表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙女の柔肌でぶちかまして  作者: いもたると


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
4/14

全身の脂肪を震わせ、戦う乙女たち。トドの縄張り争いと、笑わば笑え。

 ここで少し私のことについて説明しておこう。


 現在身長156センチ、体重124キロの19歳。

 高校卒業と同時に角界に入門し、今年で2年目。

 あと2か月でハタチだ。


 1年間の幕下生活を経て、今年の春から幕内に上がった。

 本場所を3場所経験し、勝ち越し1度、負け越しが2度。

 幕内デビューから2場所連続で負け越してしまったが、先場所は勝ち星の方が一つ多かった。


 今場所で4場所目であり、何としてでも先場所に続いて勝ち越しを決めたいところだ。


 体型は子供の頃から太っていた。

 母親によると、赤ちゃんの頃から太っていたそうだ。

 要するに、自慢じゃないが生まれてこのかた痩せたことがない。


 今まで彼氏がいたことなどは一度もなく、人からかわいいなどという言葉を掛けてもらったことなども、おそらく赤ちゃんの頃はあっただろうと推測されるが、少なくとも私の記憶にはない。


 その代わりに人生を通じて人からデブ、デブと言われ続けた私は、高校1年生のときにインターネットの動画を見て女子大相撲の存在を知った。


 スマホの小さな画面には、裸同然の恰好で、汗まみれ土まみれになりながら戦う、巨漢の女の人の姿があった。


 まさに神の振り下ろした雷が、私の脳天を突き抜けた。


 とても男性の目を意識したものとは言えないが、女が純粋に力を求め合い、強さを求め合い、覇道のために汗水垂らす姿は美しく、この私の豊満の上に豊満を重ねた全身の脂肪を打ち震わせた。


 しかし、動画のコメントには、トドの縄張り争いと書いてあって、1000以上のいいねが付いていた。


 実際この女の人たちは、まわしの代わりにセクシーな下着を着けていたとしても、微塵も男を惹きつけないだろうな、と思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ