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ダンジョン講座

説明回です。

よろしくお願いします。


「それでは説明しよう」


 そう言って、俺はサクヤ相手に

 ダンジョンについての説明を始める。

 


 ダンジョンは約100年前から突如世界各地に現れた。

 様々なタイプがあり、一番多いのが石造りの迷宮型で

 次が自然がそのまま天然の迷宮になったタイプ。

 稀なものでは異界に直接繋るタイプや、

 入る度に形状を変えるタイプもある。

 世界中に点在していて、発生条件は特定されていない。

 ある日突然、そこにダンジョンの入口が現れる。

 関連していると考えられているのが、

 異世界からの転生者が現れるようになった件だ。

 転生者が現れるようになった時期に合わせて、

 ダンジョンが出現するようになった事から

 関連性が高いと思われているが証明はなされてない。


「つまり、この場所は謎多き場所ということじゃな」


 俺は頷き、続けて説明する。


 ダンジョンの特性にダンジョンマスターの存在がある。

 マスターはダンジョンの支配者で、

ある程度好きに迷宮内を変えることが出来る。

 これは、既存のダンジョンマスターを倒して

自分自身がマスターになった転生者が実際に証明している。

 つまり、ダンジョンマスターを倒せば

そのダンジョンの支配権を奪えるという事だ。

 そして、ダンジョン運営は儲かる。

 やり方にもよるが一度支配権を手に入れれば、

難易度も調整出来るのでアトラクション的に

入場料を取って、一般にも解放しているダンジョンもある。

 日本では一度マスターになると権利が保障されるので

あまり、血なまぐさい事は表沙汰にはならないが、

海外ではダンジョンの利権を巡って紛争などもあるようだ。


「つまり、妾が敗れれば、

 倒した者がここの支配者になるのじゃな」


 もちろん、そんな状況には絶対させない。

 そもそもが封印区画で転生者が深層まで到達できなかった

ダンジョンなので元もとの難易度も高いのもあるが

念には念を入れてでダンジョンを強化は必須だ。


 そのためにダンジョン管理についても確認する。

 ダンジョンを管理する為にはダンジョンコアを介するのが

一般的らしい、これに関してはマスター達が情報を余り

公開していない事が理由だ、もしかしたらダンジョンごとで

管理システムが違うのかもしれない。

 なのでサクヤに確認しないといけない。


「サクヤ、絶対に俺が守るから

 知っていることを教えてほしい」


「珍しく旦那さまの目が真剣なのじゃ」


「いや、珍しいは余計だから」


 定番になりつつあるやり取りを消化し改めて尋ねる。


「サクヤ、このフロアに特殊な場所がないか?」


「特殊な場所かは分からぬが、

 この奥に隠し部屋があるのじゃ」


「それだ!!」


 俺はそこがダンジョンコアの場所だと予測した。

読んでいただきありがとうございます。

少しでも楽しめましたら。


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宜しくお願いします。

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