旦途切れる。なぜなら、最初の注文である、何時ものがそれぞれの前に出たからだ。

「へい、お待ち。」

「続きの話は食いながらだな。」

その言葉に頷く女神。


そして・・・40分くらいたった。


「ってことで、ようやくここまできたってことよ。後は前日に来てくれるめぐみに伝言を頼んでいよいよ・・・」

その言葉に閻魔は、

「そうか、いよいよか。私の知り合いにも感謝してるものがいるぞ、お前のおかげで人間との交渉の場ができたとね。特にゲームとかに興味を持つ若い、人ならざる者たちはな。自分で交渉したくても上手くできない奴らはお前か思っているよりもとても多かったと言うわけだ。」

そう言い、チビリと熱燗の酒を飲む閻魔。ちなみに彼が今日酒類を飲んでるのはついさっき頼んだ熱燗のみでまだ一本目である。

「まぁそうよね。色んな理由で上手く交渉出来ない面々もいるしね。むしろ私のようなのが例外なのよね〜」

そういう女神は素面で本日八本目の缶ビールを飲み干す。

「だか、あの、例のオンラインゲームに出たい奴らをどうやっていれるのだ?かなりの数だが?」

「流石に一度に全員は無理よ、不自然過ぎるし負担も半端じゃないわ。たがら、少しずつね。それにゲーム内でどんなポジションをやりたいかは皆違うし、多く入れば入れるほど、最新のAIと言う誤魔化しにも無理がね?だから・・・」

「だから?」

続きを促す閻魔。

「だからまず、今回のβテストと同じく男女合わせて300だけいれることにしたのよ。それにプレイヤーのポジションでは今回はなしでね。あと、基本的に目立たないようにと、今回入る連中には念押ししておいたわ。」

「だが、それでは不満がでるだろう?特にあの二人には・・・」

「それは元々あの二人の為に骨を折ってたんだから、後から来て便乗とかしようとする奴らに文句は言わせないわ。文句言うなら出ていくなり、自分で他の人間と交渉するなりなんなりしなさいよ!大将、ビール、缶でもう一本、それにちくわ三つね。」

「あいよ。」

「お前もお前なりに苦労してるんだな。」


そう呟いた直後、何者かの転移の力を感じた。大将や女神の術の類ではない。


力を感じた方に振り向く閻魔。

やってきたのは、閻魔が見たことのない若い天使の少女の二人と、日本の神様たちではない神様グループ。

こちらは知っている。何時もこの時間帯に来る自分たち以上の常連の男女の神々12人組。

神を人と数えるのは正確ではないが、今は皆人間の格好になってる。自分と同じだ。服装は、彼らの唯一の共通の趣味、スポーツ観戦で、それぞれ自分が最も見てて面白いと思うスポーツ服、もしくはチームや選手その人の服を着てる。

それぞれ右、左の部屋の隅に転移して出てきた。


これから賑やかな時間になりそうだと閻魔が頭で考えてたら、少し離れた所にさらなる転移の力を感じた。この力と、力を感じた場所には覚えがある。俺の友達の妖精の女の子だ。

身体が小さい彼女は毎回屋上の定位置に転移してからここに来る。


だいぶ年の離れた彼女との会話は今日の女神との会話よりも楽しくなるだろう。

そんなことを考えていた閻魔は、さらに、この建物の正面玄関の辺りにまた、知らない転移の力を感じた。





こうして、この悪魔の趣味のおでん屋は、今日は満員御礼の日となり、営業終了時間の午前1時半まで客足は途絶えなかった。

この作品中の日本は人ならざる者たちにとっての楽園というお話。

あと、やはり、タイムアウトは、テンプレート使うとすると出ることが多いみたいだ、私の環境のせい?

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