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乙女の柔肌でぶちかまして  作者: いもたると


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6/14

結びの一番、横綱戦!勝負が決した決した瞬間、フラッシュは焚かれる。

 そして冒頭に戻る。


 今場所初日、結びの一番。


 私は現在の横綱であり、女子大相撲の人気力女、萌黄の締込みを着けた優勝候補、若泉関と対戦したが、上手出し投げで敗れてしまった。


 ゴロンと仰向けに転がされ、背中にべったりと土俵の土が付く。


 上手出し投げで転がされると、一瞬、股を開いた恰好で仰向けになる。

 そのタイミングで一斉にシャッターが切られ、フラッシュが焚かれる。


 あれはどういう意味なのだろう。


 こんな色気ゼロパーセントの私でも彼等の淫欲を刺激したのか、それとも純粋に勝利の瞬間を狙ったものか。


 カメラのピントが合っていたのは負けた私だったのかそれとも勝った若泉関か。


 こういう写真はネットに上げられたりするのだが、どんなコメントが付くのか想像出来るし、見る勇気もない。


 よくて陸に打ち上げられたアザラシだろう。

 単純に負けたこと以上に、そういう扱いをされるのが口惜しい。


 女子大相撲は恋愛を禁止していない。


 私に勝った若泉関は身長170センチ体重130キロだが、顔もなかなか整っていて、巡業先の地方に情夫がいるという。


 東京のホストクラブにも時々行く。


 歓声の声も一際大きい。


 世の中には太った女性が好きという男の人だっているのだから、女子大相撲の横綱がモテたって構わないだろうし、そうなってこそ発展に繋がると思うのだが、そこに私を結び付けることはちょっと想像が付かない。


 いずれにせよ、私は初日を落として黒星スタートとなった。


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