イエズス会
1534年8月15日、ロヨラ、ザビエル、ファーヴルとシモン・ロドリゲス、ディエゴ・ライネス、ニコラス・ボバディリャ、アルフォンソ・サルメロンの7人が、モンマルトルの聖堂において神に生涯を捧げるという誓いを立てた。これが「モンマルトルの誓い」であり、イエズス会の創立である。
この時のミサは、当時唯一司祭となっていたファーヴルが執り行った。
こうして、イエズス会が創立され、ザビエルは創設メンバーの一人となった。
この時点で、日本に布教しに行くまで、あと15年。未来を知っているのは自分だけだが、あえて知らないふりをしながら過ごすとする。
しかし、その時を無事に迎えられたとして、その時点で残りの寿命が、あと3年しかないというのも、複雑な気持ちになる。
その時に、寿命が尽きたとして、また死に戻りか?またハビエル城からやり直しなのか?
イエズス会が誕生した経緯をまとめてみた。
キリスト教には、カトリックと、プロテスタントという、2つの宗派があるらしい。
同じキリスト教なのに、何が違うんだ。
仏教なら、浄土宗、浄土真宗、真言宗とか、日蓮宗とか、そういう違いか。
俺は宗教には詳しくなかったので、そういうことはよく分からなかったが、16世紀のヨーロッパで、宗教改革というものが行われ、プロテスタントが広まっていった、というような話は、社会科の授業で習ったような記憶がある。
とはいっても、世界史の授業は、俺らにとってはほとんど寝る時間で、そのたびにセンコーのチョークが飛んできていたのを覚えている。
要するに、昔からあるのがカトリックで、
この頃の時代に新しくできたのがプロテスタントというやつで、昔からのカトリックの教えを守ろう、ということで、イエズス会というのはできたんだそうだ。
しかし、一番の目的は、やはり日本を含めて東方への布教活動を行い、キリスト教を東洋に広めることに他ならないだろう。
あとは、ポルトガルのジョアン3世の命を受けて、日本に旅立つのを待つだけか。
いや、まだまだ時間はある。その間に、
スペイン、ポルトガルの食文化と、西洋の馬車についての知識、教養を身につけないとな。
ザビエルとして生きる中で、特にスペイン、ポルトガルの料理や、西洋の馬車の構造などには、かなり詳しくなったつもりだ。
特に、西洋の馬車は、世界中の国々で馬車が走っていた中で、日本ではようやく明治時代に走り始め、しかもようやく普及し始めたかな、という頃になって、今度は馬が引かなくても走る自動車が普及するようになって、結局、西洋の馬車が日本の公道を走った期間は僅かな間でしかなかったという史実がある。
だから、もっと早い時代から、日本の馬車が普及していたら、という実験も兼ねてということだ。




