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虚実世界と私達etc.  作者: 代理人涼子
終わりの12月下旬
13/16

始まり、始まり_12/24昼

バスもヒドいし

回りもヒドい。

まだまだ、12月24日が

終わらない。

リュックを前にかけて

バスの背もたれにゆったり

座り込む。

荷物は持ち込むことにしたのは

何か仕込まれるのを恐れてだ。


何かあってからでは遅いのだ。


街から離れたバスは森を通る。

森林浴にぴったりの街近の森で

野生動物がチラホラしてるが

今、バスは揺れる。

酔い止めを飲んでも

気持ち悪いのは道が悪い。


道路が無いのだ。

いや、道路らしき道はあるけど

土で剥き出し、

現代文明の欠片が無い。

アスファルトやコンクリートで

塗装されてない道路が

こんな、街から

近い所にあってたまるか。


〔間違ってます!!〕


沖彝様が

悲鳴のように脳内で響く文字に

私は、目眩を覚えた。

怒りか憤りか分からないが

泣きながら、

目を見開いて恐ろしい。

とは言っても、

脳内の映像なので

まだ、マイルドだと勝手に信じる。


【確かに、な。

移動は稲荷神社間でしたし、

街の外に出てないから

知らなかった情報だ。

ちっ、想定外過ぎるだろ】


ユウキの顔は怖く

眉間に皺を寄せ

眼を細めより鋭さが増す。

脳内で皆さんが輪になって

会議をし出した。

私を護るタリスやキラキラちゃんも

存在がギャグのうり助も

稲荷神社所属の沖彝様も

良き隣人である幽霊ユウキと

真っ白さん、イツキ、菊理と菊良もだ。


_後、私も居ますが

これはこれでどう致しますが?_


私の右脳さんと自称する

セルフと名付けたもう一人の私が

私に話しかける。


『五体満足、

私はお正月を過ごせることを

考えよう』


_確かに、自身の無事を願うなら

それがよろしいですね_


まだまだ、話しかけられるが

酔い止めを飲んだのに

気持ち悪いので

セルフからの話を

詳しく読み取れなく

私の脳内で会議する

ユウキ達、オカルト組の

文字も読めずに

私はバスの床を眺める。


時折、バスが大きなモノを

轢く、挽き摺る、

打つかる等の音がして

寝れそうに無い。


〔うり助!〕


同時にリュックが動いた。

反射的にリュックを

顎と両手で抱えて、拘束する。

普段から存在ギャグのうり助が

動いたらしい。


〔ぼぉくぅぅうはぁぁぁ、

うり助!〕


チャックを閉めてるので

勝手に

物が出てくることは無かった。

それでも、

リュックの中身が動いてる

感覚がある。


〔ぼくー!〕


うり助の文字が流れて

心が悲鳴を上げそうだ。

何をしておるのだ。

訳が分からないよ。


「大丈夫ですか」


顔を横に向けて彼女を見る。

ツインテールで

制服姿の女の子だ。

懐かしき学生鞄と

ローファーを履いるが

その装備で大丈夫ですか?

ん??

私がガチ勢過ぎて

ヤバい人に見えるだけかな??


「大丈夫、です」


全然大丈夫ではないですが

バスも森も敵地なので

油断が出来ない。

私は、素人ぞ。

素人の警戒は

警戒になってないけど。


「そうですか。分かりした。

・・・あたしもお金があれば

装備を調えたのに、羨ましいです」


「装備を調えるのも大変ですから、

その辺は貯金と相談ですね」


・・・・・。

家で大人しくしたら

どうですか???

死ぬの?

死にたくて

探索者の応募したのか??


「間もなく、試験会場で御座います」


バスガイドらしき人が

柔やかに笑みを浮かべてる。

私からしたら

憎たらしい笑顔と胡散臭さがする。

そもそもで

移動としか聞いてないけど。

試験会場へ移動するとは

聞いてないけど。

プッシューと言う機械音と共に

バスが停車した。


「私が降りてから順に降りろ」


神父服の講師が指示を出し

真っ先に降りていく。

顔は真っ正面を向いているため

横顔しか分からないが、

何というかですね。


『格好良さが高くないか??

確か、

クトゥルフ系TRPGの

ステータス、

綺麗さ数値が高いのって

人外が多いですよね??』


確かそのはず。

あ、私、詰みました?

続けて降りてく

探索者候補達を見送りながら

気が付いてしまった。


【すぐに気づけよ。

アホかお前】


心の中で声をかけたら

幽霊ユウキが応えてくれたが、

アホと言われた。

仕方ないね!


『あー!思い出した。

何処かでって思ったけど

メテオライトと

別件の吐いた奴と同じ感覚だわ。

メテオライトのオーラ熱と

吐いた事もある

負のオーラの合わせだ!』


うん。

メテオライトは隕鉄で宇宙由来。

吐いた奴は

裸石カット済のままで展示されて

購入してから

帰宅後に開封して触ったら

吐いた奴。

水で浄化したら

吐く事は、なかったけど

マジで体調不良なるので

私のオカルト体質は弱いのだ。


【対策したら平気なのを

弱いとか言わないからな。

で、そんな事を忘れてた?】


ユウキが発言したら

脳内チャットのスタンプが

流れてくる。

タリス、キラキラちゃん、

スズ、うり助、

ユウキ、真っ白、イツキ、

菊理、菊良、沖彝様の

オカルト組が私を見ている。


『ユウキ。

オカルト能力は

生活の役に立たないし

お金の種にもならないから

忘れやすいでしょ』


_私の事も忘れますし失礼です_


私の右脳さんで

絶対の味方の一人である

セルフが真っ先に注意してくる。

毎回すいません。


【あー、お前ってそう言う

効率重視の面があった】


頭を抱えるように

額に手を押し付け低く唸る

幽霊ユウキに

バスの中で

前に抱えてたリュックを

背負い直してから

外へ出ようとバスの出入口を見た。


其処には


「恨めしい。

お前が恨めしいぃぃぃいい!!」


と、団体の黒いモヤが

神父服の講師を襲う姿があった。


【アホじゃね?】


ユウキが発言する。

神父服の講師は拳を構える。


〔アホですね〕


沖彝様も同文。

神父服の講師は

黒いモヤに対し

殴る蹴るの暴行を加える。


【不意打ちしろよ。

真っ正面とかムリだろ】


真っ白さんにも言われる。

黒いモヤは離散した。


その様子を

バス内外から

スマホで撮影する馬鹿が多数。

そして、干からびたモノがいた。

多分だが

先に降りた探索者候補だろう。

数人は吐いていた。

私は、どうも現実だと

理解が出来てないようで

何も感じない。みたいだ。


それでも私は、

この状況に正しく恐怖した。


多数の探索者候補は

ソレを眺めてから

何事なく、雑談をしだした。

神父服の講師も同様に

何事もなく

回りを警戒しだした。


私の正気は

何所まで持つかを考え、

赤黒く、煤だらけの

装甲バスから降りて思うのだった。

神父服の男を知ってしまった、

私は無事に

お正月を迎えれるのでしょうか。

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