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第11話 合流

今日は2話投稿です。

 今まで一番多くの儲けを持って帰り、元はカルロスも泊まっていた宿に帰還した。顔を合わせづらいと思っていたが、すでに部屋に荷物は無く、カルロスはどこか別の宿に移動していた。

 狭い部屋が少し広くなってしまい、寥々(りょうりょう)たる思いが胸によぎってしまった。若干うるさいと思っていた部屋の主も居なくなり、温度や騒がしさが下がってしまった。


 「カルロス、大丈夫かな……?」


 二つある二段ベッドの一つで横になっているアルベルトが、少しさびしそうな声でそう呟いた。一階にあおむけになり、ベッドの天井を見つめている。いつもカルロスが寝ていた場所だ。


 「……寝る」


 勇人は何か口を開きかけたが、自分からカルロスの脱退を言い出した以上、後ろ髪を引くような事は言えない。勇人は掛布団を引っ張って、アルベルトに背を向けた。強引に目を瞑り、思考を振り払おうと必死になっていた。


 「……おやすみ」


 アルの言葉に勇人は反応を示さなかった。


 

 ◇



 何なんだよ。俺が何か悪いことしたか? いや、確かにみんなのいう事聞かなかったけどさ。何も追い出さなくなった良いだろ。チッ。クソ。何だ。俺か? 俺が悪いのか?カルロスは道端に落ちている石を蹴りながら、当てもなく彷徨う。石は思いの方向に飛ばず、どこか変な場所に行ってしまった。


 「……んだよ」


 石すら自分のいう事を聞かず、自分しか仲間がいない。あぁぁ。ダメだ。おれか。でもよ。こんなとこに来て、自分のやりたい事をやんないのはさ、損じゃないか? や、やりたい事って言ったって、俺は先陣切って突っ込んで、敵を倒そうとしただけだ。そこに変な気持ちは無い。無い筈なのに。


 「ちげぇよな……」


 嘘ついたわ。嘘。だってアリアの事俺まじで好きだったんだわ。あぁ、無事に終わったらコイツと一緒に生きてぇ、って思った。んでよぉ、こっちでは俺だって健康な訳だよ。はしゃぐだろ? はしゃぐよ。俺はさ、動けなかったんだからさ。筋委縮症? ふざけんなっツーの。俺はメジャーリーガーになりたかったのに。なんでいっつもテレビでしか野球が見れないんだ。ふざけんなよ。


 「あぁ、そう言うのじゃなくって……」


 でさ、俺はそこにアリアが居て欲しいと思っただけで。メジャーリーガーの妻?、みたいな夢をさ、この2週間見てたわけだよ。良いだろ? 別にさ。そこは良いって言ってくれよ。俺だってかなり恥ずかしいぜ。こんなのアリアに言える訳もなく、もちろんアルベルトにだって言ってない。


 カルロスは前まで泊まっていた宿屋に入り、オッチャンに20ノール渡すと勝手に部屋の中に入って寝っころがった。鎧はつけっぱなしだ。それくらい、許せ。


 「くっそ……」


 こんな事なら好きだって言っとくんだった。結局アメリカ人って言う情報しかねぇ。あぁ、あいつはどんな人生で、どんだけ辛かったんだろうか。俺と同じくらいか、俺以上か。少なくとも楽な人生じゃあない。ここに居る奴なんて糞みたいな人生の奴ばっかだ。俺はそう思ってる。俺だってそうだし。別に最初から筋委縮症じゃなかった。いつからだったか力が入りにくいと思ったら、これだ。マジで紙なんて居ないと思った。いや、あの髭のオヤジいたからいるんだけどさ。あいつは役に立たねぇ。治すなら全員治せよ。掛かった分だけ寿命取るってアホじゃねェの? 子供好きとか言いながら殺しにかかってる。でも、やり直すチャンスがあるだけ、まだましだ。


 「アリア……」


 何で死んじまったんだ。何で……。嘘つくなよ、俺。俺のせいだ。俺が守らなかった。あのでかいゴブリンにビビっちまったんだ。だっせぇ。そんで好きな人が死ぬなんて相当な間抜けだ。クソ。超最悪。最低だ。最も低いと書いて最低だ。底辺だ。そこに這いつくばってる。あぁぁ、アリアに合わせる顔がねぇ。それでも俺だけは死にたくないなんて思ってる。くそ。ファック。死ねよ。何で生きてんだ。どうすんだよ。これからよ。ユウとアルも居なくなっちまったし。何が戦士だ。この糞脳筋。明日からどうしよう。あぁ、謝ろうかな。でも、これでノコノコ戻るとかできる訳無い。流石にそれはプライドが許さないだろ。いや、でも。俺一人でゴブリン殺せんのか? 今日だってあいつらの援護があって倒せたわけで。俺一人で突っ込んで、このイライラをぶつけても歯が立たなかった。はぁ。もう死のうかな。ホブゴブリンのとこ行くか。『剛剣』叩き込んで、逃げよう。死にたくはないし。金はあるからもう少しは生きれるな。アリアの仇だ。俺が悪いんだが。俺のせいだが。俺だけのせいだが。


 「死ね」


 そう言って鎧を着たままカルロスは目を瞑った。



 ◇



 次の日も勇人達はゴブリンの集落辺りで狩りをしていた。3体以上のゴブリンを見かければ、即刻逃げて、2匹以下なら狩りに行く。そんな事を何時間も続けていると、つい昨日喧嘩別れした馬鹿が走ってこっちに来た。


 「ゲッ……!」


 「ゲッ、じゃないだろ! 何だ後ろの奴らは!?」


 カルロスがこっちに来ていると思えば、乱入者はまだ居た。

 しかもあれ、ホブゴブリンじゃね? そうじゃね? そうだよね? でっけ。あぁ、でっけ。デカいなぁ。大人ゴブリンも一体引き連れてのご登場だ。しかもそいつの装備かなり良い。金属鎧を着て、無骨な剣だが良品を携えている。ホブゴブリンも鎖帷子に兜、籠手に脚当ても何でもやって完全に防備居ている。あれを傷つけるには真正面からやるか、鎧の隙間を狙うしかない。それか腕位だな。

 二体かぁ。逃げるの無理だよなぁ。かなり早いし。あいつらに背を向けるなんて絶対したくない。


 『七節』だ。


 こういう時のための技術だろ。

 勇人は弓を構えて、熟練度が上がっている攻撃を繰り出していく。七つの構えを取ると、大人ゴブリンに向かって矢を放った。

 突然の闖入者(ちんにゅうしゃ)の攻撃に、ゴブリンは反応できず頭を貫かれて死亡した。


 「ユウトさん、すごい!」


 ニーナが手放しに褒めてくれたが、自分でもかなり驚いている。次同じ事やれと言われても不可能だ。それくらい今のは運が良かった。これでホブゴブリン一匹だけだ。もしかしたら倒せるかも。そんな希望は即効無くなった。


 「ゲェェェエェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!」


 あまりの咆哮に全員の体が縮み上がり、体が硬直する。走って逃げるカルロスでさえ、その足が止まってしまった。そしてホブゴブリンは持っていた剣でカルロスの剣を深々と切り裂いた。


 「あぁぁああ……!!」


 「カルロス!!」


 アルベルトが名を叫び、追撃を掛けようとしているホブゴブリンに向かって行った。

 ダガーを逆手に持って振り下ろされる剣に全力で抗おうとした。しかし、


 「なっ……!?」


 一撃でダガーが粉砕され、アルベルトの攻撃方法が無くなってしまった。剣は振り抜かれず、何とか持ちこたえた。アルベルトは砕けたダガーの一部をホブゴブリンに放り投げると、その隙に血にまみれて倒れ伏すカルロスを引きずる。しかし鎧を着ているカルロスは重くて、一人では動かせない様子だ。


 「クソ……!!」


 目の前で振り上げられる剣を目の前に、抵抗できずアルベルトが悲壮交じりの声を呻く。

 ゴウッと分厚い剣が二人に振り下ろされる直前に、勇人が割って入った。


 「ウオラァァア!!」


 両手で握られた短剣を左腰構えから振り上げた。トップスピードで繰り出された短剣とホブゴブリンの剣はその結果を見るまでも無く、ゴブリンの勝ちではあったが、剣を逸らして後ろに居るカルロスとアルベルトにだけは被害が出るのを防いだ。


 「ディアナ、手伝ってやれ!!」


 「は、ハイ!!」


 ディアナは目の前のホブゴブリンに呆然としていたが、その言葉を聞いてアルベルトと協力してカルロスを運び出した。こうなれば不本意だが、時間を稼ぐしかない。倒す必要は無い。倒す必要は無い。回避。回避特化。クソ、『地体統一』があれば地面を転がりまくって、避けたのに。あれ高いらしいから無理か。


 「ハァァッァ!!」


 レイラも覚悟を決めたか、錫杖を振り回す。勇人とレイラが協力して、自分達より大きいホブゴブリンの攻撃を潰していく。2人で間断なく攻撃して、反撃の隙を潰す。狙いは顔だけ。他は二人では鎧や鎖帷子で攻撃が通らない。もう、訳も分からなくなるまで顔を攻撃しているとホブゴブリンも反撃を開始した。


 わざと腕の籠手で攻撃を防いで、あたかも地を這うように剣が下段から勇人に襲い掛かる。


 「ぬおおぉお!!」


 勇人は右手で短剣を全力で掴み、左手を峰に添えて剣の衝撃を待つ。ガキッと鉄が鉄に食い込み、嫌な音が勇人に耳に飛び込んできた。

 

 「がぁ……!!」


 加速された剣は止まることなく、剣を叩き折りそのまま逆袈裟切りで勇人を切り裂いた。剣先での攻撃で掠ったに等しいが、皮鎧を引き裂いたその威力は無視できない。胸に灼熱の鉄を当てられたかのような痛みを与えられ、勇人は握っていた剣を離した。

 衝撃で吹き飛ばされ、地面を二転三転するとゴブリンが追撃を掛けようと、走ってきた。


 やべぇ。死ぬ。これはいかん。早く立て。まて。転がるか。どうする。あれ。やばい。目の前。死ぬ。クソ。あれ? どうするんだっけ? 避ける。避けるんだ。あぁ、やばい。剣が目の前に。遅い。でも、動けない。何でだよ。早く動いて。もうあと一瞬もあれば振り抜かれて死んじゃうよ。ベーチェット病を治すはずだったのに。目が。見えなくなるのはもう嫌だ。こんな世界を見て、あのくらい世界に戻るなんて考えられない。残酷だ。これは拷問だ。死にたくない。俺は生きたい。


 「リース・ディ・タップ・ブイオ!!」


 ホブゴブリンの踏み出した足に『瞬きの静止(ストップ)』が直撃した。硬直した脚では地面を正確に踏む事が出来ずに、ホブゴブリンは地面に思いっきり転倒した。


 「ゲア……!??」


 顔面から柔らかい落ち葉の群れに突っ込んで、束の間ホブゴブリンは完全に停止していた。

 やばい。超カッコいい。ホレそう。いや、惚れた。死ぬかと思った。女神だ。闇魔法だけど。闇女神だ。かっけぇ。真横に化け物いる。早く逃げないと。まだ勝てない。こいつはこの辺じゃ別格だ。今生きている方が意味分からん。

 勇人は怪我を無視して、というより死の淵に立ってそんな事が関係なくなり、即座に立ち上がり逃げ出す。


 「逃げるぞ!!」


 置き土産に倒れているホブゴブリンの腕に、矢を突き刺して逃走を開始した。腕の裏側は籠手で覆われておらず、ぎりぎり刺す事が出来た。流石に全部を覆う装備はこんな辺鄙な場所には無いようだ。

 アホが。喰らえよ、マジ。アホアホアホあはおはおはお。何言ってんだか。今度は額のど真ん中射抜いてやる。

 ホブゴブリンが立ち上がろうとした瞬間にも、ニーナは『瞬きの静止(ストップ)』を撃ち、ホブゴブリンが立ち上がるのを阻止する。

 勇人が矢を撃とうとしたが、怪我の具合が悪く痛みを我慢して走るのが精一杯だった。

 後ろを振り返るとこちらを睨み、その場で立っているホブゴブリンが居た。ここ最近ゴブリンばっかり倒しているから分かる。あの顔は、


 「マジ切れだな」


 今度会う時は命がなさそうだ。

 勇人達は止まらず人間の領域まで戻った。



 ◇



 戻るや否やレイラの回復魔法で全員を治療した。特にカルロスの背中の傷は酷く、かなりの回数を余儀なくされたが、大事なかった。勇人の傷を治す時にはもう魔力切れ一歩手前まで行ってしまい、ギリギリの状態ではあった。

 目を閉じていたカルロスも目をさまし、これから何と言おうかと思っていたら、あっちから口を開いた。


 「いや、なんだ、あれだ、悪かったな。うん、まぁ、な。ちょっとは悪いって思ってたり?、するし。でもよぉ、ちんたらやってたら誰かがあのゴブリンぶっ殺しちまうかもしれねぇだろ。俺は復讐したかったし、今のままじゃダメだと思ってたんだよ。……だからよぉ」


 カルロスはうつむき加減にそう言って、バツが悪そうにしている。

 そしてカルロスは何か言おうとしたが、それを勇人が遮った。


 「じゃあ、そう言えよ。言わなかったら思っていないと同じなんだよ。違うかよ」


 視線を上げて勇人を見ると、またカルロスは地面を見てしまう。勇人の言っている事にも一理あるのが分かっているのだ。


 「ん、まぁ、そうだよな。すまん。でもよ……」


 「でもよ、じゃなくて」


 「……悪かった」


 「……はぁ、まぁいいわ。俺だってやり過ぎたと思ったし。お前の考えは分かったし。あれだろ。あいつ殺すんだろ?」


 「……あぁ」


 「みんなはそれで良いの?」


 と言いながらも、勇人のほかは最初からやる気だと思いだし、予想通りの返事が返ってきた。これで喧嘩にもならない言い争いが終わり、カルロスも復帰した。一日にも満たなかったな。何か恥ずかしいわ。


 すると、カルロスが真面目な顔になって大切な事を言い始めた。


 「俺よ、たぶんだけど。生き返る条件分かっちまったんだよな。ホブゴブリンと戦っているときに」


 カルロスは単身ホブゴブリンに挑んだが、あえなく破れ敗走していた。その最中何か気づいたのことだった。


 「生きるっていうのはよ、――って事なんじゃねェかな?」


 衝撃的なその言葉に、誰も反論できなかった。

 あとは意志を持って行動を示すだけだった。



 ◇



 ホブゴブリンの存在はやはり挑戦者にとってかなりの脅威となり得る。勇人達は考えを改め、あの集落の近くに移動する事を諦めた。違う集落の情報を集め、そこへとアタックする。幸いにしてそこにはホブゴブリンはおらず、ゴブリンの数に注意すれば負ける事は無かった。

 金も順調に稼ぎ、時間はかかったがギルドに行って1週間の訓練を受けて、新しいスキルを習った。

 お金の問題で一人ひとつだったり、二つだったりするが、強力なスキル達だ。


 カルロスが一体のゴブリンと打ち合っている。剣同士をぶつけ合い、反撃の糸口を探り遂にその時が来た。


 「ここだぁぁ!!」


 カルロスは上段からまっすぐ振り下ろされた剣を受け流し、円を描くようにお返しとばかりに上段から剣をゴブリンに叩き込んだ。切れ味の低いそのバスターソードは斬るというよりも、叩くという印象が大きい。


 『返剣』だ。

 単純だが相手の攻撃を見切り、その攻撃をそのまま返すカウンター技。愚直に真っ直ぐ突き進むカルロスが選んだとは思えない、地味な技だ。しかし効果は絶大。体勢を崩したゴブリンに『返剣』を防御する方法は無く、一撃で沈んだ。


 向こうではディアナが一体のゴブリン抑え込み、こちらもどうにかこうにか防いでいる。そして詠唱無しで魔法が発動し、ディアナの剣がまばゆい光で包み込まれた。


 「ゲェ!??」


 直視すらし難いその光に目の前のゴブリンは手をかざしてしまい、その隙をついてディアナは剣を叩き込んだ。


 「えい!!」


 『光の太刀』。

 名前はカッコいいが、ただの光る剣だ。光に効果は無いし、唯の目くらまし技。でも知らない相手には突然の事で何が何だか分からないだろう。

 

 あっという間に2体のゴブリンが倒れ伏してしまい、ゴブリン達の意識がカルロスとディアナに向いた瞬間、敵の背後に移動していたアルベルトが一体のゴブリンに絡みついた。


 「僕を忘れないでよ」


 『蛇絡み』。

 あたかも蛇が獲物に絡みつくかの如く、敵に絡みつき関節を極める技。とは言え関節を破壊するほど習熟はしていない。それは『腕折』や『脚折』の領分だ。絡みついたアルベルトは顎下に新調したダガーを突きこんだ。何度も差し入れするとゴブリンは糸が切れて、地面へとゆっくりと崩れ落ちた。


 劣勢を見た最後のゴブリンが逃げ出そうとしたが、ニーナはそれを許さない。


 「リース・ディ・ノル・ブイオ!」

 

 『黒い暗幕(ブラック・カーテン)』。

 敵に着弾する事で自動的に相手の目元を黒い霧が覆い隠す。この間約3秒。レジストをされるが、一瞬は確実に相手の視界を防ぐ事が出来る優れものだ。


 黒球がゴブリンの背中に着弾すると、球は形態変化してゴブリンの目を覆い隠した。突如ブラックアウトした視界に気が動転したゴブリンはその場で大暴れするが、そんなものでは『黒い暗幕(ブラック・カーテン)』は破れない。


 勇人は駆け出しまずは背中に一太刀いれた。これも新調した短剣だ。勇人は二つスキルを覚えたので、もうお金が無い。超ギリギリ。


 「ギィ……!」


 背中を深々と切られたゴブリンは剣を引き抜き、何とか反撃しようとしたが、それは勇人の短剣が許さない。


 「もういっちょ!」


 『断ち風』。

 返し技。一撃入れた後、すぐさま手首を返して2撃目を入れる追撃用の技。『腹裂き』とのコンボを考えてこれを覚えた。あとは『地獄耳』で周囲のゴブリンの観察だ。


 背中を十字に斬られたゴブリンは立っている事が出来ず、地面に這いつくばる。止めを刺そうとした勇人だったが、大声を上げながら走って来るカルロスに道を譲る他無かった。


 「ドラァ!」


 バスターソードの重さに任せた一撃は、ゴブリンの首を一刀両断した。

 ゴロンと転がる首は気持ち悪い物がある。


 「っぶねーな!」


 「これで良いだろ!? 4体も行けるぜ!?」


 そう。勇人達は4体のゴブリンと戦う事が出来る。そしてレイラは温存しているので、5対も行ける可能性もある。そして4体倒せるなら、カルロスと約束していた事がある。


 「ホブゴブリンをぶっ殺す」

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