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虚実世界と私達etc.  作者: 代理人涼子
終わりの12月下旬
12/16

淡色のログ_12/24昼

苦しい苦しい。

平穏社会を

覚えてる私は、

少数で迫害される側。

それは、分かる。

空を見るために向けてた顔を

正面に向けて

今ある現実を直視する。

プロテクターの重さに

頭の奥が痛くなる。

真っ黒に塗り潰され

動揺が息に出て

口から吐く空気が小刻みに揺れる。


【コレでも軽い。

我慢しろ】


隣人の幽霊ユウキに断言された。

脳内に言葉が流れる。

呼吸が楽になった。

ユウキは、

現実でも

声も出せるようになったのに

変わらずの会話法に安堵してしまう。

命を守るモノだから

重いのも仕方ない。

分かってる。

分かってるが重いモノは重い。


【アサルトライフルの銃剣で、

ナイフは先端だけが両刃の

俺の知ってる

従来日本規制ギリギリの品。

ん?変な金属を使ってるな】


かなり昔生まれの

自称侍☆ダゼで

自称ミリタリーマニアで

銃に詳しい

幽霊の真っ白さんが言い切る。

鉱石特有のってあるよね。

オカルト住民は

気配感じる系ですよねー。

思い出したが

私は、手をかざさないと

分からないです。


〔あー、コレだと

少量の隕鉄ですかね?

後、銀も入ってるような〕


沖彝様も会話に入る。

隕鉄は小さくても

中々の力を持ってて

火みたいに熱くて圧がある。

・・・まさか、

対神話生物ナイフとか?


【儀式用を流用?

だとしても、

金属比率を公開して欲しい】


其処まで頭が回るとは

真っ白さんも凄い。


【待て待て、調べたくても

俺等が動いてバレたらヤバい。

ネット越しで調べるのが

安全だと思われ】


いつものことだけど

安全最優先するユウキに

少しだけ呆れる。

私も安全第一で

ヒトの事は言えない。

あ、幽霊って

電波も通り道として

機能してました。


【対策されたらヤバいよな】


真っ白さんがふむふむ、

と、

異種族の会話が進んでいく。

ここまで来て

幽霊組イツキと双子の発言が

無いのが気になる。


【ねぇ、その対策が

エルダーサインだったら

大半の手段が潰されたりは?】


ホロスコープが

本体の精霊タリスが

眉を寄せながら言う。

前にエルダーサイン入りの

ペンダントトップを作ろうとして

全員から没多数で

却下をくらった話を思い出す。


【それの効果を考慮したら

憑依してからのアレコレも

潰されかねないぞ!?】


ユウキは叫ぶように発言する。

言葉と混乱困惑が

一気に脳内に駆けては

圧迫を感じる。

クトゥルフ系TRPGの動画を

見てるため

効果を即思い出す。

エルダーサインは、

オカルト方面にも効くので

かなり、ヤバくね?

オカルト生態の全員は

射程範囲内では???


【国会とか、その対策されてね?

組合組織で入れないって

言ってた奴が居た】


思い出したように

口にするヤバ真実。

真っ白さんの所属組織は

複数の流派、派閥が

多数所属して形成されている

組合系組織だ。

目的は日本を護るだから、

そりゃー、

国会にも顔出しますわな。


〔はぁ!?

マジで言ってやがりますか!?〕


なぜか、沖彝様が慌てる。

ヤバみ全開で、泣け、そう。

・・・・。

エルダーサインがある場所は

私が調査する事になりそうだ。


【あーあー、情報量多過ぎだ。

まずは置いとこ。

涼の無事が先だ、

まずはこっち優先だった!】


【ほんそれ、ほんそれ】


・・・・・・・・・・。

・・・・・・・。


【お前が、現実逃避して、

何になる!

死ぬか?死ぬのか?

マジでやめろ】


『あ、はい。

私の代わりも居ないし

ユウキか真っ白さんの

所属組織で

代わってくれそうな人居る?』


あのね。

思考拒否されるのよ。

頭が考えが

黒く塗り潰されるの。


【居ても俺から拒否だ。

お前は生き残れる芽はあるから!】


『タリスに処される覚悟があるの?』


いつものユウキでも

即答で拒否する質問だ。

例え、非常事態でも変わらない。


【ある。

今回、お前が死んだら

タリスは

俺達、幽霊組の全員を

処しても良いぞ】


【分かったわ】


え?


『待って、双子は抜いて』


拒否する前提で考えてたのに

なぜ、そうなった。

幽霊で双子と自称する

幼い女の子の菊理、菊良。

もち、私命名だが、

え?巻き込むの?


【駄目だ。込みにする】


反対意見は無いのかよ!?

え?え!はぁ!?

全員、頷いてるので

意見一致してるのか!

マジ?


机の上にある紙を読んでも

死の危険を匂わせる字面があり

今の私に現実だと告げる。


『なんで』


【お前が命を賭けるなら

こっちも同等の賭けをするだけだ。

言い出しっぺは俺だぞ。

取れる責任は取る】


私は、ユウキの口車に乗ってるが

衝動に任せて行動してるし、

あんまり、ヒトの事は言えない。


『勝算は?』


思案の気配を感じた。


【も「全員、決まったな」


扉が、閉まる音が響く。

こちら側の誰が

不機嫌になり

神父服の男を

睨んでる、気がする。


『あ、脳内チャットって

人狼ゲームの秘密会話じゃね?』


【黙れ】


あ、はい。

自身の悪癖は

しなくては駄目な事を

後回しにして

他の事をする事だ。

なーんか、分からんけど

進みと出来が良いのよ。


「では、私に着いてくるように。

ここからは探索研修だ」


そう言って、

外へ向かう神父服の男。

各々、荷物を持ち

席を立っていく。

私も同じように荷物を持って

席を立つ。


【おい、涼子。

こっそり装備を調えろ】


ユウキの声を聞いて

反射的に脳内で返事をする。


『タリス達の本体と

ユウキ達の仮宿を

身に着ければ良いの?』


察した私は

鞄に手を入れて小物入れを

複数取り出して確認する。


ユウキ達の

仮に宿る物、略して仮宿である

お手製の平編みブレスを

入れ物から出して付けて

タリスの本体の

ホロスコープも

黒いメッシュの小物入れから

出して首からかけて

ペンダントとして身に着ける。

そして、

キラキラの本体である

お手製のホロスコープに付いてる

デザインカンから

伸びるチェーンの先にある

ブローチピンを

コートのポケット中に付けて

外れないようにする。


そして、


購入した物品は

既に身に着けてるが、

銃剣をどう運ぶのだろうか?

背負い紐があるので良いですが

短剣は

何処に直すべきだろうか??


【ほいほい。両肩から先を借りるぜ】


真っ白さんの発言で

察してしまう自分が嫌になる。

軍人さんに取り憑いて

銃の取り扱いを軍人さん目線で

観察も出来るし

体の動かし方も勉強してると

なりますと、そう言う事ですね。


『いいよー。

体の完全乗っ取りと

私という魂を追い出しは

厳禁だからね。

後、体の完全乗っ取りは

私の生命の危機に

関しての行動は許可します』


完全乗っ取りした際は

女の体の面倒さと

付随する属性を

たっぷりと聞かせましょう。

私という魂が追い出されたら

無理ですが、

その時は脳がお仕事を

してくれることに期待しよう!


【分かった。

だけどな、許可するなよ。

俺等はその辺弁えてるけど

他の幽霊に許可をするなよ!】


『しませんよ。

普通に考えて

信頼がある相手にしか

出来ないでしょ』


私が歩き

私の意思とは関係なく

腕は勝手に動き

銃に付いたナイフを外す。

当たり前だが

刃は鞘に収められており、

そのまま

赤いリュックの前ポケに入れる。


役所の外に出たら

装甲車を長くした

ゴッツいバスが、目の前にあった。

タイヤも装甲もゴッツいです。


『あのさ。

私、車酔いをするのですか』


【はい、絶望】


ユウキ・・・・・・・。

・・・・・・・。


【思考停止するな!

何回も言いたくない】


『あ、うん。ごめん。

目の前の現実が夢のようで、

受け入れ拒否し出してる』


正直、思考が途切れ途切れに

なってるからヤバい。

思考停止は命を危険に晒すのも

分かるし、

背負ってる武器の重さで

更に思考が途切れる。


「薬はいかがですかー?」


来たときに無かった屋台があり

酔い止めや包帯等の

応急処置器具が揃っていた。

酔い止めのパッケージ裏を見た。


『ゲルゲノム酸って

聞き覚えある?』


全員が首を横に振り

知らないと、

仕草で返事をするので

脳内チャット内の会話が無い。

メッセージアプリ、

ネインのスタンプ返信のみでの

会話みたいだ。

次の酔い止め薬を見る。


『えっと、次の酔い止めは

見るからに普通、かな???』


少なくても

ゲルゲノム酸は入ってない。

パッケージ裏を確認してから

取り合えず、

飲料水と栄養錠剤、

酔い止め薬を購入する。


他の人も一通りの薬を購入ようだ。


トートバックを持つ人も多く

私のように

リュックを背負ってる人も居るが

紐が長いしリュックが小さい。

余り長いと腰に重心がいって

腰痛になる率が高くなるし

小さいと持ち運べる量も少ないし

装備はそれで大丈夫か??


【何度も繰り返すが

危機感、薄くね?

マジ、馬鹿じゃね???】


ユウキに言われる時点で

既に摘んでる人が

ゴロゴロ居る、ように感じます。


私は、最後にナッツと塩を買い

バスに乗り込んだ。

もう、引き返す事は出来ない。

ねぇ、こんな、成分を

私は知らない。

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